NO団体名主な企画内容
25 守山リス研究会(愛知県) 「名古屋市に凄息する野生のニホンリス・ムササビ等哺乳類の調査・保全活動をする中での環境教育の実施」
調査結果からつくられたプログラム活動を大人と一緒に体験することで同じ目線で子ども達が体験学習・課題発見学習・グループワーク学習を体験し、更に子ども達だけで冒険できるフィールド活動を実施。

速報レポート5

活動日:2021年5月8日(土)9:30-13:30  18:00-20:30
活動場所:名古屋市守山区上志段味 東谷山
参加人数(小中学生や指導者などの参加人数):
     指導者:2人 小中学生8人 大学生7人 大人7人 合計24名
     夜間調査:指導者:2人 小中学生13人  大人11人 合計26人

1.結果 5月8日 9:30-13:30  東谷山定期調査活動

 給餌では、給餌台#5と10が残数0と来訪頭数の2-3週間の安定がみられましたので、このことからも5/15日の捕獲は、給餌台#2.3,5,10で行いたいと思います。  

1)一人3点新発見活動の状況(当日の新発見や新出くわしを報告しあい記録する活動)

今回の最大の発見は、(1)ジムグリというヘビが頂上給餌台#5から北東20m程の場所で、同時に2匹目撃・撮影されたことです。過去東谷山西側で横断していた個体やロードキルの個体が確認されていますが、リス研としての生体の確認は初めてです。ネズミの幼体を主に食べるとのことで、ネズミの繁殖がきちんとしていることが推察されます。 また(2)希少種のミヤマハンミョウが4/10につづき確認・撮影されました。これで繁殖していることが濃厚となりました。(3)ドラム缶の場所から登り道の両脇はイノシシのラッセル跡がずーっと続いてこどもへのエサ探しが広がっているようでした。時期が早いのですが(4)クワガタムシがだれかにたべられた痕跡の頭が発見されました。誰が食べたか調査するためのカメラを設置しましたので今後増加するケースでの撮影により確認できればと期待します。

2.5月8日 18:00-20:30 なごや環境大学共育講座 春の夜間調査活動 

、会員の方は受付、アルコール手洗浄、熱計測、リモートイヤホン配布、器具(強力365nmUVランプ、コウモリデテクター、ナイトビジョンなど)を分担していただけ、無事終了しました。 

1)コウモリの声は45Hzレベルで近づいたり遠ざかったり、森の中でも樹冠の上を飛ぶ声が山道途中でも、頂上でも確認されました。ただヌタバやムササビの塔のカメラでは森の中で飛翔するコウモリが撮影されていますが、同じ種なのか別の種なのか判明していません。今後の調査が必要です。

2)昆虫としてUVによるババヤスデの全身発光がフモトで確認され、ほか照射して足部分が光るムカデ、全身の毛が光ったケムシや発光しない昆虫も多数いました。

3)キノコではカサ部分が食痕された部位は光っており食べた生物の痕跡(唾液や消化物)が光る可能性が推察されました、

4)動物の尿・フンなどでは、トリの白いフンが青白く発光したこと、

5)バイオトイレの便座周辺でも点々と尿跡が発光しているのが確認されました。

6)頂上ではKJ会員の機転で、ムササビの塔での様子を確認してくれ、出巣する状況が目視できたとのトランシーバでの連絡によりで皆で移動しようとしましたが、既に移動して目撃できませんでした。このことから、夏には、途中での調査を少なくして、頂上でのムササビの目撃のための時間を取りたいと思います。センサーカメラで出巣時間を調査しているのですが、別の出口からでているようで確認できていません。そのため頂上での時間を有効につかうために、夏の夜間調査では、追加として、簡易灯火昆虫採集を実施してみたいと思います。

どなたか企画計画していただけませんか。材料・資料はリス研で持ちます。特に東谷山のガがどれくらい棲息しているかそのガが植物の受粉やコウモリのエサになっているかを将来調べるためです。電気は12V蓄電池を利用できればと思います。

3 結果: 新しい調査項目の状況

1)東谷山での新しい調査活動。ルーチン化により、今後もこの方式で実施したい。あたらしく会員となられたご家族にも順番に定期計測を見てもらい、体験して実施できるように進めています。

(1)山の等高線入り地図(2500分の1):ルーチン化 IMさんが、記載してくれました。詳細上記。

(2)塩分濃度導電率計測:ルーチン化 今回はNK姉妹、IW小6で、測定記録してもらい、ほぼ同じレベルでした。

(3)炭酸ガス濃度計測失敗:次回5/14-5再実施する予定ですが、日本製を再度購入検討をする。

(4)紫外線強度計測ルーチン化:次回5/14-5実施予定。

(5)地温・酸性度・水分率の計測ルーチン化:NK姉妹・IWが計測・記録してくれました。駐車場では7.0 と平常に戻ったようです。しかしササユリ・ムヨウラン・ネズミトンネルの場所の7.0を除いてほぼ6.0-6.5と酸性が記録されました。 やはり植物などの棲む場所によって土中の乾燥度や気温によって酸性度の変動があるようです。雨によって地中の酸性成分が抽出して季節毎に殺菌活動・菌糸育成の助けになっているのであれば面白いですね。これをどうやって調べるかが最大の難関ですね。だれかお知恵を。

4.結果:4/17-4/24のセンサーカメラでの撮影(4台の追加カメラ整備が終了しいつでも設置可能・貸出準備完了)

ネズミ、リス、ムササビ、ハクビシンが撮影されました。  

(1)湧水計測場所  草がまだ成長していてカメラ前で風により動き撮影のみでした。更に草刈り要。夜間撮影あるも不明。

 5/04 00:13am ハクビシンサイズが撮影されている。

5/05 02:48am, 03:20am, 20:59pm, 22:42pm,
5/06 22:42pm

いづれもカメラの上に座り、顔半分が撮影。鼻がトガリネズミのようにとがっていて、ひげがあるが、近すぎて判明しません。

(2)ネズミトラックトンネ ルカメラ  多数回出現記録されている 個体大小が見られる。  

    5/01 19:31pm ネズミ  20:13pm 22:38pm  

    5/02 00:49am ネズミ  01:19am 03:42am 23:27pm

5/03 02:45am ネズミ  5/05 19:11pm  5/06 02:47am  5/08 01:17am

(3)ムササビの塔(樹洞前)動画  空でカード交換のまちがい可能性。

(4)ヌタバ1  カード未交換に記録されていたもの  5/1-8はなし

     4/25 23:15pm ハクビシン 

     4/27 22:37pm ハクビシン

(5)ヌタバ2動画  空でカード未交換間違いの可能性あり

(6)給餌台#10 作業のみ撮影で以後なし カメラを交換したい。日程時間もくるっている。

(7) 給餌台#6ビデオ 雨でけむっているが撮影されていた。

5.結果 5月10日(月)15:00-16:00 篠原小トワイライトスクール

1年生が初めて30人程参加し2-3年生が5人ほどの大ぜいでしたので、最初に3つのルール(1.わかったり意見を言う場合しずかに手を上げる、1.他の人が話しているのをきちんと聞いて、同じ意見を言わない、じゃましない 3.初めて手を上げるこどもを優先する)を言って、今回は観察するための方法をいろいろなモノや動物やくだものでどう見て発表する練習を重点にしました。30-35分すぎまでは、緊張がつづきましたが、それ以後は、ゆるんで、机にうつぶせになったり、ねころんだりするこどもが出始めたので、5分ほど早く終了。こどもたちへの時間を25分を観察、25分を作文など目先を変えるようにして、緊張や関心が継続するようにしてゆきたい。



















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速報レポート9 東谷山定期調査(なごや環境大学実行委員会としてのリス研活動動画撮影)
速報レポート10 東谷山定期調査+なごや環境大学共育講座
速報レポート11 夏の夜の夜間調査 (なごや環境大学共育講座)
速報レポート12 定期調査となごや環境大学共育講座+リス捕獲調査活動状況
速報レポート13 定期調査となごや環境大学共育講座+ガサガサ小川調査
速報レポート14  定期調査となごや環境大学共育講座+夜間調査

■別年度のレポート
2008年度 野生のニホンリスの保全・生態調査をする中での子供たちへの環境教育の実施 実施レポート

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