NO団体名主な企画内容
30 京都市立大淀中学校 家庭科部(京都府) 「極める!!京の食文化「京の茶漬け」~米・茶・漬物・茶碗・箸 すべてを追及~」
地域の農家や茶畑で米作り・茶摘み体験、校内の畑で京野菜や綿花の栽培をする。京野菜を伝統技法で漬物にし、茶碗や箸も手作りする。京の食文化の学習や和菓子体験も学校内外で行い「京の茶漬け」を極める企画。

速報レポート5 「ぬか漬けにチャレンジ」

日時   8月20日(木) 10:30~11:30
場所   川勝総本家漬物
参加人数 1年生1名 3年生1名 教職員2名

内  容
 京都の漬物店である「川勝総本家」の方のぬか漬けについての説明を聞き、各自がぬか床作りにチャレンジし、きゅうりをぬか漬けした。

発  見
 米を精米するときに出る(捨てることが多い)米ぬかを使って漬け物をつくることを昔の人(江戸時代の人)が始めたことに驚いた。
 ぬか漬けを食べると、ぬか床に含まれるビタミンB1・乳酸菌を摂取できることを知った。
 ぬか床の材料は、季節(気温)によって、ぬか床に入れる材料の量が違うこと を知った。気温が25℃以上の場合は、カビを生えにくくするために、ぬか床に塩・唐辛子を多く入れるとよいことを知った。塩と唐辛子の力にびっくり。
 ぬか床に入れる材料にはそれぞれ役割があることを初めて知った。
  唐辛子→防腐用  昆布→風味をよくする  奈良漬の粕→味をまろやかにする
  ゆで卵のから→酸味をおさえ、腐敗を抑える。
 ぬか床の中の微生物(善玉菌)がよい発酵し、カビ発生を防止するために、毎日必ず平均1~2回ぬか床を混ぜることが必要であることを知った。美味しいぬか漬けをつくるためには、食材の力と人間の技の両方が必要であることを改めて考えることができた。


米ぬかを鍋でから炒りする様子

ぬか床に入れた食材

米ぬかに塩水を入れ、軽く混ぜる様子


米ぬかをしっかりこねる様子

きゅうりを塩もみする様子

塩もみしたきゅうりをぬか床に入れた状態



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