NO団体名主な企画内容
11 Telacoya旅する小学校(神奈川県) 「海から学ぶ 日本という島のこと 暮らしのこと 経済のこと 世界のこと」
「漁師さんに学ぶ」ことと並行して、実際に「海に出て学ぶ」活動を行う。シーカヤックで毎週海に出て、目で見て、耳で聞いて、身体で体験して、心で感じてこそ、子どもたちの自然体験が「学び」として確かなものになることを実践する企画。

速報レポート11 海の着衣泳を通して自分の身を守ること

活動日: 2023年 6月 16日( 金 )
活動場所: 葉山 諏訪海岸湾内
参加人数: 小中学生 11  人 / 大人   人 / 指導者 3  人 / 合計 14  人
活動内容

日頃から海で活動している旅小の子どもたちと、着衣泳を通して、海で自分の命を守るための
方法を考えました。

まずは、「海で溺れている人を見つけたらどうするか?」について考えました。
すると、すぐに周りの大人に声をかける!と子どもたちから反応がありました。
自分だけでなく、周りの人の力も借りる大切さをきちんと理解していました。

その後は、118番を待っている間に浮くものを探して、溺れている人に届くように投げるという
ことを実践してみました。

浮きそうな物(リュック、ecoバック、少し水が入ったボトル、ビーチサンダルなど)を用意し、チームで相談して決めたものを投げてもらいました。



実際に投げてみたら思うように届かなかったり、風で流されて投げたい方向のほうに行かなかったり。。

回数を重ねていくと、ボトルに水を入れたりなど、少し重さがある物が遠くまで投げられることに気付くことができました。

実践後に、子どもたちに、溺れた人を見つけたときは?と問うと、すぐに、「周りの大人に声をかける!」「118番に連絡する!」「浮くものを探す!」と答えられるようになっていました。

次は、「自分が溺れたときどうするか?」について考えます。
まず、服を着たまま一人の子が海に入り、その子がどのような状態になるかみんなで観察。
すると、立ったままの状態でいるとすぐに溺れていき、仰向けになり背浮きの状態になると
長い時間浮かぶことができるため、呼吸がしやすくなることに気付いていました。

背浮きが大切だと分かった子どもたちは、一人ずつチャレンジ!




実際にやってみると、「思うように身体を動かせない!」「水着のときより深く溺れるから焦る!」などといった反応がありました。また、意外と靴が浮くということにも気付けました。
服を着たまま海に飛び込むことに勇気を持てずにいた低学年も、高学年が励ます声掛けをしてくれたこともあり、最後は自分でやると決めて着衣泳に挑戦することができました。

今回、海での着衣泳を通して、海は楽しい面だけでなく、一瞬で命を落とす危険な面もあることを子どもたちは再確認出来たと思います。そして、日頃から自分で正しい判断をする力をもつことが大切になると学んだと思います。






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