NO団体名主な企画内容
9 NPO法人 暮らし・つながる森里川海(神奈川県) 「自然探偵団が行く」
生き物の名前を知らなくても構わない。自然の中に一歩踏み込み、自然の素晴らしさを体感しよう。キーワードは「見る、聞く、触る、かぐ、味わう」。地域の川、池、里山へ繰り出し、故郷の自然を丸ごと五感を使って捉える体験。

速報レポート13 自然探偵団が行く 平塚新港の魚を調べる

実施日:2020年9月19日
参加者:子ども17、大人24、講師1、スタッフ5、合計47人

 森と海はつながるをコンセプトに環境保全活動に取り組んでいる。
 この日は故郷の海の自然を知ろうと平塚新港のお魚調べを実施した。
 平塚市漁協協同組合の伏黒さんから定置網漁のことを学んだ。
二艘の漁船が夜1時に漁に出て3時頃帰港する。残念なことに水揚げされたお魚の大部分が豊洲や小田原に出荷され、地元にはほとんど出回らない。そんなことで、平塚の漁業のことや海のことを知らない市民が多い。
 スタッフと1家族が後から来る子どもたちに定置網で獲れるお魚を見せるため、朝の3時に漁港に行った。この日はマサバやゴマサバ、タチウオなどが大漁であった。ハダカイワシやネンブツダイなどの小魚もゲットできた。
 午後から、みんなが集まり、港内のお魚調べを実施した。水位が高くなる満潮時でないと網が水面に届かないこと、満ちて来る時に流れ藻が魚を連れ、港に入って来るからである。ほとんどの子が初体験であった。落ちると危ないのでライフジャケットを付けて実施した。次々に網の中に小魚が捕獲された。
 定置網漁の魚も含めると、50種近くの水生生物が捕獲できた。
クイズ形式でお魚の名前を調べた。アイゴやハオコゼなど、刺させると危険な生き物も捕まった。みんなに教えた。
 夜はライトで水中を照らし、集まって来る生き物を観察した。ゴンズイの群(ゴンズイ玉という)やアンドンクラゲ、ヤガラなどが集まり、みんなを魅了した。
 現代の子どもたちは飽きると疲れたというが、そんな言葉は一つも聞こえてこない。
じーっと水中を見つめている。暮らしの近くにこんなに素晴らしい自然があることを知った。大満足の一日となった。


#二艘の漁船から次々に魚が水揚げされる。この日はサバが豊漁であった。スタッフの目線は雑魚。面白そうな魚ばかりを集める。

平塚市漁業協同組合の伏黒さんから定置網漁のことなどを教えてもらった。大部分が豊洲や小田原に出荷され、地元にはあまり出回らない。

定置網で獲れたお魚のことを学んだ。ツバクロエイやバラムツ、ホシフグなど見たことのない生き物がいっぱい捕獲できた。クイズ形式で実施した。


岸壁から網で生き物を捕獲する。水位が高くなる満潮時でないと網が届かない。潮が満ちてくると流れ藻が港内に入って来る。藻の下には多くの生き物が付いている。チャンス到来だ。魚採りの前に、危険な生き物のことをみんなに伝えた。クラゲなど刺されると危険だ。落ちると危ないのでライフジャケットを付けて実施した。そうそう、採った生き物は海に返すことも伝えた。

この日もハオコゼ(写真)やアイゴなど、刺されると危険な生き物が捕まった。

ライトで水中を照らすと、いろいろな生き物が集まって来た。ヤガラやゴンズイの群れ、アンドンクラゲなどに魅了された。水中観察は子どもたちを魅きつける。



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