速報レポート2活動日:2021年3月27日(土)9:30-13:30
活動場所:名古屋市守山区上志段味 東谷山 参加人数(小中学生や指導者などの参加人数): 指導者:1人 小中学生:6人 高校生:1人 大学生:5人 大人:5人 合計18名 1. 結果 3月27日 9:30-14:00東谷山定期調査+なごや環境大学共育講座+知恵比べ 1.1 定期調査5項目(デンドロ胸高直径計測、湧水量計測、給餌残数計測、日照・気温・湿度・風力定点観測、センサーカメラ維持) 1)特記:給餌残数計測:クルミ残数が、#2,#11で増加し始めていますので、なにか変化があった可能性があります。#11,#8,#10は相対的に残数が一桁としてすくないのですが、0ではありません。#6では、テンの影響が少なくなったのか、100%残数から50%ほどになってきました。テンの姿が撮影されなくなってきたので、別の場所にテンの撮影を狙います。どこかにいることだけは確認したいからです。 1.2.結果 新しい一人3点発見活動 気温が上昇してカナヘビの目撃が一定の場所で急激に増加してきました。それと呼応するようにビロードツリアブのホバリングがかなりあちこちで観察されました。最初に出現する飛翔昆虫でしょうか。ひさしぶりにおおきなトビズムカデが体を温めているかのような場所で、目撃されました。 他スズカカンアオイの若葉、シデコブシ花落下、アカバネツツガタナガハネカクシ、アセビ開花、ウヅキコモリグモ、クロクサアリ、クロヤマアリ、コアシダカグモ、ゴミグモ、ササグモ、タチツボスミレ、トビズムカデ、ハヤヒクロヤマアリ、ヒラタグモのサシガメ狩り、ビロードツリアフ、ヤマトイシノミ、トウカイコモウセンゴケの虫捕獲状況など。 1.3.結果 知恵比べ活動 今回の知恵比べは、恐竜時代に哺乳類が発生してきているのですが、哺乳類がどうやって生き残ったかの方法を子どもにもおとなにも投げかけました。中腹でこの課題を投げかけ、昼食が終わったのちにその知恵を紹介するとしていろいろ考えてもらいました。森に逃げる、早く走る、土の中や穴に逃げる、空に逃げる、海に逃げる、などかなりでましたが、もっとも大事な行動変化がでてきませんでした。最後の最後まで回答を言わず、想像してもらいました。答えが出尽くしたところで、その回答を紹介し、その結果哺乳類は、あるものを失い、その影響が現代に生きる全ての哺乳類にいまだに繋がっており、人間にもその影響がいまだに残っていることを紹介しました。それは、爬虫類である恐竜は夜体温が低下して活動しにくいことをとらえて哺乳類が夜行性になったことです。それによって色覚を必要としなくなり黒・灰色・薄い青の世界になった(色弱から視盲)それがいまだに犬ねこなど哺乳類に残っていて、夜行性になる必要のなかった魚と鳥は人間よりもはるかに多い色覚をもっていること、恐竜絶滅以後、人間は色覚を取り戻してきたが、その5%-10%くらいがその遺伝子の乱れから色弱から色盲の男性の存在になっていること、この色覚が女性ではさらに進化して男性よりも赤の区別が進化してきていることを紹介しました。哺乳類が夜行性になることはある意味では、革命的な発想の転換が必要だったからです。 1.4 結果 東谷山での新しい調査7項目活動。ルーチン化できたので、今後この方式で実施したい。あたらしく会員となられたご家族(2家族)にも順番に定期計測を見てもらい、体験して実施できるように進めています。 (1)山の等高線入り地図(2500分の1): 上記したカナヘビ、ビロードツリアブ、ムラサキゼニゴケ、トビズムカデなどの場所記載。 (2)塩分濃度導電率計測:ルーチン化 今回はNK姉妹、実施。 新しい会員への指導と伝達を今後実施します。導電率のデータ平均はほぼ麓を除いて同じレベルでした。 (3)炭酸ガス濃度計測失敗:やはり条件設定がだめでした。日本製を再度購入検討を始めたい。 (4)紫外線強度計測ルーチン化:きちんと2/22-27まで8000点が記録されていました。 (5)地温・酸性度・水分率の計測ルーチン化:NK姉妹が計測・記録してくれました。1-2日前の降雨のせいか4か所で6.5の酸性化。 1.5.結果:3/13-20のセンサーカメラでの撮影SDカード回収結果(4台の追加カメラ整備が終了しいつでも設置・貸出準備完了) アライグマ2カ所、ハクビシン、ムササビ、リスが撮影されました。 (1)湧水計測場所 3/21 22:33アライグマ山から帰り、 3/23 ネズミ、 3/25アライグマ帰り (2)ネズミトラックトンネルカメラ 作業のみ撮影。(カメラ作動開始を作業後に実施するようにしたがそれでも作業だけだったのでカメラ交換したい) (3)ムササビの塔(樹洞前)動画 相変わらず風が吹き大木がゆれるためモーションセンサー作動が多い 3/23 0:53ムササビ反対の木に(まだ警戒) 3/23 02:27 ムササビ穴をのぞくが入らず 3/23 02:30 ムササビ反対側から伺う、 3/23 03:52 ムササビ反対の木にまだ警戒 テンが登れないように帯をつけた以後、テンの樹洞付近での撮影はなくなりましたがまだムササビは警戒中。 (4)ヌタバ1 3/24 20:17 三毛猫うろつく 3/25 02:18 アライグマ山へ 3/26 01:37 ハクビシン山へ (5)ヌタバ2動画 3/20 17:27 まだ明るいところでトリが水浴び (6)給餌台#10 多数のリス来訪撮影。 作業中に上向きとなったため若干カメラを下に向けること必要。 (7) 給餌台#6ビデオ 日時変更要。初期設定になている。日にちを逆算して計算 3/22 02:22 ムササビ トリ巣箱前後 (8)名城大学院生Iさんからの報告、#6のカメラに映った情報の提供。 3/08 03:41 ニホンキツネ 久しぶりの確認です。ネズミがきちんと存在してゆければキツネの定着も可能と推定します。 3/17 19:05 ミケネコ (3/24 ヌタバにきたミケネコと雰囲気が似て言いますのでかなり徘徊していることがわかります。ネコを宿主としてネズミ(-キツネ-イノシシー)ネコと媒介することによってますますトキソプラズマ症サイクルの発生によるネコから妊娠女性への感染で新生児への障害の発生可能性が心配されます。数年前三重県で3事例発生しているからです。 2.計画相談 会員の体力や体調の測定による改善データ取得活動の件 新しい活動の検討提案。 会員が活動をしながらその健康や体力がどう変化しているか年齢別にデータがとれないか?の活動準備状況 看護大学生さんに相談した結果にもとづき、 血中酸素濃度、血圧、心拍数、呼吸数、体温、肺呼吸年齢、握力、にしぼり測定機器を調査したものを順番に検討しています。ご意見・アドバイス・ご希望を引き続きお願い申し上げます。(月報3月号で関連報告) 1)まず4月から実施したいものとして(1)握力計 と(2)血中酸素濃度・心拍数・血圧測定器(SDカード記録)購入。到着して、その取扱いと設定や注意事項を検討中です。 2)(1)握力計:3/27に参加した全員で握力を測定して記録しました。 これを定期的に記録してその変化を観察します。年齢によってのバラツキや変化の違いなどです。 (NK会員のほうで、この記録を会員個人カルテのように残す帳票、と会員の順番を検討してもらっています。) 3)測定器Nissei パルフィスWB100(日本製)到着し、時間などを設定。(2)血中酸素濃度・心拍数・血圧測定器(SDカード記録)は指先にセンサーをつけ手首で記録するもので、医療用機器レベルです。麓で装着して登り中も、頂上でも記録をとり、下山するまで装着しっぱなしにしてその行動における数字を残します。 Kが自宅でトライ実施しましたが、いいですね。記録明示、記録中点滅など明確です。指先にはさむクリップが長時間だとすこし痛くなるように思えたので、測定する時以外ははずしておくようにすることが必要とおもわれました。これを含めNK会員のところでも実験して詳細方法を決めてもらうようにお願いしました。Sp2は99%でした。 方法としては、総計測時間を3時間に設定しておき、左腕に固定した血圧計を10分毎に自動作動するようにして、それがはじまったら指にクリップをとりつけ血中酸素濃度(Sp2)と心拍を計測し終了したらクリップをはずしておき、再度10分毎に繰り返すというものです。 すべて時間とともにSDカードに記録されますので、そのデータをパソコンに取り込み「個人カルテ表」にコピーしておきます。毎年の累積データからその変化をみたいと思います。 これを年最低3回(4ヵ月毎ぐらいに)計測してその変化を見ます。本来は安静状態で計測するものですが、相対的に体の変化をみるため活動中であえて計測します。 4)ミニライトピークフローメーター 呼気速度計測用(肺年齢測定 医療機器喘息チェック用)到着しました。 このピークフローメーターは、肺活量のように息を吹き込み、3回測定して、紙の帳票に記録します。この器具は、毎回事前洗浄消毒して、次の人が使えるようにします。肺の病気・欠陥・異常などがこの数字変化で健康状態の変化が分かるかもしれません。このデータをもって医者にアドバイスをもらうようにも検討します。 計測機会は、4回/月x12回=48回ありますので、12人が3-4回測れます。 5)購入中止:オムロン携帯型心電計HCG801 ¥22000 (日本製) ❺心電図 連続SDカード記録 不整脈からくる血栓発生による脳梗塞などの症状を、見つけることが出来る可能性があります。山登りで脈が当然変化したり、体の中の電流が変化したりしますので、その状態を記録し、専門医にアドバイスをもらうようにも検討します。 3.結果 3月3日 9:45-10:10 名古屋国際学園 NIS中学生2年との英語での打ち合わせ 予定どおり始まり、リス研の紹介と質問事項についてのパワーポイントでの英語での紹介をして、時間がすくなくなったので、出された質問への回答を書面で送る一方その場で出された質問1件に回答して終了しました。少し時間が短かった。少なくとも 域内繁殖を実施して、給餌台で給餌していること、リス1匹にとってアカマツ600本、オニグルミ20本が最低必要なことを積み上げて紹介しました。 4/17の土曜日に25人とその家族の参加が予定されていますので、貸し切りにしてなごや環境大学共育講座の受付を事前の1家族だけで停止しています。 速報レポート1 速報レポート2 速報レポート3 速報レポート4 速報レポート5 速報レポート6 速報レポート7 速報レポート8 速報レポート9 東谷山定期調査(なごや環境大学実行委員会としてのリス研活動動画撮影) 速報レポート10 東谷山定期調査+なごや環境大学共育講座 速報レポート11 夏の夜の夜間調査 (なごや環境大学共育講座) 速報レポート12 定期調査となごや環境大学共育講座+リス捕獲調査活動状況 速報レポート13 定期調査となごや環境大学共育講座+ガサガサ小川調査 速報レポート14 定期調査となごや環境大学共育講座+夜間調査 ■別年度のレポート 2008年度 野生のニホンリスの保全・生態調査をする中での子供たちへの環境教育の実施 実施レポート プログラム検索に戻る |