実施レポート [ 速報レポート１４　「京都府和束町での美味しいお茶の淹れ方体験」〜１煎目のお茶のうま味（アミノ酸）の甘さにびっくり！〜(14) ]

NO	団体名	主な企画内容
30	京都市立大淀中学校　家庭科部（京都府）	「極める！！京の食文化「京の茶漬け」～米・茶・漬物・茶碗・箸　すべてを追及～」地域の農家や茶畑で米作り・茶摘み体験、校内の畑で京野菜や綿花の栽培をする。京野菜を伝統技法で漬物にし、茶碗や箸も手作りする。京の食文化の学習や和菓子体験も学校内外で行い「京の茶漬け」を極める企画。

速報レポート１４　「京都府和束町での美味しいお茶の淹れ方体験」〜１煎目のお茶のうま味（アミノ酸）の甘さにびっくり！〜

日時　　　９月　２０日（日）　１３：００〜１４：００
場所　　　京都府相楽郡和束町　京都和束荘（和束山の家）
参加人数　1年生１名　３年生１名　教職員３名

内　　容

　お茶のインストラクターの方からのご指導のもと、各自が美味しいお茶の淹れ方を体験し、お茶を味わい、お茶のうま味・渋み・色・香りなどの違いを体感することができた。

発　　見

お茶は渋い味と思っていたので、１煎目のお茶のうま味（テアニン＝アミノ酸）の甘味に本当にびっくりした。お湯の温度が低い方（６０℃くらい）が、アミノ酸（うま味成分）が多く、うま味（甘味）を強く感じることを知った。１煎目はお湯の温度が低いので、茶葉に含まれるうま味成分が抽出されるまで時間がかかることを知った。茶葉がお湯を吸ってうす緑色に変化していく様子を見ることができた。
お湯のカルキ（＝塩素）を除くことが、美味しいお茶を淹れるために必要なことを知った。
急須から湯飲みにお茶を注ぎ入れる時、最後の１滴のうま味成分まで、しっかり注ぎ入れることが大事であることを知った。
2煎目以降は、お湯の温度を少し上げて、待つ時間を短くし、絞り切ることが大事であることを知った。そして、２煎目以降、お茶の渋みが出て、お茶の色の緑色が濃くなることを体感できた。３煎目も十分美味しくいただくことができた。
お茶を飲んだ後の茶葉は捨てていたが、そのままでも、ポン酢をつけても食べることができることを知った。茶葉には、ビタミン・カテキンなどの成分があり、捨てるところがなく、体にも環境にも優しい食材であることにびっくりした。
お茶漬けには２煎目・３煎目のお茶がふさわしいことを教えていただきました。