速報レポート7 小南清水を見つけたぞ 〜その2〜日 時 令和元年6月18日
参加者 児童39名 教職員4名 保護者20名 「ちっちゃ!」−。 最初に小南清水を見たとき、多くの児童が口をそろえてこう言いました。崖と地面とのすき間からちょろちょろと水が出ているその姿は、事前に児童が思い描いていた"清水"のイメージとは大きくかけ離れていたのでしょう。それでも、ほんのわずかの時間でしたが、39名の児童と約20名の保護者の方が一斉に周囲の草を刈り、散乱していた木の枝や朽ちた枯れ木、杉葉などを除去すると、清水はびっくりするほどほとばしるようになり、みるみるうちに水をたたえ始めました。これはもう、誰が見ても文句なしの清水! 小南清水は数十年ぶりに息を吹き返したのです。 えっ、これが清水…。 みんなできれいにしました。 まるで原始林です。 何十年ぶりの賑わいでしょうか。 清水の周りもきれいにしました。 カニをみつけたよ! その後、『小南清水』・『鞍谷の七ふしぎ』の文字と、児童全員の名前を記した木碑を打ち込みました。子供たちにとって、かけやは重すぎるのではないかと事前に思っていましたが、なかなかどうして、みんなたくましく、カーンカーンと木碑を打ち付ける大きな音を、森いっぱいに響かせてくれました。 そしてその横では、20歳の自分への手紙をしたためたタイムカプセルを埋めるための穴を掘ります。地面は一面草で覆われ、その根が血管のように広がっていたので、最初は剣先スコップの先が土にささらず、子供たちは苦戦していました。それでもみんなで交代しながら掘り進め、なんとかタイムカプセルを埋めることができました。 20歳になったら、また集まります! みちがえるほど元気に流れ出した小南清水。 太古の時代から気の遠くなるような長い間、味真野の人々の命を救ってきた命の清水。数十年前には野菜を冷やしたり遊び途中の子供が喉を潤したりと、当たり前のように使われ飲まれていた生活の清水。しかし近年、存在そのものがなかったようになりつつあった幻の清水。今日5年生は、ふるさとにとってそんな大切な清水を忘れ去るわけにはいかないぞと、碑を建ててタイムカプセルを埋めて、清水の存在を後世に伝えることに挑みました。その"使命"を無事果たした子供たち。帰路にはどの子の顔にも、満足感と達成感があふれていました。 速報レポート1 活動の始めに 速報レポート2 「『鞍谷の7ふしぎ』探究完了記念収穫祭」に向けて ~さつまいものなえ植え~ 速報レポート3 「鞍谷の7ふしぎ」調査活動 速報レポート4 「『鞍谷の7ふしぎ』探究完了記念収穫祭」に向けて 〜田植え〜 速報レポート5 「鞍谷の7ふしぎ」調査活動での成果 速報レポート6 小南清水を見つけたぞ! 〜その1〜 速報レポート7 小南清水を見つけたぞ 〜その2〜 速報レポート8 案山子を作ろう 速報レポート9 案山子建立 速報レポート10 思いっきり自然体験 速報レポート11 「『鞍谷の7ふしぎ』探究完了記念収穫祭」に向けて ~稲刈り~ 速報レポート12 「『鞍谷の7ふしぎ』探究完了記念収穫祭」に向けて ~脱穀~ 速報レポート13 木の葉の化石を見つけるぞ その1 速報レポート14 木の葉の化石を見つけるぞ その2 速報レポート15 「『鞍谷の7ふしぎ』探究完了記念収穫祭」に向けて ~さつまいも掘り~ 速報レポート16 時水に挑む ~事前学習その1~ 速報レポート17 時水に挑む ~事前学習その2~ 速報レポート18 時水に挑む ~実地観察~ 速報レポート19 「鞍谷の7ふしぎ」探究完了記念収穫祭 プログラム検索に戻る |