NO団体名主な企画内容
36 尼崎市立南武庫之荘中学校(動植物介在教育研究会)(兵庫県) 「尼崎の海と大地をつなぎ命の環境を学ぶ自然体験(尼崎の海への恩返し)」
尼崎の海でワカメを栽培し、ワカメや付着している貝類で堆肥を作り、堆肥で菜の花を栽培。菜種を搾油し、菜種油で調理し、調理で利用した油をバイオディーゼル燃料に精製して車の燃料にする。かたちは変わっても命はつながり続ける「命の循環」を、生徒たちに体感させる環境教育。

速報レポート12

日時 :9月26日(土)8:00~17:00
参加者:43人(尼崎市立南武庫之荘中学校 尼崎市立成良中学校 尼崎市立園田東中学校 尼崎市立若草中学校 宝塚市在住の小学生 和歌山市在住の小学生)
活動場所:和歌山県和歌山市城ヶ崎海岸 和歌浦漁港
活動内容

①磯の生き物観察  ②和歌山の海の学習 

活動の概要

自然海岸の残る和歌山の海やその海から受けている恵みについて知り、今後の尼崎の海の環境改善に生かすことを目的に、生活している地域や世代を超えて、子どもたちが磯の生き物観察や和歌山の海に詳しい専門家や漁師さんから学ぶ自然体験活動を実施しました。

①磯の生き物観察
 和歌山市の城ヶ崎海岸で、和歌山県環境学習アドバイザー、(財)日本自然保護協会自然観察指導員、自然体験活動(CONE)リーダー、(社)日本ネイチャーゲーム協会リーダー、和歌山県立自然博物館学芸員の協力を得て、潮の引  いた磯で生き物観察をしました。尼崎の海とは全く違う環境の中で、たくさんの生き物を発見しました。

















【見つけた生き物】
ウニ ラベカ ヤツデヒトデ アメフラシ チチブ エビカメノテ ヤドカリ スジエビモドキ オオギガニ フジツボ ミヤコウミウシ など

②和歌山の海の学習
 和歌浦漁港で地元の漁師さんや和歌山県立自然博物館の楫先生から海の生き物の習性や生物多様性の意味についてとてもわかりやすく説明していただきました。シラス漁をしている横田さんからは漁の仕方やシラスの加工について教えていただき、作業場を見学させていただきました。とれたてのシラスを使った「どんぶり」や「かき揚げ」「お吸い物」をみんなでおいしくいただきました。自ずと海の恵みに感謝する事ができる時間を過ごすことができました。









活動のまとめ

今回の活動に参加した尼崎の中学生30人を対象にアンケートを行った(複数回答可)結果を紹介します。

●今回の活動の感想

  • 楽しかった(28人)
  • 以前より海を好きになった(28人)
  • 以前より海に興味がわいた(21人)
  • 以前より海へ行きたくなった(25人)
  • 以前より海の環境が気になる(28人)

●和歌山の海の「良い」ところ
1位 生き物がいっぱいいる(24人)
2位 魚がおいしい(23人)
3位 波の音がする(13人)
4位 海で泳げる(14人)
   自然がある風景(14人)
5位 魚が釣れる(13人)
6位 海で遊べる(10人)
きれいな水の色(10人)
7位 自然を守る人がいる(9人)
   不思議がたくさんある(9人)

●尼崎の海にあれば良いなと思うこと
1位 きれいな水の色(18人)
   魚がおいしい(18)
2位 生き物がいっぱいいる(15人)
   海の環境を守る人がいる(15人)
   海辺で遊べる(15人)
3位 良いにおい(14人)
   魚が釣れる(14人)
   海で泳げる(14人)
   自然がある風景(14任)
4位 波の音がする(9人)
   レジャーを楽しめる(9人)
   人がいて賑やか(9人)

●尼崎の海をよくするために自分はどのようなことをするか? 

  • ゴミを捨てない
  • 様々な環境改善の活動に参加する
  • 生活排水について考えて生活する
  • 人と海がどうなれば良いか考える
  • 自分たちの活動を知ってもらってたくさんの人と活動する

 今回の活動に参加した生徒のほとんどが、和歌山の豊かな海の環境を高く評価し、尼崎の海の環境改善に対する思いを高めることができました。
 美しい風景、初めて見る生き物、波の音、潮の香り、水の冷たさ、生き物の触感、海の恵みの味わいなど五感を使って体験したことによって、自然と命の繋がりを大切にしようとする心を育んでくれたと思います。



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速報レポート2
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速報レポート4 ヒマワリの水やりと手入れ
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速報レポート11
速報レポート12
速報レポート13 ヒマワリの種の収穫
速報レポート14 活動発表とポスター展示 活動交流会 
速報レポート15

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