速報レポート2 昔ながらの米づくり・田植え活動日: 2023年5月21日
活動内容
活動場所: 河北潟の南東側にある田んぼ(石川県金沢市岸川町) 参加人数: 小中学生 6人 / 大人 14人 / 指導者 4人 / 合計 24人 今年で12年目をむかえた通称「七豊米(しちほうまい)」の田んぼで、田植え体験イベントをおこないました。「七豊米」とは、当団体で参加を呼び掛け、大勢の人で協力しててつくっている田んぼ2枚のお米のことです。農薬不使用、有機肥料栽培により、田んぼには色々な生きものがみられ、昔ながらの米づくりを通して、共同作業や、生きものとふれあい田んぼや湿地の環境の大切さやおもしろさなどを学ぶ場としてます。昨年この田んぼでとれた米を種籾にして水苗代で苗を育てていることから、田植え体験イベントでは、水苗代で育てた苗を苗籠にとるところからはじまります。苗籠いっぱいになるくらい苗を取れたところで、一度休憩をして、田植えに移ります。畦に一列に並んで田植えの仕方を確認してから、田植えをスタート。稲の苗は2~3本ずつ、木枠の転がしで十字に印をつけたところに植えます。 開始時のあいさつ。「七豊米」の田んぼの取り組みや、ここでみられるようになった生きもののこと、注意事項を伝え、苗取りに移りました。苗取は少し根気のいる作業。苗の根っこの下の方から、すくいあげるようにして泥ごと苗をとり、根についている泥を洗って苗籠に入れます。昨年も参加した男の子は慣れたもので、大人が疲れてくると、率先して頑張ってくれていました。 休憩時間は、河北潟のこと、田んぼのこと、生きもののことを考えるお話タイム。最初はまず現在地の確認。空中写真の地図をみながら、どこだろう? 地図は上が北、同じ方角にむけて、駅やお店、砂丘の場所を子どもたちのペースで確認していきます。 場所がわかったところで、湖の「河北潟」の近くにいることを確認。昔の地図や写真と見比べ、木製の舟が行き来する水郷地帯だったことを紹介、むかしはウナギなど海の魚介類もとれる湖だったこと、泥深くて湖のまわりでの米づくりは大変だったこと、河北潟の干拓と、まわりの田んぼの環境や農業の仕方が変わってきたことを伝えました。いまは、大型機械で作りやすい田んぼになりましたが、田んぼにたくさんいた生きものが見られなくなっています。「七豊米」の田んぼでは、農薬を使っていないこと、用水の水が流れている限り田んぼに水を入れるようにしていることなどから、おたまじゃくしやドジョウが生息しています。生きもの、土、人々が豊かでおいしいお米ができることに感謝して米づくりをすすめています。 お昼に体験イベントは終了、この田んぼで昨年収穫されたお米でつくったおにぎりをみんなでいただきました。 用水が冷たくて気持ちよかった。 親子で協力して作業をするとても良い機会になった。 速報レポート1 河北潟ごみ拾い・調査 速報レポート2 昔ながらの米づくり・田植え 速報レポート3 田んぼの生きもの調査 速報レポート4 田んぼの生きもの調査・農薬不使用の田んぼ 速報レポート5 ハッタミミズの田んぼづくり 速報レポート6 田んぼの生きもの調査 速報レポート7 ハッタミミズの田んぼづくりⅡ 速報レポート8 ごみを拾って湖であそぼう 速報レポート9 田んぼの生きもの調査 速報レポート10 川に入って生きものしらべ 速報レポート11 田んぼの虫を顕微鏡をつかってしらべよう 速報レポート12 田んぼの生きもの調査 速報レポート13 河北潟カヌー体験・カヌーでごみ拾い 速報レポート14 里山探検 速報レポート15 昔ながらの米づくり・稲刈り 速報レポート16 河北潟一日まるごと体験 プログラム検索に戻る |