NO団体名主な企画内容
25 守山リス研究会(愛知県) 「名古屋市に凄息する野生のニホンリス・ムササビ等哺乳類の調査・保全活動をする中での環境教育の実施」
調査結果からつくられたプログラム活動を大人と一緒に体験することで同じ目線で子ども達が体験学習・課題発見学習・グループワーク学習を体験し、更に子ども達だけで冒険できるフィールド活動を実施。

速報レポート4

活動日:2021年4月24日(土)9:30-13:30
活動場所:名古屋市守山区上志段味 東谷山
参加人数(小中学生や指導者などの参加人数):
     指導者:2人 小中学生10人 大学生4人 大人8人 合計24人

1. 結果 4月24日 9:30-13:30 東谷山での定期調査+なごや環境大学共育講座+知恵比べ活動 

1)一人3点新発見活動の状況(当日の新発見や新出くわしを報告しあい記録する活動)

 今回は、参加者全員に、一人3つ以上の新しく出くわしたり、発見したものを、地図に記載してもらう(今回の担当は小6K君)ように報告をしてもらうようにしました。そしたら、沢山でましたね。これは、参加者が目や耳、鼻などいろいろな五感を駆使して見つけたものを報告するわけですから、いろいろなレベルのものがでてくるからです。例えば、

(1)クルミオバナ、メバナ、(2)ネグロセンブリ、(3)タゴガエルの鳴き声、(4)エビのような虫(イシノミ)の発見や、(5)木の幹の穴、(6)イノシシの新しい掘り起こし(あちこち多数)、(7)シロツメクサ、(8)ハルジオン、(9)フジの花、(10)蚊がでた!、(11)タカノツメのオトシブミ10個ほど、(12)ウワミズザクラの白い花とその甘い匂い体験、(13)ウグイスの声、(14)イタドリが中腹に、(15)外来種ソウシチョウの声などで地図に記載ができないほど一杯でした。 これはすごい活動になってきたので、今後もこの「3つ報告」を継続して、いろいろな人の特徴や関心から見つける対象も異なり、子どもだけでなく、大人も、楽しい発見から感覚、感性が研ぎ澄まされる可能性がありそうです。

(16)スズカカンアオイの上のエゴノキの上に覆いかぶさるように広がった高い(7-8m)枝葉の上に白い花がびっしりと咲いていたものを報告された人もいました。木の名前がわかりませんので、なんという名前かぜひ知りたく、どなたか調べられませんか。お願いします。

2)クルミの給餌残数が先週に比べ#5を除いて残りの7台が70%残で多くなりました。リスの青年が小数分散して移動した可能性だけではないように思われます。気温の上昇による行動抑制の可能性もあります。 

3)新しい場所へのカメラ設置:ムササビ樹洞前のカメラ塔に調整したカメラを再設置し、新たにNNさんとコナラ樹液木にくる動物の調査のため4月から調べるため新たに1台カメラを設置しようとしましたが、1個が作動不良となりもう一台が電池残小で作動できず、カメラのみ設置し、26日に新しい電池を入れて撮影モード開始としました。狙いはカブトやクワガタをだれが食べにくるのかを突き止めようというものです。最大の可能性は、タヌキで、次にイタチ、テン、トリなどが考えられます。東大の調査では、タヌキでした。

4)今回は、家族会員の増加により子ども達が増えたので、頂上でのテレメ調査を中止して子ども達の交流・だるまさんがころんだなどをやるのを見守りました。 次回にはテレメリス追跡は実施します。

7.2 名古屋国際学園(NIS)の4/26-28 リス研支援活動の結果

4/26(月)9:30-13:30  参加された方々は、9年生24人と担任の先生5人で、リス山の保育園のIW園長にも挨拶をしてもらい、今日の予定を説明して現場に移動して、東谷山麓の保育園内に植樹されているクルミ(苗木は三重県のM会員の育成2年ものを頂きにゆき、植樹して2年ほどたったもの)が25本以上成長している。このまだ2m以下の苗木の根元の雑草を抜き、土を掘って柔らかくして土手を作り水がたまるようにして、その上に抜いた雑草や枯れた草などを敷き詰めて乾燥しないようにして頂きました。

5人づつの5グループにわかれ、実施終了したら次の木へと移動していってもらい、25本以上が午前中に終了しました。その後、頂上に向かいながら、グーグルマップにいろいろな定点(給餌台、デンドロ木、カメラ、ムササビ巣箱位置など)の写真をスマホでとり同時にGPSの位置をピン付けしてもらいました。

頂上で昼食して、北側の給餌台#5、ムササビ巣箱、アリの巣箱、などを紹介し、木の階段側から下りて、給餌台#3の位置登録などをしながら駐車場に戻りました。 今回のようなNISによる支援活動は初めてで大変ありがたく、厚くお礼を表明して解散しました。

4/28(水)9:30-12:00 前日から雨天予報で雨天の中での作業の心配がかなりあったため、午前中で終了するように説明。幸い午前中はほとんど降雨なしでした。9:15-30には集合し、麓のリス山の保育園に巣箱4、給餌台5台をおいて、巣箱2個をもって頂上から西側のヒノキの高さ4-5mのところに梯子で設置して固定しました。最初の1個はKが梯子に登り、設置して紹介し、その間にクギとシュロナワで固定できるようにクギを打ってもらいました。2個目は西側10mのヒノキに中学生さんに持ち上げてもらい仮固定をしてもらい、Kが最終固定をしました。終了後、皆から拍手がおき、お礼を相互にしました。残りの巣箱、給餌台は後日、リス研会員で順次設置してゆきたいと思います。またグーグルでのマップを利用して、給餌台#8,10,デンドロ木を写真とともに位置をGPS記録して、撮影をしながら下山しました。幸い雨もほんの少しだけで濡れるほどではありませんでした。

(この給餌台は大学生さんの調査用にも融通して設置できればいいのではと考えますので、検討してもらいます)

NIS様からの「学生たちの社会貢献活動をさせたいとの一般公募」に対して、リス研から活動内容を提案して、選択・検討して承認された二つの活動でしたが、リス研にとって新しい給餌台や巣箱が作られ、一緒に設置できたことはとっても有難い協働でした。英語で伝えるのは大変ですが、日本人の先生も二人おられ、大変良い協働活動だったと思います。また中学3年生にあたる子ども達は、体も大きく、びっくりするほどのオトナ的な質問などが出され、かなりきちんと回答しなければと思うものもありました。

今後も引き続き、交流して、第三土曜日への団体参加や、家庭としての参加などができれば、いいなと提案しておき、既に4-5G(4-5年制)の子ども達の活動は連絡があるとのことでした。

3. 結果: 4月24日 新しい調査7項目の状況

1)東谷山での新しい調査活動。ルーチン化により、今後もこの方式で実施したい。あたらしく会員となられたご家族(3家族)にも順番に定期計測を見てもらい、体験して実施できるように進めています。

(1)山の等高線入り地図(2500分の1):ルーチン化 まだネグロセンブリ(場所によっては絶滅危惧種)飛んでいました。またタゴガエルも鳴き声確認されました。詳細上記。

(2)塩分濃度導電率計測:ルーチン化 今回はNK姉妹、実施。 新しい小学生会員への指導と伝達を今後実施します。導電率のデータ平均はほぼ麓を除いて同じレベルでした。

(3)炭酸ガス濃度計測失敗:次回5/14-5再実施する予定ですが、日本製を再度購入検討をたい。

(4)紫外線強度計測ルーチン化:次回5/14-5実施予定。

(5)地温・酸性度・水分率の計測ルーチン化:NK姉妹・IW6年生が計測・記録してくれました。地中では水分が残っているためか、あちこちの酸性度がまだ4.0-6.5に酸性化しており、駐車場・ササユリ・ムヨウランの場所が7.0でした。ネズミトンネル付近で6.5で、給餌台#5の場所で初の数字4.0が記録されました。 なぜこの現象が場所と降雨量によって変化するのかを検討したいものです。 東谷山の自然は、もともと火山岩・変成岩の上に腐葉土状の土が植物によって形成されたと思われますので基本酸性傾向のはずですが、ときどきの中雨から大雨によって地中の酸性成分が抽出して年数回の殺菌活動・菌糸育成の助けになっているのであれば面白いですね。カビなどの菌糸は酸性下で成長することが既に判明しているからです。これをどうやって調べるかが最大の難関ですね。だれかお知恵を。

4 結果:4月24日 会員の体力や体調の測定による改善データ取得活動の件  

 4人のオトナの血中酸素濃度・心拍数・血圧を麓と頂上で計測し、排気速度・握力を麓だけで測定しました。今後は、子ども達の計測を始めます。まだ横並びで分析していませんが、人によってそれぞれのデータに特徴があることがわかりそうです。これを3-4ヶ月ごとに1年間計測すると、きっと各個人の体力・肺機能・血圧などの特徴があらわれ、いい意味での影響が期待できればと考えます。

5.結果:4/17-4/24のセンサーカメラでの撮影SDカード回収結果(4台の追加カメラ整備が終了しいつでも設置・貸出準備完了)

ネズミ、リス、ハクビシン、イノシシ、が撮影されました。  

(1)湧水計測場所  草が成長してカメラ前で風により動き撮影のみでした。草刈り要。(4/26手で抜き去りました)

(2)ネズミトラックトンネルカメラ  長時間の撮影がなく、途中で止まっている様子。  
    4/17 19:58 ネズミの行動を撮影。
    4/18 09:40 リスが外で撮影されていました。      

(3)ムササビの塔(樹洞前)動画  カメラ調整のためなし。

(4)ヌタバ1  4/19 22:40pmイノシシ お尻濡れだけを撮影
       4/21 21:13pmイノシシ撮影 子ども
       4/22 13:24pm カラスがほじくる様子を撮影
       4/23 04:28am ハクビシン北方面に下る姿

(5)ヌタバ2動画  4/20 22:31pm イノシシどろ風呂に埋まって出るところ
         4/20 02:14am ネズミ動き回る

  やはり先週につづき、ハハイノシシが、出産・哺乳に区切りがついてこどもが一緒の行動ができるようになったことでのんびりと泥風呂に入って体をきれいにして、心もいやしているように映っていました。これも第二回目の映像資料に含めたいと思います。

(6)給餌台#10 作業のみ撮影で以後なし カメラを交換したい。

(7) 給餌台#6ビデオ 撮影はされていましたが、降雨中の撮影で姿みえず。










速報レポート1
速報レポート2
速報レポート3
速報レポート4
速報レポート5
速報レポート6
速報レポート7
速報レポート8
速報レポート9 東谷山定期調査(なごや環境大学実行委員会としてのリス研活動動画撮影)
速報レポート10 東谷山定期調査+なごや環境大学共育講座
速報レポート11 夏の夜の夜間調査 (なごや環境大学共育講座)
速報レポート12 定期調査となごや環境大学共育講座+リス捕獲調査活動状況
速報レポート13 定期調査となごや環境大学共育講座+ガサガサ小川調査
速報レポート14  定期調査となごや環境大学共育講座+夜間調査

■別年度のレポート
2008年度 野生のニホンリスの保全・生態調査をする中での子供たちへの環境教育の実施 実施レポート

プログラム検索に戻る