NO団体名主な企画内容
25 飯島町立飯島中学校 3年1組(長野県) 「1組の、1組による、1組のための「燻草(臭)活動」~炭焼き体験を通して~」
総合学習の時間で本格的な炭窯を作りあげ、炭を作り、その炭を使い、野外炊飯などを行う。1年生から継続的に行ってきた炭の活動をさらにレベルアップし、中学3年間の集大成とした自然体験企画。

活動レポート8 「窯出し」

日時  8月24日(金)5,6時間目
場所  長野県上伊那郡飯島町  アグリネーチャー
参加者 飯島中学校3年1組30名 担任1名 
活動内容

 窯からの炭の取り出し

どうなったか?

 なかなか窯に火が入らず、結局、夜暗い中で懐中電灯を灯しながら窯を閉じた日から2週間が経ちました。大きな窯で焼くのが初めてで、しっかり焼けているのか、生焼けなのか、全く予想もつかないかなり不安な気持ちでの窯出しとなりました。


窯口付近の土をスコップで掘ります。窯口を塞いでいたブロックをいよいよどかしてみます。


ドキドキしながら中をのぞいてみるとこんな感じ。窯口からでは奥の方までは様子がわからず、成功か失敗かまだわかりません。


そこで、ある生徒が窯に潜り込む。「なんか、奥の方は焼けてない!!」という叫び声が。とりあえず、窯口近くの炭を出してみることに。

窯口の近くや窯の上部からはよく焼けている炭が出てきました。螺旋状に切った竹も崩れることなく焼けました。



缶に入れて焼いたスズカケや蝉の抜け殻、毛虫までも、見事な炭の状態になって出てきました。笹の葉のリースは今にも崩れそうです。




ところが!!窯の下の方にあって生焼けだった竹がなんとかびている!!どこから湿気が入ったのかも全くわからず・・・。当然原因もわからず・・・。そして窯の奥半分近くは焼けていない状態。生焼けだった物は「リタ~ン」と言いながら窯の中に戻す生徒たち。また、次の機会に(いつになるかは未定)火入れをしてみることにしました。

しっかり焼けている炭、生焼けだけど形がしっかりしていて、磨けば商品になりそうな炭などに分別し、

最終的に、しっかり焼けた炭は段ボール二つ半ほど。あとは、見た目が真っ黒でも「重み」と「てかり」があり、中までしっかりと火が通っていない物となりました。残りはまだ窯の中です。


窯に入って炭を取り出していた生徒は、体中がこんなに真っ黒に!!

これから、この取り出した炭を使って文化祭準備が始まります。

~生徒の生活記録より~

今日は、5,6時間目にアグリネーチャーに行きました。夏休みの炭焼き合宿で焼いてきた竹炭をついに拝む日が来ました!あれだけ大きな窯で焼いたのは初めてだったので、上手く焼けているかとてもハラハラしました。でもそんな期待はむなしく、生焼けがぽんぽんとたくさん出てきて驚きました。でも、焼けている竹はとても立派でした。大きな窯で焼いたから、とても大きな炭が収穫できたり、有益な物もたくさんありました。今度はそれでどんな商品を作っていくかです。今年の清龍祭も繁盛させたいです。

今日は総合でアグリネーチャーに行きました。夏休み中に焼いた炭を取り出しました。どんな風になっているのか心配だったのですが、形になって出てきて良かったです。でも、生焼けのものが多くて、しっかり焼けたのは少なかったです。カビとかも生えていたりしました。スズカケとかもきれいに焼けたし、虫とか
もきれいにできていてすごかったです。生焼けの炭だってまだ何かに使えるし、まだ奥にもあるので、それに期待したいなと思います。楽しみです。

今日、アグリネーチャーに行って休み中に焼いた炭を出しました。窯の中は白い海でとてもビックリしました。カビです。それでもとてもきれいな炭もあってまぁまぁという感じでした。半生の炭もあったので、焼けたらまた焼きたいです。そんな中、○○君、○○君、○○君が窯の中に入って必死
に炭を外に出してくれました。真っ黒になるまでよく働いていました。焼いた炭を商品にして、関わってくれた人たちにしっかり恩返しがしたいです。



活動レポート(1) 「壊れた炭窯の解体」
活動レポート(2) 「竹取物語」
活動レポート(3) 「始動!本格炭窯作り」
活動レポート(4) 「すみにおけない炭新聞」
活動レポート(5) 「炭窯仕上げ」と「窯詰め第一弾」
活動レポート(6) 「窯詰め後半」
活動レポート7 「炭焼き合宿」
活動レポート8 「窯出し」
活動レポート9 「話し合い、商品作り」
活動レポート10 「商品作り、本格始動」
活動レポート11 「文化祭での炭の発表・展示・販売」
活動レポート12 「栄中学校への募金」
活動レポート13 「2度目の火入れ」
活動レポート14 「2度目の窯出し」
活動レポート15 「栄中からのお礼状」
活動レポート16 「夢の実現」

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