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速報レポート8 ごみを拾って湖であそぼう活動日: 2023年7月15日
活動内容
活動場所: 河北潟の南東に流入する森本川河口部(石川県金沢市才田町) 参加人数: 小中学生 1人 / 大人 4人 / 指導者 4人 / 合計 9人 ひと昔前の河北潟では、子どもたちが木舟を操縦し、潟(湖)で泳いであそんでいましたが、現在は子どもたちがあそべない湖になっています。それは、河北潟の水が非常に濁っていること、まわりで使われている農薬の影響などが懸念されること、ゴミが多く見られること、水辺が危ない形状になっていることなどが理由として考えられます。今回のプログラムではそうした河北潟のいまの状態をあらためて見つめ、1)濁りの状態を透視度で計測する、2)水辺のごみ拾いをする、3)湖の中に入ってみる活動をおこないます。 ![]() ![]() ![]() 最初はいつもの地図を用いて現在地の確認です。日本海側の風車や砂丘、それから川が流れ込んでいることを見て場所を確認しました。つぎに、河北潟の水をみながら、河北潟の環境が変わってきたこと、濁りの程度をあらわすための透視度について伝えました。これまで透視度を調べてきたメンバーから河北潟の透視度について伝えられ、今日の状態を計測してみました。豪雨後の濁水となっていることは確かですが、計測してみるとあらためて非常に濁っていることがわかりました。男の子に筒をのぞいて見てもらいながら水を少しずつ減らしていきますが、なかなか底の2重の十字が見えないことから、「まだ見えない?」「そんなに見えないの?」、との声が上がり、20cmくらいのところで、全員で確認。「本当、まだ全然みえない。」、非常に濁っていることを全員で認識できました。透視度10cmと測定されました。 ![]() ![]() ![]() 河北潟の湖岸のごみについて、草が伸びてゴミが見えにくい状態となっていますが、この場所は風の影響で、ゴミが湖岸にたくさん流れ着いていることを伝え、ゴミ拾いをはじめました。すると、男の子がかけよってきて「埋もれていて取れない。」、行ってみると地面から黒くてまるいものが出ています。取れるかな?とほじってみると、だんだん正体がわかってきました。「手かな、いや、目がみえる。顔みたい。」、大きなぬいぐるみが埋まっていました。「ドキンちゃん?」、「ちがう、3つめだから、えーと、エイリアンだ。」、トイ・ストーリーのキャラクターのようです。顔が見えると救い出してほしそうに見え、土や草の根ををかきだして、掘り出すことができました。 ![]() ![]() ![]() ![]() ゴミを回収してきれいになったところで、エアーいかだに乗って、河北潟を楽しみました。濁水と、波があるので、湖の中に入るのは諦めようと伝えていましたが、だんだんと入りたい気持ちが高まったようで、男の子も湖の中に入りました。下見のときには、底の泥は5cm前後でしたが、豪雨の影響で、泥がたまっていました。深さ20~30cmの泥が底にたまっていたところに、じゃぼんと足から入りましたので、泥の中にずぼっと足が入ったようです。「田んぼみたい。」、と驚きの声。豪雨の影響で、岸にヒシが発生しており、その近くにヤナギモ類の沈水植物もみられました。現在の河北潟では沈水植物の群落が失われていますので、貴重な確認となりました。水辺には小魚が何匹もみられ、男の子がつかまえた魚をみんなで観察しました。 おもしろかった。泥が深くてびっくりした。魚がつかまえられて楽しかった。 速報レポート1 河北潟ごみ拾い・調査 速報レポート2 昔ながらの米づくり・田植え 速報レポート3 田んぼの生きもの調査 速報レポート4 田んぼの生きもの調査・農薬不使用の田んぼ 速報レポート5 ハッタミミズの田んぼづくり 速報レポート6 田んぼの生きもの調査 速報レポート7 ハッタミミズの田んぼづくりⅡ ![]() 速報レポート9 田んぼの生きもの調査 速報レポート10 川に入って生きものしらべ 速報レポート11 田んぼの虫を顕微鏡をつかってしらべよう 速報レポート12 田んぼの生きもの調査 速報レポート13 河北潟カヌー体験・カヌーでごみ拾い 速報レポート14 里山探検 速報レポート15 昔ながらの米づくり・稲刈り 速報レポート16 河北潟一日まるごと体験 ![]() |