NO団体名主な企画内容
47 宇城市立青海小学校(熊本県) 「ふるさとを愛し、豊かな心を育む体験活動 〜サトウキビ栽培から黒砂糖作りまでの全過程の取組を通して〜」
教育目標である、「ふるさとを愛し、夢に向かって頑張る子どもの育成」を目指した総合学習。ふるさとの産業の歴史や伝統文化について語れることができるように、30年前から続いている活動である。

速報レポート8 「サトウキビの葉っぱで遊ぼう」

日時   9月21日(水)14:15~15:00
場所 サトウキビ畑、足洗い場 
参加人数 2年生 13人 学校職員1人 
今回の活動の目的

  • さとうきびの葉っぱで遊ぶ
  • 体験学習による自然理解
  • 温かい仲間づくり

活動内容

サトウキビの葉っぱを使って遊ぶものを作る。
生活科の授業として、サトウキビの葉っぱを使って遊ぶものを作って遊ぶ。前回サトウキビ畑に行ったときに、「サトウキビの葉っぱは茅に似ている」という児童の言葉から、サトウキビの葉っぱで紙を切ることができるか確かめる。その後、葉っぱで笹舟を作って水に浮かべて遊ぶ。

活動の流れ

 生活科の時間に、2年生全員でサトウキビ畑に行った。大きくなったサトウキビの葉っぱを1枚ずつ切って持ち、葉っぱの縁を使って、用紙が切れるか試した。茅でけがをしたことのある子どもは、茅の縁で皮膚を引くように切った経験から、用紙にサトウキビの縁を当てて引いていた。しかし、サトウキビの葉っぱの方が柔らかく、紙を切ることはできなかった。サトウキビの葉っぱの縁は触ってみると、ぎざぎざしているので、のこぎりのように動かしたらどうかと教師がやってみると少しだけ紙を切ることができた。子どもたちにはこの動きは少し難しいようだった。


紙が切れるかな?

こうやって切ってみたらどうかな

その後、学校に帰って、さとうきびの葉っぱの先の方を切って、笹舟作りをした。笹の葉と違って、さとうきびの葉っぱは真ん中に硬い葉脈があり、折り曲げるとぽっきり折れてしまった。そこでできるだけ柔らかい葉の先の方を使って笹舟を作っていた。作り方を知らない子は、知っている子に作り方を教えてもらって作っていた。笹の葉だと、折り曲げた葉を3等分になるように切り込みを入れ、両端を交差するように差し込んで船の先端を組むことができるが、さとうきびの葉っぱは差し込んでも外れやすかった。作り方を知っている子は、知らない子にていねいに教えていた。
できあがった笹舟は、足洗い場に水をためて浮かべて遊んだ。笹の葉のようにうまく葉がかみ合わなかったが、水に浮かんだので、歓声を上げていた。


素敵な船が、並んでいます!

「すーい、すい」と進みます。

ここはこうして、たたんで、折り曲げて。


見てください。船ができました。

○得たもの
サトウキビの葉っぱをじっくりと見て、触って、どのような葉であるかを確かめることができた。サトウキビの葉っぱは、茅(かや)に似ているが、茅ほど鋭くはないことがわかった。しかし、縁のぎざぎざのところではけがをする可能性はあるので、けがをしないように注意しなければならないことをみんなで確認した。また、併せて服装についても、作業をするときにどのような服装がよいかを考えることができた。
細長い葉っぱから、笹舟あそびを思いついたが、笹の葉とは少し葉の形や固さが違うので、うまく作ることは難しかった。しかし、水に浮く船はできた。身の回りのいろいろな葉っぱを使って遊ぶことができた。その遊びを通して、友達と教えあったり、手伝ったりすることで、協力することの大切さについて学ぶことができた。



速報レポート1 「晴天の中、サトウキビ畑の草取り実施」
速報レポート2 「豪雨の予報だったが、サトウキビ畑の草取り決行!」
速報レポート3 「今のサトウキビ、どうなってるのかな?」
速報レポート4 「朝6時集合!子ども・保護者、全員で除草に取り組みました。」
速報レポート5 「心で感じる、サトウキビの葉っぱの音楽」
速報レポート6 「サトウキビ畑の中で五感を磨く詩作活動」
速報レポート7 「通学合宿で、黒砂糖風味のデザートを作りました!」
速報レポート8 「サトウキビの葉っぱで遊ぼう」
速報レポート9 「地域の大先輩から学ぶ伝統のすばらしさ」
速報レポート10 「名人から青海の黒砂糖作りの歴史を学ぼう!」
速報レポート11  「生き物となかよし(虫をさがそう~虫とさよなら)」
速報レポート12 サトウキビ畑で色のアーティスト
速報レポート13 「郡浦神社の祭りでサトウキビの御輿(みこし)をかつぎました!」
速報レポート14 「黒砂糖でおかしを作ろう」
速報レポート15 「黒砂糖作りに向けて、黒砂糖製造所で学びました!」

プログラム検索に戻る