NO団体名主な企画内容
9 NPO法人 暮らし・つながる森里川海(神奈川県) 「自然探偵団が行く」
生き物の名前を知らなくても構わない。自然の中に一歩踏み込み、自然の素晴らしさを体感しよう。キーワードは「見る、聞く、触る、かぐ、味わう」。地域の川、池、里山へ繰り出し、故郷の自然を丸ごと五感を使って捉える体験。

速報レポート7 暮らしの近くのワイルドライフ 馬入水辺の楽校ナイトウオーク

実施日:2020年8月15日
参加者:子ども33、大人33、スタッフ5、講師1 合計72人

 あたりが薄暗くなると、ウシガエルの声がボウッ、ボウッと不気味に響き、コウモリが空を飛び交います。馬入水辺の楽校は夜になると雰囲気が一変し野生の世界になります。この日の催しには親子連れ66人が参加、ワクワク、ドキドキ満載の夜の自然観察を堪能しました。

●夜は友達
暗くなる前に楽校内を散策しました。夜は友達というネイチャーゲームを楽しみました。心を鎮め、自然の音に耳を傾けました。リーダーの指示に従うよう安全管理を徹底しました。

●セミの声が虫の声に変わります
あたりが薄暗くなるとツバメが何羽も集まって来ました。その数の多さにみんなびっくり。
「たくさんいる」と驚いています。近くの葦原にねぐらがあるのでしょう。
ふと気がつくと、さっきまで騒がしく鳴いていた蝉の声が止まり、虫の鳴き声に変わりました。夜の観察のスタートです。

●コウモリの声を聞く
コウモリの出す超音波を音声に変える「バットディテクター」を空に向けるとビッ、ビッ、ビッと音が鳴り出します。ふと見上げるとカエル池の上をアブラコウモリが何匹も飛び交っています。代わり番こに機器を空に向け、コウモリの存在を確認しました。みんな興奮気味。コウモリがグント身近な存在になりました。

●セミの羽化
クルミの森で地面から出て来たアブラゼミを見つけました。木に這い上っています。抜け殻は見ていても穴から出るセミを見た子は少なく、大騒ぎとなりました。

●ライトトラップに興奮
本日のメインディッシュはライトトラップ。布地を光で照らすとたくさんの昆虫が集まって来ます。アオドウガネなど、コガネムシの仲間があたりを飛び交います。ミンミンゼミがジッジ、ジッジと鳴きながら飛び込んで来ます。もうみんな大興奮。カブトムシやクワガタムシの飛来を期待しましたがこちらは残念。でもみんな大満足、忘れられない経験になったようです。

●夜咲く花を堪能
カラスウリの花が咲いています。白くて幻想的です。初めて見た子がほとんどです。スズメガなどが蜜を吸いに来ることを教えてもらいました。

●マツムシの大合唱に送られて
17時集合で20時解散。あっという間の3時間、濃密な時間を過ごすことができました。翌日、父兄から電話をいただきました。「とっても楽しかった」と。
生き物たちとの触れ合いを深めることができたのは何よりでした。
新型コロナウイルスによる閉塞感の反動でしょうか、ここのところの催しは参加者多数。
三密にならないよう、マスク着用、検温の実施など、神経を使いますが、コロナに負けずに今後も頑張ります。


ワクワクドキドキが満載のナイトウオーキング。カエル池の上をコウモリが飛び交い、ゴイサギが不気味な声でグワッと鳴く。暮らしの近くの冒険体験の始まりだ。

アブラゼミの幼虫が地面から出て来た。抜け殻は見ていても、脱皮直前のセミを見たことのある子は少ない。

気を登るアブラゼミ。ちびっこの目が集まる。


カラスウリの花が怪しく開く。スズメガの仲間が蜜を吸いに来ると教えてもらう。自然の不思議に目を奪われる。

ライトトラップにたくさんの昆虫が集まる。ジジッと鳴きながらセミが飛び込んで来た。大騒ぎとなる。忘れられない体験になったようだ。



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