NO団体名主な企画内容
15 国立市立国立第七小学校(東京都) 「校長先生と身近な自然体験チャレンジGO!」
低学年は地域めぐりを通して自然に親しみながら動植物と関わり、興味・関心を高める活動を行い、中・高学年は河岸にて自ら研究テーマを設定し、動植物の調べ学習を行って発表する活動などを行う。

速報レポート3 4年生の活動

活動日:5月16日(金)
参加児童:4年生60名

 自然体験というと、土曜日・日曜日、夏期休業中などを利用して、保護者や地域の方々の協力を得て、様々な体験活動を行うことが多くあります。しかし、本校では、学校教育課程において、通常の授業時間の中に自然体験をより多く取り入れているところに特徴があります。前回、前々回は、それぞれ理科・生活科などの時間に実践してきました。今回の4年生の活動では、総合的な学習の時間での工夫や実践、授業の様子を報告します。
 総合的な学習のねらいは、地域や学校、児童の実態等に応じ、児童の興味・関心等に基づく学習などを教科等の枠を超え探究的な教育活動を行うことです。本校では、地域や学校の特色に応じて、児童自らが課題を設定することを目標に、ここ数年、多摩川支流である矢川を中心に学習を行い、そこに見られる動植物などを調べたり、地域や環境についての学習を進めてきました。そこで、この学習では、様々な自然体験を通し、体験活動や動植物の観察を積極的に取り入れるように工夫を重ねてきました。
 当日を迎える前に、プレ学習として地域の自然愛好家のOさんの話を聞く座学から始めました。これまでにも学校とタイアップして様々な活動の援助を頂いておりますが、児童は、いろいろなお話を聞きながら、自分のやってみたいこと、調べて見たいこと、考えてみたいことを記す作業から始めました。そして、それに伴い自らの仮テーマを決定していきます。これはあくまでも仮テーマであり、今後の活動の流れで、変更したり付け足したり幅を持たせることにしました。
 そして、いよいよ現地へ出発。まず、多摩川の流れにより作られた河岸段丘の様子を自分の目でよくみました。ハケと呼ばれる部分があり、それに従い森林が形成されていて、独特な景観をしっかりと目で確認しました。また、矢川とハケ下から流れる清流(おんだしと地域では呼ばれている)と府中用水(多摩川からの引き込み水路)の3カ所の水温を温度計で計りました。もちろんその前には気温も測定しておきました。今後、3カ所と気温との関係などを少しずつ学んでいきます。
 次に、児童のより多くの自然を自分の体で体験してもらおうと、ハケ周辺の樹木についての葉っぱウオッチングゲームを行いました。このゲームは、10種程の樹木の葉をB4版にコピーしたものを用意しておきます。児童は、それを見ながら、様々な葉っぱの特徴を捉えながら、指定された樹木の名前を当てるというものです。
 さらに、矢川周辺には多くの魚や昆虫などが見られるので、それを観察しスケッチする活動も行いました。もちろん、スケッチだけでなく、実際に網で捕獲するわけですが、魚取りの方法がよくわからない児童が多いので、校長先生秘伝の魚取り教室も実施しました。
 今回は、第一回目ということで、自分の調べたいものを大まかに見ることから始めるようにしました。実際に目の前にあるものを採集したり、五感を活用して生き物と触れ合う活動をたくさん取り入れるように工夫しました。今後数回矢川での実地観察をもとにして、それぞれのテーマに従い調べ学習を進めていき、3学期の「七小フェスタ」(生活科・総合学習の発表会)に向けて活動を展開していきます。







速報レポート1
速報レポート2 2年生の活動
速報レポート3 4年生の活動
速報レポート4 6年生の活動
速報レポート5 6年生の活動
速報レポート6 1年生の活動
速報レポート7 全校児童の活動
速報レポート8 全校児童の活動
速報レポート9 5年生の活動
速報レポート10 全校児童の活動
速報レポート11 3年生の活動
速報レポート12 4年生の活動
速報レポート13 全校児童の活動

■別年度のレポート
2015年度 校長先生と身近な自然体験チャレンジGO3(スリー)! 実施レポート
2013年度 国立市立国立第七小学校「みんなで自然体験推進レッツ・ゴー!」 実施レポート

プログラム検索に戻る