NO団体名主な企画内容
26 越前市立味真野(あじまの)小学校(福井県) 「やっぱAjimano おもしReiwa!」
"『鞍谷の7ふしぎ』 50年ぶりに復活させるぞ!!昭和45年発行の本には詳しく記載されている「鞍谷の7ふしぎ」は、今では知る人がほとんどいなくなってしまった。このまま歴史から消えていくのを阻止しようと、子どもたちが7ふしぎを調べ、広くアピールする。"

速報レポート19 「鞍谷の7ふしぎ」探究完了記念収穫祭

日 時  令和元年10月20日
参加者  児童32名  教職員2名  保護者35名  指導者1名

 時水を下山しているとき、1人の男児の「腹へった~」という叫びが山全体に響き渡りました。まだ午前11時にもなっていないのに…。でも「腹へった~」には、これから始まる「鞍谷の7ふしぎ」探究完了記念収穫祭への高なる期待がこめられていたのだと思います。
 子供たちが育てたお米とさつまいもを、時水の水を使って調理して食べる、これが「鞍谷の7ふしぎ」探究完了記念収穫祭です。子供たちが時水の水をペットボトルに入れて持ち帰ったのは、そのためでした。そして、普通にご飯を炊くだけではおもしろくありません。今回は竹を使ってご飯を炊きました。


お米を洗って、竹の筒に入れます。











 4月にどんなかかしを作るかを話し合い、5月に田植え、6月にかかし作りを開始し、7月にかかしを立てました。夏休みには稲の生育を観察し、9月に稲刈り。そういえば、千歯こきや足踏み脱穀機で脱穀にも挑戦しました。今はペットボトルを使ったもみすり兼精米を継続中です。そんな数々の思いがつめられたお米ですから、ひときわおいしくいただきました。新米のみずみずしさに、炊きたてのご飯の香り。子供に1人1合はけっこう多いのですが、ほとんどの子が完食しました。





 デザートは、焼き芋。これも自分たちで植えました。草むしりもがんばりましたね。





 うまく焼き上がるかどうか心配でしたが、結果は…





 焼きたてのさつまいもを手にするのはものすごく熱いので、みんな「あつっ!」と言いながらも包まれたアルミ箔をはがすのをやめようとせず、さつまいもの本体を取り出しました。そしてなんとか半分に割ると、目に飛び込んできたのは、まぶしいくらいに鮮やかな黄色! 味もコンビニの焼き芋より甘く感じるほどです。さつまいもって、こんなに甘くておいしかったのですね。

 今日のおいしいお米、4月から今日の時水観察まで、山や田畑の自然を舞台にしてがんばって勉強してきた子供たちに対して、自然の神様がごほうびをくださったのでしょう。また子供たちは、お年寄りにすら知られなくなっている鞍谷の7ふしぎのことを、地区の人たちにも大いにPRし、「鞍谷の7ふしぎを歴史に復活させる」という目的を十分達成できました。おいしい焼き芋は、地域のご先祖様からのごほうびかもしれません。
 笑顔で始まり笑顔で終わった、今日の「鞍谷の7ふしぎ」探究完了記念収穫祭。本当に大成功でした。



速報レポート1 活動の始めに
速報レポート2 「『鞍谷の7ふしぎ』探究完了記念収穫祭」に向けて ~さつまいものなえ植え~
速報レポート3 「鞍谷の7ふしぎ」調査活動
速報レポート4 「『鞍谷の7ふしぎ』探究完了記念収穫祭」に向けて 〜田植え〜
速報レポート5 「鞍谷の7ふしぎ」調査活動での成果
速報レポート6 小南清水を見つけたぞ! 〜その1〜
速報レポート7 小南清水を見つけたぞ 〜その2〜
速報レポート8 案山子を作ろう
速報レポート9 案山子建立
速報レポート10 思いっきり自然体験
速報レポート11 「『鞍谷の7ふしぎ』探究完了記念収穫祭」に向けて ~稲刈り~
速報レポート12 「『鞍谷の7ふしぎ』探究完了記念収穫祭」に向けて ~脱穀~
速報レポート13 木の葉の化石を見つけるぞ その1
速報レポート14 木の葉の化石を見つけるぞ その2
速報レポート15 「『鞍谷の7ふしぎ』探究完了記念収穫祭」に向けて ~さつまいも掘り~
速報レポート16 時水に挑む ~事前学習その1~
速報レポート17 時水に挑む ~事前学習その2~
速報レポート18 時水に挑む ~実地観察~
速報レポート19 「鞍谷の7ふしぎ」探究完了記念収穫祭

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