速報レポート12 「『鞍谷の7ふしぎ』探究完了記念収穫祭」に向けて ~脱穀~日 時 令和元年9月17・20日
参加者 児童39名 教職員2名 稲刈りが終わったからと言って、米作りが終わったわけではありません。電気がなかった頃の米作りの苦労をほんの少しでも実感するため、5年生では収穫した稲の一部をはさ掛けして乾燥させ、脱穀・もみすりを手作業で経験します。今回は脱穀に挑みました。 まずは、乾燥させておいた稲束を運びます。 さっそく脱穀。まずは手だけで、もみを外しました。 みんな楽しそうでしょう。しかし、いつの間にか…。 誰に言われるでなく、じょうぎ・下じき・ハサミなど、身近にある道具を使い出しました。指が痛くなったのでしょうか。手だけでは効率が悪いと思ったのでしょうか。これこそまさに生きる力です。 ということで3日後の学習では、それが可能な道具を使いました。まずは歴史でおなじみ「千歯こき」。江戸の元禄、徳川綱吉の時代に発明されたそうです。 けっこう力がいるなあ 下の方に差し込むといいぞ そりゃ~ そして明治維新を経て時代が大正となり、急速に普及したのが「足踏み脱穀機」。昔懐かしい足踏みミシンと同じように、足で踏んで胴体を回転させ、U字に付いている金属でもみを弾き飛ばします。 おもしろい! 踏めば踏むほど速く回るぞ 速いほどたくさん採れる! 踏むタイミングを間違えると、反対方向に回ってしまいます。また、うまく回っても、稲束をしっかり握らなかったり、欲張って大量の稲を脱穀させようとしたりすると、回転の勢いで稲束ごと持っていかれます。回転の速さに最初は恐る恐るやっていた子供たちでしたが、最後はわれ先にしようとする子が続出しました。 農業そのものが子供たちの世界から遠ざかってしまった今の世の中において、今回はめったにできない体験ができました。千歯こきに足踏み脱穀機。これからご飯を食べるとき、ちょっとでも思い出してくれたらうれしいです。 速報レポート1 活動の始めに 速報レポート2 「『鞍谷の7ふしぎ』探究完了記念収穫祭」に向けて ~さつまいものなえ植え~ 速報レポート3 「鞍谷の7ふしぎ」調査活動 速報レポート4 「『鞍谷の7ふしぎ』探究完了記念収穫祭」に向けて 〜田植え〜 速報レポート5 「鞍谷の7ふしぎ」調査活動での成果 速報レポート6 小南清水を見つけたぞ! 〜その1〜 速報レポート7 小南清水を見つけたぞ 〜その2〜 速報レポート8 案山子を作ろう 速報レポート9 案山子建立 速報レポート10 思いっきり自然体験 速報レポート11 「『鞍谷の7ふしぎ』探究完了記念収穫祭」に向けて ~稲刈り~ 速報レポート12 「『鞍谷の7ふしぎ』探究完了記念収穫祭」に向けて ~脱穀~ 速報レポート13 木の葉の化石を見つけるぞ その1 速報レポート14 木の葉の化石を見つけるぞ その2 速報レポート15 「『鞍谷の7ふしぎ』探究完了記念収穫祭」に向けて ~さつまいも掘り~ 速報レポート16 時水に挑む ~事前学習その1~ 速報レポート17 時水に挑む ~事前学習その2~ 速報レポート18 時水に挑む ~実地観察~ 速報レポート19 「鞍谷の7ふしぎ」探究完了記念収穫祭 プログラム検索に戻る |