NO団体名主な企画内容
15 国立市立国立第七小学校(東京都) 「校長先生と身近な自然体験チャレンジGO!」
低学年は地域めぐりを通して自然に親しみながら動植物と関わり、興味・関心を高める活動を行い、中・高学年は河岸にて自ら研究テーマを設定し、動植物の調べ学習を行って発表する活動などを行う。

速報レポート2 2年生の活動

活動日  4月18日(金)
参加児童 2年生66名

 自然体験というと、山や海に行かないとその目的が達成されないと思われる傾向がありますが、実際にそうでしょうか。季節を知らせてくれる光の輝きや風の動き・空気の流れ、土や草のにおいなど、自然の織りなす様々な営みに五感を研ぎ澄ませ触れ合うことも自然体験に通じると思います。また、身近な生き物の生活の様子をじっくりと眺め、周りの環境との関連性について思いを巡らすことも、大切な自然体験であると考えています。

 今回は、2年生66名と近くのレンゲ畑に行き、2年生の教科である生活科の学習活動を行ってきました。生活科の目標として、自分と身近な動物や植物などの自然とのかかわりに関心をもち,自然のすばらしさに気付き,自然を大切にしたり,自分たちの遊びや生活を工夫したりすることができるようにするとなっています。また、生活科の学習内容としては、身近な自然を利用したり,身近にある物を使ったりなどして,遊びや遊びに使う物を工夫してつくり,その面白さや自然の不思議さに気付き,みんなで遊びを楽しむことができるようにするとあります。
 そこで、春の田んぼに行き、レンゲ畑でたくさん遊ぶことにしました。まず、スズメノテッポウを使っての笛作り。始めはなかなか上手にすぐには音がでませんでしたが、何度かやっていると、そのコツもつかんだようであちこちでピーピーと音を鳴らすことができました。スズメテッポウでは難しいので、丸い葉っぱを採集し、くちびるに当てるだけで音を出す子がして、それもまねして草笛を楽しむことができました。また、タンポポの花の茎を小さく取り、タンポポ笛を鳴らす子もいて、子ども達は、身近な植物を用いて音を出す遊びを行い、自然と触れ合う活動を楽しむことができました。子どもの周りには、様々な自然物があり、それを遊びに用いてきたという文化も受け継いでいくことも大切なことだと実感しました。
 また、その場所は辺り一面にレンゲが咲き乱れており、いくらでも採集が可能です。そこで、子ども達は、レンゲの花束を作ったり、レンゲの王冠づくりにもチャレンジしました。さらに、様々な形や色の花をたくさん採集し、ミニブーケ作りも楽しんでいました。さらに、ホトケノザの花を摘んでは、その花筒の下を吸っては、そのかすかな甘さも体験できたようです。ともかく春の一時、あたたかな陽ざしの中、やわらなか風を受け、土や草のにおいをかぎながら、思い切り田んぼを飛び跳ねることができたことは、子ども達にとって有意義な時間であったと考えます。
 このように子ども達は、自分の体を使い五感を通して、自然と触れ合いながら遊び、
 貴重な自然体験ができたと思います。今後も、地域の特性を生かして、自然教材についての事前研究や用意をしっかりしておき、子ども達に様々な自然体験をさせていきたいと考えています。







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■別年度のレポート
2015年度 校長先生と身近な自然体験チャレンジGO3(スリー)! 実施レポート
2013年度 国立市立国立第七小学校「みんなで自然体験推進レッツ・ゴー!」 実施レポート

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