NO団体名主な企画内容
25 守山リス研究会(愛知県) 「名古屋市に凄息する野生のニホンリス・ムササビ等哺乳類の調査・保全活動をする中での環境教育の実施」
調査結果からつくられたプログラム活動を大人と一緒に体験することで同じ目線で子ども達が体験学習・課題発見学習・グループワーク学習を体験し、更に子ども達だけで冒険できるフィールド活動を実施。

速報レポート8

活動日:2021年6月26日(土)9:30-13:30
活動場所:名古屋市守山区上志段味 東谷山
参加人数(小中学生や指導者などの参加人数)
     指導者:1人 小中学生:7人 大学生:7人 大人:8人 合計23名。

1 . 結果:ご報告  マツボックリの収集支援

活動中や他の時間に2家族から 沢山のマツボックリを集めて頂きました。まだまだ4-5cmの小さいマツボックリ(トワイライトも含めて8回で10人/回x15個/リース=1200個/年が必要です。自宅周辺や公園・東谷山で収集してご提供頂ければ有難いです。

2.結果:ご報告 アカマツの育苗支援の申し出

 2家族の方から、20本、5本など自宅でアカマツの育苗を可能とのお申し出でを受けました。あと1-2家族の方で合計40本程度をめざして、植え付け後枯れたり育苗不良の可能性を前提に20本の植樹育成をめざしたいと思います。8-10月にマツボックリに2個程度の網をかけて種子を収集します。東谷山の土プラ・ポットで1年ほどそだて(お子さんのアカマツ育成自由研究としても種子撒きから発芽、成長寸法、スピードなど写真と記録調査として最適)、生育の良い苗木を20本ほどを農園の最適な場所に植樹したいです。(必要資材費用はリス研で負担します)

3. 結果: 6月26日(土)9:30-13:30 東谷山定期調査 

1)一人3点新発見活動の状況(当日の新発見や新出くわしを報告しあい記録する活動)

 麓ではオニヤンマがヤゴから孵化する状態を確認(これはひさしぶりです)きちんと持続的に繁殖ができる環境が維持されていることになります。)キアシナガバチの巣(拡大中:注意して見守り)ショウリョウバッタの幼虫、セマダラコガネ(クルミの葉に)チョウセンカマキリ幼虫、ニホンカナヘビ、ネジバナ、ハラビロトンボ、シマハナアブ、ツマグロケンヒメバチ、ビロウトヒラタシデムシ、エゾハサミムシ、オオゲジ’(オオゲジ固定観察箱で3匹)カタツムリ幼生、スジクワガタ、ササキリ、ヒメキマワリ(やっと出現)ミヤマクワガタ頭部、ヤマトアシナガアリ、ニホンリスの巣(継続観察)、カオマダラクサカゲロウ幼虫、コアオハナムグリ、ムシバミコガネグモ、ヨツボシハナカミキリ、イボヒラタカメムシ、ウスキクロテンヒメシャク、オオミズアオ遺体残骸、コシロカネグモ、シオヤアブ遺体、ツヅミミノムシ、マイマイガ幼虫、ミヤマオビオオキノコ、ムネアカオオアリ、ヤマアカガエルなど沢山報告があり、地図に記載し非常に貴重な発見でした。

2)東谷山での新定期調査7項目活動(過去10年実施している日照計測器や定期5項目以外の計測)。ルーチン化により、今後もこの方式で実施したい。あたらしく会員となられたご家族にも順番に定期計測を見てもらい、体験して実施できるように進めています。

(1)山の等高線入り地図(2500分の1)に:新発見を上記 井村会員が、記録担当記載してくれました。

ムヨウラン調査(M会員)が発見全数をスマホの写真とGPSとを結び付けた画像を撮影、I会員が旧#2給餌台より南側にも多数発見しており、麓から逃げてきたムヨウランが林床の最適地を見つけ広大な地域に繁殖拡大中であることがわかりました。このデータを数年継続してその分布が縮小していくのか拡大していくのかを林床条件(日照・気温湿度・風力)と対比させて検討できればりっぱな東谷山の資料になります。

シダの地図(N会員)はまず、好きなシダに絞ってその分布を記録(写真から図書館などでその名前を調査中です)されて、スマホGPSで残されています。これも順次ウラジロ、コシダ群生などに拡大していければ、りっぱな東谷山の自然の資料になります。今後、その場所の地温・酸性度・湿度・気温なども計測してゆきたいです。

昆虫の地図は、オニヤンマ、ミヤマクワガタ、ハンミョウ、マイマイカブリなど希少種を中心に分布記録できれば、これも非常に貴重な東谷山の資料となります。

マツ類の地図(H会員)な調査開始しており、スマホとGPSが連動したものを同様にグーグルマップ上アップできれば重要なリスのエサとしての東谷山の情報となります。会員が発見したアカマツの報告や、テーダマツの大木など大学生さんの行動から分かってきたものに番号テープを打ち・周囲長を測り、地図記載を調査しています。

(2)湧水のあちこちでの塩分濃度・導電率計測:N姉妹(中一・小3)と岩田小6が、4年生や2年生、大人の人に測定の方法を紹介説明して、今後小学生に順番に方法を指導。まだ未経験の親御さんにも体験してもらい、いつでもだれでも計測引継ぎができるようにしたいです。過去半年以上塩分はまったく検出なし(数億年前 なん百万年前には周囲は海水がきていて干上がったとの報告もあり塩分がでると期待し動物がその塩分をなめに東谷山にきていると仮説をしていたが、溶けだした塩分が確認できず失敗でしたが貴重な情報です。(東谷山自身は、チャートと火山岩・変成岩の非常に硬い地質が中心だから残ってきたことから塩分がでるとすれば周辺麓になる可能性がまだある)

(3)炭酸ガス濃度計測(機体記録): 6/26 失敗でした。記録されていませんでした。

(4)紫外線強度計測(機体記録) 6/26 データ収取できました。

(5)地温・酸性度・水分率の計測ルーチン化:中島姉妹・岩田小6が計測・三浦小2が記録。道具の扱いかたを子ども達や大人にも紹介説明をしてくれたので、今後親御さんがいつでも計測引継ぎができるようにします。一日前からの降雨のため、ムヨウラン繁殖場所と頂上だけが7.0でのこり全て酸性5.5-6.5でした。この2カ所と他の7カ所は土質や土構造が異なることが推察されます。

★このため、今後これらの場所の土を採取して水を順番に加えて、その水量(湿り具合・%)と酸性度合いを調べるなどの実験ができそうですので、希望者は手をあげてください。必要な道具、試薬などはリス研で手配・支払いますので、調査計画や方法などを検討していただき、自由研究題材としてご支援します。

4 .結果:ミニレポート発表準備検討会

★14:00-17:0 調査終了後、えこどもさんの家を借用して、来年2月への発表準備の状況報告会を実施しました。発表予定者の都合で、報告書の提出だけの方が多く、発表は一人だけでした。自分の言葉でパワーポイントを作成して学校で習ったレポートの形式にして、どうどうと発表してくれました。質疑もだされ、次回までに加えることになりました。この発表は、来年の2月に、内容報告だけでなく発表態度、発表の体験をつむなども目的にしているので、9月には全員が自分の声で発表してほしいものです。

★発表内容についてNさん、Sさん、Hさん、の分をKが代理報告しました。一番いいたいことが伝わらなかったかもしれませんので、9月第二か第三に変更して実施したいです。大人の方も今後こういう調査をしてゆきたいという口頭表明をして頂いてもいい(Nさん、Mさん、Hさん、Nさん)のでよろしくお願いします。参加された10人程からは、面白かった、9月には他の人にもぜひやってほしいとコメントありました。

★発表内容についての質疑応答や発表内容・方法への提案などを含めて、2022年2月の東谷山シンポジウムか交流会で発表してもらいます。

★またトワイライトスクールでどういう活動をしているかの実物・事例で「観察力を磨く、感想文・作文力をつける」のご紹介をして、フィールドで実施していることのつながり展開と感想文をつくれるようになるために、読んだ本のあらすじをきちんといえること、類似の自分の体験をもてるような生活やその体験を自覚でき発表できるような経験が必要と報告しました。 

この活動ミニレポート発表準備検討会の次回は9月第第二か第三土曜日です。(発表者の参加が多い日にちで決定します)

★ .相談結果: 夜間観察会の時に、灯火収集もやったらどうかとの意見が出て、9月を目標に灯火収集に必要な道具、方法、目的などや計画を小嶋会員に検討をお願いしました。 その計画と提案によりリス研の費用で資材や必要な器具を購入検討したいと思います。一番必要なのは、電源と照明をどう手配するか借用するかになり、それも含めて検討をお願いしています。

5.結果:6/12-6/19のセンサーカメラでの撮影状況

ムササビ、イノシシ・アライグマ ネズミが撮影されました。  

(1)湧水計測場所  6/20 19:49 山からアライグマ帰り

         6/23 11:52 土管をわざわざ覘きに来たヒトがいた

(2)ネズミトラックトンネ ルカメラ  

       6/19 19:51 ネズミ出現 雨にもかかわらずきれいに姿撮影

(3)ムササビの塔(樹洞前)動画  空

(4)ヌタバ1  空  

(5)ヌタバ2動画  6/20 14:23  カワセミ様のトリが土砂崩れのオーバンハーグに跳びこんでいた(巣を作る行為なのか不明)

(6)給餌台#10  時間がくるっている要修正  首輪付きリス頻繁

6/20 5:36 カゴ出入りしてクルミ運び  7:16,7:43,14:36,

      6/21 5:08 カゴ出入り、5:21,9:20 

(7) 給餌台#6ビデオ 6/19 21:15 雨の中で目だけが光る姿がトリ巣箱上で

(8)樹液の木にくる動物 ミヤマクワガタの遺体が見つかり始めているが、この場所での動物の撮影はまだない。それよりも樹液にくる昆虫を採ろうとするヒトが木のまわりをぐるっと回って調べるしぐさが複数人、複数回撮影。動物よりもヒトによる減少のほうがおおいかもしれません。一人はカメラに気づいて眺めていました。登山・下山するヒトを撮影(個人特定は樹木に紛れて不可能です)

6.ご連絡

 名古屋市守山区が守山区の魅力写真コンテストとして7/12-11/26納期までに植物、動物、建物、風景の写真を募集しています。東谷山の植物や動物や風景の写真をテーマにだれでも参加できます。リス研でも必要な費用(写真を引き伸ばしたり、パネルなどにする費用一人5000円程度x3人まで)を支援しますので、ぜひご検討してみてください。リスやムササビ、ムヨウラン、昆虫などでもいいと思います。名古屋の魅力として写真で示そう  提出先:〒463-8510 守山区役所地域力推進室 守山区魅力写真コンテスト係  問い合わせ先:052-796-4524

この写真をリス研の来年のチラシにも採用したいと思います。















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速報レポート7
速報レポート8
速報レポート9 東谷山定期調査(なごや環境大学実行委員会としてのリス研活動動画撮影)
速報レポート10 東谷山定期調査+なごや環境大学共育講座
速報レポート11 夏の夜の夜間調査 (なごや環境大学共育講座)
速報レポート12 定期調査となごや環境大学共育講座+リス捕獲調査活動状況
速報レポート13 定期調査となごや環境大学共育講座+ガサガサ小川調査
速報レポート14  定期調査となごや環境大学共育講座+夜間調査

■別年度のレポート
2008年度 野生のニホンリスの保全・生態調査をする中での子供たちへの環境教育の実施 実施レポート

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