速報レポート11 夏の夜の夜間調査 (なごや環境大学共育講座)活動日:7月25日 (日)
活動場所:東谷山 参加人数:指導者1人 こども15人 高校生1人 大人 14 合計31人 日没が19:01だったので、麓でのコウモリの声を聴くことを頂上に変更し、18:30からゆっくり山道をのぼりました。 (2)途中で萌芽更新と日本の必要性・日本昔話との関連、萌芽更新技術は3000年以上前にイギリスで発見実施され、それをローマ帝国がイギリス征服したときに材木の品質管理育成技術として完成させ、木製の橋(1km程のものも)・道路補強・建築材に適用し全ての道はローマに通ずとして完備して重量ヨロイを着た人馬や軍隊が植民地に直ちに行けるようにする一方、植民地の産物であるオリーブ・イチジク・ワイン・小麦・ナツメなどをローマに運ぶ重要な貿易路となった。その樹木育成技術が炭や燃料として、多量に使った溶鉱炉で鉄製の武器・ヨロイ・馬具がつくられてローマの繁栄と武力制圧がされたことになります。その萌芽更新技術がシルクロードを経由して中国・韓国・日本にもたらされ、室町時代以降の鉄産業・陶器産業の低コストエネルギーとして維持され、江戸時代には石油ではない、その無限の低コストエネルギー(里山林による炭・たきぎ)で江戸100万人の大都市が石油がなくても維持されたことを紹介しました。 (3)頂上では、コウモリ(45.0KHz)でかなり大きな連続音が何回もプップップとかチッチッチなどの連続音を聞くことが皆ででき同時に音に合わせて飛翔の目撃もできました。(周波数からアブラコウモリと思われます)。また頂上では甲虫やアリの巣、ゲジゲジの巣などを可視光線とUVで交互に照らしてその光り方の違いを観察してもらいました。60KHzでの空中音も確認されたので、キクガシラコウモリかモモジロコウモリなどの可能性もあります、時間差での棲み分けもありそうで、これらの今後の調査が必要です。 (4)頂上で集合写真をとり、下山開始。下山中にさらにキノコ、いろいろな甲虫(キマワリ、ミヤマカミキリ(UVで眼の周囲と羽根先端が光った)、オサムシなど)が発見され、ついにババヤスデが見つかり、同様に可視光線とUVで交互に照らしてその美しさに感嘆の声が一斉に沸き上がりました。このババヤスデは古い化石年代からの生き残りで紫外線が多量に降り注いだころに生きてきたため紫外線に発光することで天敵に対して警告している役割(毒があり食べるなという)が残されてきていると言われます。UV高度照射器が米国製は安いが周波数が高く日本製(日亜科学㈱(365nm))のものが一番よいのですが、高価格でリス研として購入することが躊躇されてきたものです。幸い昨年の愛知県からの助成金で「機器調査から5年後に購入することがやっとでき」昨年の夜間調査活動からようやくこういった活動に使えるようになったものです。 (5)またバイオトイレ男女の便器周辺の尿の飛散状況、掃除の状況も暗闇でUVで光らせ点々と飛散したり残されていたのを確認することができました。次回にはビタミンBの液体サンプルや光るもの(血液、尿、ポカリスエットなど)をサンプル用意して、紹介できるように進めたい。アンケートを記載して頂き、できるだけ回収しましたが、暗くて書ききれなかったと思われます。夜間の活動の際のアンケートの取り方を工夫する必要があると思いました。 速報レポート1 速報レポート2 速報レポート3 速報レポート4 速報レポート5 速報レポート6 速報レポート7 速報レポート8 速報レポート9 東谷山定期調査(なごや環境大学実行委員会としてのリス研活動動画撮影) 速報レポート10 東谷山定期調査+なごや環境大学共育講座 速報レポート11 夏の夜の夜間調査 (なごや環境大学共育講座) 速報レポート12 定期調査となごや環境大学共育講座+リス捕獲調査活動状況 速報レポート13 定期調査となごや環境大学共育講座+ガサガサ小川調査 速報レポート14 定期調査となごや環境大学共育講座+夜間調査 ■別年度のレポート 2008年度 野生のニホンリスの保全・生態調査をする中での子供たちへの環境教育の実施 実施レポート プログラム検索に戻る |