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26 越前市立味真野(あじまの)小学校(福井県) 「やっぱAjimano おもしReiwa!」
"『鞍谷の7ふしぎ』 50年ぶりに復活させるぞ!!昭和45年発行の本には詳しく記載されている「鞍谷の7ふしぎ」は、今では知る人がほとんどいなくなってしまった。このまま歴史から消えていくのを阻止しようと、子どもたちが7ふしぎを調べ、広くアピールする。"

速報レポート12 「『鞍谷の7ふしぎ』探究完了記念収穫祭」に向けて ~脱穀~

日 時  令和元年9月17・20日
参加者  児童39名  教職員2名    

 稲刈りが終わったからと言って、米作りが終わったわけではありません。電気がなかった頃の米作りの苦労をほんの少しでも実感するため、5年生では収穫した稲の一部をはさ掛けして乾燥させ、脱穀・もみすりを手作業で経験します。今回は脱穀に挑みました。


まずは、乾燥させておいた稲束を運びます。



 さっそく脱穀。まずは手だけで、もみを外しました。





 みんな楽しそうでしょう。しかし、いつの間にか…。





 誰に言われるでなく、じょうぎ・下じき・ハサミなど、身近にある道具を使い出しました。指が痛くなったのでしょうか。手だけでは効率が悪いと思ったのでしょうか。これこそまさに生きる力です。
しかしそれでも、約40人が1時間かけてできた脱穀の量は、用意しておいた稲の束の20分の1にもなりませんでした。
「どんな道具があるといい?」「いっぺんに10本ぐらいの稲を脱穀できるものがほしいです!」「そうかそうか。」-。

 ということで3日後の学習では、それが可能な道具を使いました。まずは歴史でおなじみ「千歯こき」。江戸の元禄、徳川綱吉の時代に発明されたそうです。


けっこう力がいるなあ

下の方に差し込むといいぞ

そりゃ~

 そして明治維新を経て時代が大正となり、急速に普及したのが「足踏み脱穀機」。昔懐かしい足踏みミシンと同じように、足で踏んで胴体を回転させ、U字に付いている金属でもみを弾き飛ばします。


おもしろい!

踏めば踏むほど速く回るぞ

速いほどたくさん採れる!

 踏むタイミングを間違えると、反対方向に回ってしまいます。また、うまく回っても、稲束をしっかり握らなかったり、欲張って大量の稲を脱穀させようとしたりすると、回転の勢いで稲束ごと持っていかれます。回転の速さに最初は恐る恐るやっていた子供たちでしたが、最後はわれ先にしようとする子が続出しました。

 農業そのものが子供たちの世界から遠ざかってしまった今の世の中において、今回はめったにできない体験ができました。千歯こきに足踏み脱穀機。これからご飯を食べるとき、ちょっとでも思い出してくれたらうれしいです。



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速報レポート7 小南清水を見つけたぞ 〜その2〜
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速報レポート17 時水に挑む ~事前学習その2~
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速報レポート19 「鞍谷の7ふしぎ」探究完了記念収穫祭

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