NO団体名主な企画内容
16 NPO法人 河北潟湖沼研究所(石川県) 「「河北潟流域レンジャー」プロジェクトII ~困っている生きものたちを守ろう~」
河北潟流域で自然体験活動を行いながら、生き物が困っている状況について解説する。子どもたちがレンジャーとなって、実際に困っている生き物について調査、助ける活動を行う。生態系や環境の問題に気づくことのできる豊かな感性を育む活動。

速報レポート14 里山探検

活動日: 2023年9月10日
活動場所: 河北潟の南東部に流れ込む森下川の河口(金沢市才田町)
参加人数: 幼児 1人 / 小中学生  1人 / 大人 4人 / 指導者  3人 / 合計 9人
活動内容

河北潟は低地にある湖で、いくつもの川が流れ込んでいます。河北潟のあたりは、人口が増え、開発がすすむことでの環境問題がありますが、上流域では、人口が減ることでの過疎化と高齢化により、里山の良い状態や安全な環境が守りにくい状況が生まれています。今回は、最近休耕田が増えてきた里山を歩き、生きものを観察しながら、里山で活動できることや、里山の魅力をさぐる探検をしました。



集落内を通るゆるやかな傾斜を登っているところですが、バッタやチョウやトンボがあらわれ、なかなか前に進めません。谷を流れる小川を見てみると、コイがたくさんいました。誰かが放流したコイですので、大きなコイが泳いでいる姿はいいものですが、雑食性のなんでも食べるコイがいると、こうした小川に生息する小さな水生動物にはすみにくい環境になってしまいます。




先日の豪雨により、ところどころで土砂が崩れたあとがあり、一か所は林道がふさがったままです。車では通れませんが、歩いては通れるところなので、安全を確かめ、枝葉に気をつけながら前に進みました。探検だ!




谷から尾根へ出ると、バッタやトンボがたくさんいました。虫が大好きな大学生が、捕まえたトンボやバッタの羽をひろげてみせます。わくわく感が伝わってきます。つかまえたカマキリは手放せないようです。




尾根の奥にはため池があります。
ため池のあたりは、丁寧に草刈りされていました。すぐ側に畑があり、畑の方が管理しています。
ため池には浮葉植物のヒシがたくさん。水の中には何かいるかな。
最初は触れなかった生きものも、だんだん触りたくなって、うまく捕まえられるようになりました。





ため池に網を入れてみると、ウキゴリやメダカ、トンボの幼虫、マツモムシなどの水生昆虫が捕まえられました。外来種のウシガエルもみられました。
ため池の下の田んぼは、草地に化しています。尾根の上につくられたため池と田んぼ跡はとても美しく、ここで田んぼ復活の活動ができればと話をしながら山を降りました。



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