速報レポート7 「通学合宿で、黒砂糖風味のデザートを作りました!」日時 9月14日(水)~9月16日(金)
今回の活動の目的
場所 郡浦地区市民館 参加人数 4年生3人 5年生8人 6年生10人 行政職員3人 区長13人 補導員2人 高齢者学級2人 民生委員1人 学校職員6人 消防団6名 食生活改善推進員2人 ボランティア(メディカルカレッジ青照館)4名 PTA会長等応援者10人 計70人 活動全体のねらい 2泊3日の共同生活をしながら通学する。(宿泊に関しては、子どもは全員、大人は数名が宿泊する。) この活動は、平成17年度に始まってから12年目になった。始まった当初は、どのような進め方をするのか、地域の教育力をどのように活用するのかなど、社会教育を推進する教育行政のメンバーも、地域の中心になる方々も知恵を絞った。今では、青海小学校の校区である郡浦(こうのうら)地区と大岳(おおたけ)地区の二つの地区が役割を分担して、地域住民の理解により、実施できるようになった。昨年は大岳地区が担当したので、今年は郡浦地区が担当するというふうに、隔年ごとに通学合宿の中心的な役割を担う地域が、交代しながらこの取組を継続している。つまり、子どもたちを支援する区長や消防団などのメンバーについては、今年は郡浦地区から出るということである。 自分が食事するときの「はし」は自分で作る。 ナイフよりも、竹を動かした方が削れるよ。 マイ「はし」の完成です。これでいただきます。 自分が食事をするための、食べるための「はし」を自分で作らなければならない。竹を小さく割った材料は、地域の方が山から切り出してきた。子どもたちは材料を手にし、ナイフを動かす。大人は安全のための指導を行ったら、後はできるだけ子どもに任せる。子どもたちは自分で考えて、ナイフを使う。ちょっと危なっかしい。間違えたら指や手を切るだろう。しかし、自分で生きるための作業を行う。子どもから尋ねられれば教えるという感じで、大人も自分の「はし」作りを行う。この「はし」作りの作業の説明が、そのまま通学合宿の精神の説明になると考える。 黒砂糖はこうすると、さくさく切れますよ。 ほんとだ。力を少し入れながら、押すように切ります。 切るというより、感じとしては削るだね。 「先生これでいいですか?」「はい、とてもいいですね。」 あちらでも、こちらでも、黒砂糖の準備が進みます。 「これを黒砂糖と混ぜて冷やすのよ。」 さわやかな黒砂糖の冷菓が完成した。冷蔵庫で冷やして、みんなで食べた。今年12月にサトウキビを収穫して、黒砂糖作りを行うが、その前に黒砂糖を用いたお菓子を作り、みんなで食べることができたので、関係者全員で喜んだ。12月10日(土)と12月11日(日)の二日間を振り替えて、サトウキビビの収穫から黒砂糖作りまで、全校児童、保護者、地域の方々と行う作業が楽しみである。 食べることは大切です。 掃除も大切です。 勉強も大切です。 通学合宿の最後には、一人一人に通学合宿の修了証が渡される。また、一人一人の感想発表もある。楽しく、そして、たくさんの思い出と、今後につながる学びを得た通学合宿も終わろうとしている。 2泊3日、力を合わせてがんばった人! 一人一人に修了証を渡します。 応援してくださった皆様、ありがとうございました。 最後に、閉校式で「あいさつ、思いやり、決まりを守る、感謝の心、責任を果たす」の「5つの取組目標」に迫ることができたか確認があった。子どもたち一人一人が自分の言動を振り返っていた。修了証は郡浦区長会長から渡された。そして、どの子も感想の発表が見事だった。 閉校式で、子どもたちに、「もし、今夜も泊まれるなら泊まりたい人?」と話をしたら、ほとんどの子どもが笑顔で「はい」と手を挙げた。感想発表では、通学合宿に参加してよかったという内容ばかりだった。〈5年生児童の感想〉 やはり、人と人とのつながりの中で生かされている自分たちであり、自分自身であることを自覚できたことに尽きるのではなかろうか。一例が「はし」作りである。自分で作った「はし」でご飯を食べることで、これまで当たり前だったことに変化が生じる。もったいないとか、ちゃんとしなければとか、日常の中で、軽んじていたり、見過ごしていたりすることに気がつく。自分たちが誰かのお陰で生活ができ、快適な環境を与えてもらっていることに対する感謝の心が湧いてくる。 速報レポート1 「晴天の中、サトウキビ畑の草取り実施」 速報レポート2 「豪雨の予報だったが、サトウキビ畑の草取り決行!」 速報レポート3 「今のサトウキビ、どうなってるのかな?」 速報レポート4 「朝6時集合!子ども・保護者、全員で除草に取り組みました。」 速報レポート5 「心で感じる、サトウキビの葉っぱの音楽」 速報レポート6 「サトウキビ畑の中で五感を磨く詩作活動」 速報レポート7 「通学合宿で、黒砂糖風味のデザートを作りました!」 速報レポート8 「サトウキビの葉っぱで遊ぼう」 速報レポート9 「地域の大先輩から学ぶ伝統のすばらしさ」 速報レポート10 「名人から青海の黒砂糖作りの歴史を学ぼう!」 速報レポート11 「生き物となかよし(虫をさがそう~虫とさよなら)」 速報レポート12 サトウキビ畑で色のアーティスト 速報レポート13 「郡浦神社の祭りでサトウキビの御輿(みこし)をかつぎました!」 速報レポート14 「黒砂糖でおかしを作ろう」 速報レポート15 「黒砂糖作りに向けて、黒砂糖製造所で学びました!」 プログラム検索に戻る |