速報レポート6活動日:2021年5月15日(土)9:30-13:30
活動場所:名古屋市守山区上志段味 東谷山 参加人数(小中学生や指導者などの参加人数): 指導者2人 サポート大人2人 小中学生 16人 高校生1人 大学生7人 大人22人 合計50人。 1 結果: 5月15日(土)9:30-13:30 東谷山定期調査+なごや環境大学共育講座+りす捕獲調査 麓で、M会員のお母さん、お父さんの支援で受付、子どもたちによる体温測定、リモートイヤホーンを配布しました。予定となごや環境大学共育講座として一般公開していることを紹介。し、麓で捕獲有無の連絡があるまで、知恵比べとして、エゴとヤマガラの進化(今回は、ダーウインの進化論までたどり着きました)その時、給餌台#3,と#5で捕獲されたことが連絡あり、全員で中央部の定例の計測場所に移動しました。参加者にはNIS(名古屋国際学園)のHG先生家族も参加して頂けました。今後NISの授業として参加があればうれしいです。 会員のオーストラリア人のDR会員やNISの活動が今後広がる可能性もあるため、子ども達だけでなく大人の方々にも英語を学んでもらい、調査データの英語でのやりとり、記載と受け答えができればと思います。 先回DRさんに説明して、デンドロの数字を英語で読んでもらい子どもたちにリスニング練習として聞き取り記載してもらう実験をしましたが、今後も継続したいです。 1)捕獲作業と結果 給餌台#3の個体は、オス 体重270g 発信機とジオロケータ付き #115 いづれもDNA調査のために毛を採取。(保存寿命は1カ月だとのことです) 給餌台#5の個体 メス 体重290g 発信機とジオロケータ付き #137 いづれもDNA調査のために毛を採取。 事前にリスの見たままの様子や特徴を一人3点以上いってくださいとお願いし、ガリバー旅行記の大人の国でのガリバーの気持ちを想像してもらいながら、立ち会ってもらい、放獣後の特徴発表をしてもらいました。3-4歳のこどもでも見たままをいえるこが出始めていました。当然会員の子は回数を重ねているため、その観察視点が広がってきており、体の色が腕や足の白と茶色の間に赤やオレンジの毛があること(若い個体で婚姻色かもしれないがそれ以上不明)、目の周りに白い輪があること(重要な目には血管がいっぱい流れているので冷やす役割)、顔が細長いこと(嗅覚をするどくするために嗅覚細胞を多くするため)、鼻が黒くてヒゲがあること(手にも額にもあり森を安全に高速で走れるようにするため)、手にピンクの肉球があること(地面を歩く動物は黒がほとんどで、木をのぼるため軟らかく滑らないように)シッポがフサフサで耳のタフ(冬毛のこり)があっこと、季節が判定できること、目に白目がないことなどが出されました。参加者全員に動物園にいったら、目だけを観察したり、耳、シッポ、お尻、ヒヅメ、鼻、足などを限定して観察して動物毎にどのように違うかをぜひ、ここでやったように観察してほしいとお願いしました。また「リスがこの世に棲息する意味として森作りを3点の食べ物から実施していること」を紹介しました。 2)こどもたちによるテレメ追跡調査 体験として今回は、 経験のある高校生、小6,4年生を中心に、集団でリス個体#167を40分ほど追いかけてもらいました。大人たちは、頂上まで順番に調査を継続してゆき、頂上で報告をうけました。途中、何人かの子ども達が、アンテナをもちたいとか受信機を持ちたいなど体験を希望したので、希望者全員には、アンテナでどの方向から音がするか、受信機の音の強さや装置の重さなどを体験してもらったとのことでした。いい対応だったと思います。この個体は、給餌台#10の付近で音が聞こえなくなったとのことでその付近に巣があり中にはいったことで音が聞こえなくなったと思われました。 3)一人3点の新発見活動 最大の発見は、(1)アサヒナカワトンボ(2)オニヤンマのヤゴ(3)ハラビロトンボ(4)いろいろなベニホタル(5)クビキリギリス(6)トビズムカデ赤色型(7)ザトウムシ(8)マイマイカブリ(9)ヤブキリ など季節に応じた昆虫がどっと出始めたことです。マイマイカブリも久しぶりの確認で、まだエサのカタツムリの存在があることで生存することが推察されました。 4)反省:今回初参加されたご家族のお子さんが2-3歳で、自分のコントロールができず、自分の欲求でぐずって調査や報告の邪魔になったことが発生しました。募集では5歳の年長以上としていますが、上の子と一緒に参加しているためこういう現象が発生します。アンケートにも「小学生以上にして捕獲調査のときにうるさくないようにしてほしい」との記載もありました。現在は、募集受付の段階や申込の時点で「山道7000歩あるきます、雨天決行ですので完全武装で、ご両親が抱っこしたり背負ったりと負担になることもありえることを前提にご参加くださいと明確にいう」ようにして、2-3歳のお子さんが参加することを暗黙的に辞退してもらっています。ご自分のお子さんの歩行能力やグループでの我慢能力などをきちんと見なくて、誤った英才教育とでも思って早ければ早いほどいいと勘違いされている一般参加者が近ごろめだちます。そのため、今後、追加条件を入れる必要があると思いますので検討してゆきたい。環境教育という視点で広くだれでも体験を受け入れることと、体験学習という視点での参加者の最低レベル体力・能力などを検討して追加してゆきたいくことになると思います。一般参加者は5歳以上、山道を7000歩自力歩行できること、雨天でも歩行できることとかです。ご意見希望します。 2.結果: 新しい調査7項目の結果状況 1)東谷山での新しい調査活動。今後もこの方式で実施したい。あたらしく会員となられたご家族にも順番に定期計測を見てもらい、体験して実施できるように進めています。 (1)山の等高線入り地図(2500分の1):ルーチン化 IM会員さんが、記載してくれました。 (2)塩分濃度導電率計測:ルーチン化 今回はIW小6、MF小4で、教えながら測定記録してもらいました。計測単位が異常な数字でしたので、5/16電池交換をして、掃除したところ適正に戻りました。 (3)炭酸ガス濃度計測失敗:計測余裕なく延期。 (4)紫外線強度計測ルーチン化:計測余裕なく延期。 (5)地温・酸性度・水分率の計測ルーチン化:IW小6、MF小4が計測・記録してくれました。カンアオイ、ネズミトンネル、ヌタバでは6.0-6.5でそれ以外は7.0にもどりました。 3 結果:会員の体力や体調の測定による改善データ取得活動の件 今回は参加者が多く、準備してゆきましたが、混雑したので延期としました。こどもの計測は5/22に9:10-30頃実施(血中酸素濃度・心拍・血圧、ピークフロー)予定です。NK会員がいないと現状ではできないため、計測担当をふやしたいと考えます。 オトナ会員全員のSpO2やHB・BP、ピークフロー(呼気速度=肺機能)握力は測定が済んでいますので、次回は7月に測定する予定です。およそ年3-4回測定してデータをとります。 4.結果:5/8-5/15のセンサーカメラでの撮影SDカード回収結果 アライグマ、リス、ムササビ、イノシシが撮影されました。 (1)湧水計測場所 草が更に成長してカメラ前で風により動き撮影のみでした。更に草刈り要。夜間撮影あるも不明。 (2)ネズミトラックトンネ ルカメラ 足跡をとるトラッキングトンネルの紙のうえに墨汁の大きな足跡(ネズミの足跡の6-7倍の大きさ)でイタチかテンと推定。 残念ながら撮影のほうは、作業のみで、SDカードには記録されていませんでした。残念!! しかしカメラとトラッキングの両方をやる意味がこれで確認できたことはよかったです。 (3)ムササビの塔(樹洞前)動画 空でカード交換のまちがい可能性。これで3回連続。カメラ設定操作が失敗している可能性もでてきましたのでカメラ交換したい。 (4)ヌタバ1 5/10 0243am アライグマ 5/11 21:48pmイノシシ大 (5)ヌタバ2動画 空でカード未交換間違いの可能性あり (6)給餌台#10 作業のみ動画撮影で以後なし カメラを交換したい。日程時間もくるっている。 (7) 給餌台#6ビデオ 5/08 18:57pm 飛翔体(コウモリか)こういう森の中を飛ぶ小型の生物がこれでヌタバとで2回目です。やはり森の中に、麓で計測できたコウモリ(周波数からアブラコウモリ)とは異なるコウモリがいる可能性がでてきました。 5/12 19:53pm トリ巣箱上にムササビ 5/14 19:47pm以後の画像が砂嵐になっているので、SDカードの問題かカメラの問題かを次週現場確認する。必要に応じてカメラ交換。 4.結果: 東谷山リス山の保育園内でのニホンミツバチ情報 自然入巣 2020年から2021年に5箱の巣箱がスズメバチ、ツヅリガなどで全滅してしまいましたが、5月上旬に東谷山の周辺にいたニホンミツバチが自然入巣して繁殖が始まったようですので、リス研会員には、機会をみてご紹介します。まだ一箱ですので、採蜜できるかどうかはわかりませんが、巣箱内状況によっては、実施します。 5.結果 5/14 14:30-14:50 CBC 北野誠 生中継 10分 榊原アナウンサーのインタビューで。 MOデイレクターみずからのアンテナ設置、電源係兼カメラマンとアナウンサーの3人で準備。森の中で実施しようとしましたが、電波送付がうまく中継車に届かず、急きょ麓に移動して実施。インタビューの中身は、どんなことを実施しているか、きっかけはなんだったか?わかってきたことはなにか?将来の姿は?の4点で、1回 時間確認のリハーサルだけでほとんどぶっつけ練習で実施して、時間内で終了することを確認して本番実施。放送を聞かれた9-10人の方からとってもわかりやすいすい説明で、リス研の活動がよくわかったと言って頂ける回答でした。全てリス研の活動時やなごや環境大学共育講座で話していることでしたので、わざわざ原稿を記憶するなどはまったくしませんでしたが、受け取り側にきちんと伝わったことで由としました。 時間が短かったですね。そのためKさんからのつっこみ質問などがありませんでした。 速報レポート1 速報レポート2 速報レポート3 速報レポート4 速報レポート5 速報レポート6 速報レポート7 速報レポート8 速報レポート9 東谷山定期調査(なごや環境大学実行委員会としてのリス研活動動画撮影) 速報レポート10 東谷山定期調査+なごや環境大学共育講座 速報レポート11 夏の夜の夜間調査 (なごや環境大学共育講座) 速報レポート12 定期調査となごや環境大学共育講座+リス捕獲調査活動状況 速報レポート13 定期調査となごや環境大学共育講座+ガサガサ小川調査 速報レポート14 定期調査となごや環境大学共育講座+夜間調査 ■別年度のレポート 2008年度 野生のニホンリスの保全・生態調査をする中での子供たちへの環境教育の実施 実施レポート プログラム検索に戻る |