NO団体名主な企画内容
25 守山リス研究会(愛知県) 「名古屋市に凄息する野生のニホンリス・ムササビ等哺乳類の調査・保全活動をする中での環境教育の実施」
調査結果からつくられたプログラム活動を大人と一緒に体験することで同じ目線で子ども達が体験学習・課題発見学習・グループワーク学習を体験し、更に子ども達だけで冒険できるフィールド活動を実施。

速報レポート13 定期調査となごや環境大学共育講座+ガサガサ小川調査

活動日:8月28日 (土)9:30-15:00 快晴
活動場所:名古屋市守山区 東谷山  
参加人数:こども 11人、高校生1,大学生5人 大人9人 合計26人

1.結果 8月28日の定期調査+なごや環境大学共育講座+ガサガサ水路調査
 今回は、定期14項目の調査、一人3点発見活動を分担して早く終わり、麓での水生生物の調査いわゆるガサガサを実施しました。そのためアンテナによるテレメ追跡を中止して水生生物の調査に時間を回しました。 どんな水生生物がいるかを調べて、日常の3点観察調査とのつながりや関係を調べるものでしたが、気温が32℃あったので、水につかってタモや網ですくう作業は水遊びとしての楽しさもあったからです。ガサガサの調査後、まとめの話し合いを行い「トンネル口に段差あり、下流側から上流側に移動が困難で、これを境に分布が若干異なること」が報告されました。

トンネル上流側(北側)
(1)カワニナ (これを維持してゲンジボタルの復活を期待したい)(2)オニヤンマのヤゴ数匹( 頭が四角い)(数年をかけて成長するため来年への持続性が確認)(3)クロスジヘビトンボ幼虫(エラが茶色い)成虫が確認されているので、来年への持続性が確認された) (4)ヤマトセンブリ幼虫(キバがありエラが透明)(毎年5月に乱舞する成虫の幼虫であり来年への持続性が確認)(5)ヨシノボリ (再確認できました)(6)ヨツメトビケラ幼虫:(小石に包まれた棒状)ヤゴや他幼虫のエサとして重要 (7)アメンボウ (8)ヒメタイコウチ数匹(上流から流されてきたと思われる) 

トンネル下流側(南側)
(1)カワムツ 大8cm程度 他小数匹3-4cm (2)アメリカザリガニ 大小2匹(外来種として意味や問題を説明してさっ処分:昔はバケツ一杯ゆでて食べた記憶があります) (3)スジエビ 複数(地元の人はかき揚げで食べる方が捕獲に3-4年前来られていた) (4)ウシガエル幼体(外来種としての意味や問題を説明してさっ処分実施:大きければ食べて処分)(5)ヤマアカガエル幼体 (6)タモロコの仲間小
すべての捕獲生物(外来種は除き)は、まとめ報告の後、元の場所に皆の前で小川に戻しました。外来種ウシガエルが増えるとその食欲から水生生物は極端に減少しますので、ウシガエルの侵入について継続的に観察を続けたいです。過去数年前にウシガエルが上流側で発見され大学生さんたちに2匹ともおいしく頂いてもらいました。(水がきれいなのでまったく問題なしとのことでした)

2)一人3点新発見活動の状況(当日に新しく出くわしたものを報告しあい撮影・位置記録する活動)

(1)オオシオカラトンボ(2)キンモンガ黄色型(3)ハグロトンボ(4)(ヒシバッッタ(5)キムネクマバチ(6)ヒナノシャクジョウ(まだ開花)(7)ババヤスデ(8)カマキリ抜け殻(種不明)(9)セミヤドリガ落下幼虫(10)スジクワガタメス(11)アオバハゴロモ(12)キノコ:アカヤマドリ(13)オオモンシロナガカメムシ(14)ニホンカナヘビ(15)ニホントカゲ(17)ノコギリクワガタ遺体(18)ヒカゲチョウ(19)ボーベリア菌に襲われたアブラゼミ(20)ミヤマクワガタ遺体(21)ゲジ観察巣箱:オオゲジ(23)アリ観察巣箱:ツヅミミノムシ(24)オオゲジ幼体(カメラ箱内)(25)イボタケ(26)アンズタケ(27)モンキアゲハ(28)オオオニテングタケ(29)キツネノマゴ(30)コテングタケモドキか(31)シオカラトンボメス(32)ナラタケモドキ(沢山の小さいキノコ)(33)ノウタケ(34)アブラゼミ声(少ない)(35)ツクツクボウシ声(あちこち)(36)ミンミンゼミ声(北側だけでなく、頂上、南側でも数カ所で確認)(37)ハナガサイグチ(オレンジのキノコ)(38)ヒトクチタケ(アカマツの枯死木に発生しやすいもの久しぶり)(39)ベニイグチ(40)ホコリタケ(41)ホシミドリヒメグモ(42)アリに食べられていた幼虫(セミか)(43)シデコブシ種子が赤くなった(44)(チャイロイグチ(45)ヒラタケ(食べられるキノコで4本ほど確認)(46)新しいモグラ塚(47)大学生さん報告:イタチが麓で山道をよこぎる

 セミの鳴き声が、ニイニイゼミにはじまり、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシ、そしてミンミンゼミと変化してきておりセミの季節もほぼ終了直前です。 ヒグラシが増えてきている証拠として、鳴き声分布域拡大だけでなく、セミヤドリガのヒグラシへの寄生と落下幼虫が今年初確認されました。

2.結果と予定:名古屋市守山区 社会福祉協議会募集のてづくり絵本募集に対して 
 絵本原画は、ほぼ完成しました。子ども達がよく頑張ってくれたと思います。またご家族様のご支援ご協力ありがとうございました。リス研活動の歩みの記録にもなりたいへんいい絵本ができたと思われます。9/4に一部追加修正してもらい、コピーを20部作成して、原画発送します。
 9/4に、えほん作成活動のお礼を皆の前で紹介をしながら伝えて作成材料費を6人の子ども達にお渡しします。合わせて、今回の教訓から「視たもの」をスケッチや絵で記録し、図鑑等で完成させ「えほん作成や東谷山の昆虫などの本作成につかう」ため、マルマン スケッチブック クロッキー Cコットン紙 ポケット判 A5 S162を各自1冊お渡しします。また希望者にも同時にお渡しします。絵本のコピー版は製本して9/25前後にはお渡しします。













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速報レポート9 東谷山定期調査(なごや環境大学実行委員会としてのリス研活動動画撮影)
速報レポート10 東谷山定期調査+なごや環境大学共育講座
速報レポート11 夏の夜の夜間調査 (なごや環境大学共育講座)
速報レポート12 定期調査となごや環境大学共育講座+リス捕獲調査活動状況
速報レポート13 定期調査となごや環境大学共育講座+ガサガサ小川調査
速報レポート14  定期調査となごや環境大学共育講座+夜間調査

■別年度のレポート
2008年度 野生のニホンリスの保全・生態調査をする中での子供たちへの環境教育の実施 実施レポート

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