速報レポート２２　『 学童保育 ～ドジョウとメダカの体験学習 ～ 』

　留守家庭児童育成室を利用する1年生から4年生の児童を対象に、生きたドジョウとメダカに触れる体験学習を実施した。
　留守家庭児童育成室とは、保護者が仕事や病気などのため、放課後帰宅しても留守家庭になる児童の健全育成を図るため、市内すべての小学校内に設置されているもので「学童保育」とも呼ばれています。学習会の目的は、児童に千里地域では見られなくなったドジョウやメダカの生態を教えるとともに、野生の生きものと触れ合うことで、生きものが好きになり、命の大切さを感じとってもらいたいためです。

(1) はじめに、ドジョウやメダカの体の構造やすんでいる場所などを、児童たちが興味をもつようにわかりやすく、やさしく説明した。
(2) 児童たちは、8班に分れタライの中のドジョウやメダカを手でつかみ「ヌルッ」と何度も落としながら、ドジョウのヒゲの数をかぞえたり、エラの部分をめずらしそうに目をかがやかせて観察していた。
　　メダカは日本一小さい魚。手のひらですくいあげて一生懸命に観察していた。
　　児童たちにとっては、ドジョウやメダカはかわいくてたまらない様子。
(3) メダカは家庭で飼っている児童は少しいたが、ドジョウは水族館などで見たことがあるが、手でつかんだ体験のある児童はほんの5～10人程度。他の児童は生まれてはじめての体験であったが、いやがる児童は一人もいなかった。
　　タライの中を逃げまわるドジョウやメダカをつかまえて大満足。時間がすぎるのも忘れるほど盛り上がった。
(4) 最後に、学童指導員の方々より、なかなかできないよい体験をさせていただいたとたいへん感謝された。
(5) 桃山台小学校の活動時には、朝日新聞の地域紙「月刊 千里あさひくらぶ」の取材を受けた。10月号に活動の内容が掲載される予定です。

（桃山台小学校）

わかりやすく説明

タライの中のドジョウ

さあ つかまえて

（東山田小学校）

かわいいね

つかまえたよ

早くつかまえて

（高野台小学校）

なかなか つかまえられない

つかまえたよ

両手でつかむんだよ

• はじめてさわった。「ヌルッ」としていて、はじめはこわかったけどさわるとこわくなくなった。さわれるようになってよかった。
• ドジョウにゆびをかまれた。びっくりしたけどいたくなかった。
• ドジョウをなんどもおとしてかわいそう。水のなかにいれたけどげんきがなくなっていた。
• ドジョウのひげをかぞえたけど、6本しかみつけられなかった。エラもみたよ。
• 「ヌルッ」としてドジョウがだいすきになった。かわいかった。
• メダカはちいさくてかわいかった。つかむとつぶれそうになり こわかった。
• 学校のビオトープで、ドジョウやメダカをよくみる。学校にビオトープがあるので、生きものがかんさつできてたのしいです。
• 学校にビオトープをつくってほしい。生きものをかいたいです。　
• 学校の田んぼで、アマカエルをみたことがある。
• ドジョウやメダカのべんきょうがたくさんできてよかった。とてもたのしかったです。またしたいです。ありがとうございました。

• 低学年の児童にとって、この体験学習が野生の生きものに興味をもち、好きになってもらう動機づけの一助になることを期待しています。
• 夏休みの思い出づくりとして、たいへん有意義な体験学習会となりました。

残ったドジョウやメダカは、他の学校で体験学習を実施したあと、ビオトープのある学校で、
児童たちと一緒にビオトープに放流する予定です。

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