NO団体名主な企画内容
16 NPO法人 河北潟湖沼研究所(石川県) 「「河北潟流域レンジャー」プロジェクトII ~困っている生きものたちを守ろう~」
河北潟流域で自然体験活動を行いながら、生き物が困っている状況について解説する。子どもたちがレンジャーとなって、実際に困っている生き物について調査、助ける活動を行う。生態系や環境の問題に気づくことのできる豊かな感性を育む活動。

速報レポート11 田んぼの虫を顕微鏡をつかってしらべよう

活動日: 2023年8月2日
活動場所: 石川県河北郡津幡町(河北潟湖沼研究所事務所)
参加人数: 小中学生  1人 / 大人 1人 / 指導者  2人 / 合計  4人
活動内容

 7月23日の活動の最後に、採集した虫を調べることを伝えたところ、子どもたちより参加の希望がありましたので、採集した虫のソーティングと種類の同定作業をおこなう活動をおこないました。急なことで希望者全員の予定が合わずに、1組のみの参加となりました。農薬を使っている田んぼ1枚、農薬を使っていない田んぼ1枚、それぞれの田んぼで採集した昆虫類を、顕微鏡をつかってしらべます。




 採集された虫は、ウンカ・ヨコバイ類やハエ類など、とても小さな虫が多く、小学2年生の男の子にとっては、地味な作業でしたが、採集したすべての虫を並べて、分類群ごとに数を整理することができました。




 参加した男の子は、7月23日の朝、集合したときに、今日見られるだろう生きものを予測してきたとのこと。それは、おたまじゃくしや、カイエビ、ドジョウなど、田植えや草取りの時にみた生きものたちでした。そして、田んぼの生きものを夏休みの自由研究のテーマにすることを話していました。
 7月23日の活動では、おたまじゃくしや、カイエビ、ドジョウなどの生きものはまったく見られませんでした。田んぼに水がなくなっているからです。
 その後見せていただいた夏休みの自由研究で(小学校への提出物のため写真は無し)、「わかったこと」のなかには、予想とちがう生きものがたくさんすんでいたこと、その理由として、田植えや草取りをした時は水があったけれど、いまは田んぼに水が無いこと、稲が高さ50cmくらいに大きく育っていたことがあげられていました。

昔ながらの農作業、そして生きもの調査の活動を通して、田んぼの生きものや環境への興味が深まっているようでした。夏休みの自由研究報告では、採集した生きものの分類群と数を、表や生きもののイラストで上手にあらわしていました。

子どもたちの感想

けんびきょうをはじめてつかって、こまかいところまで見えて「きれいだな。」と思いました。つぎはいねかりのときに、田んぼにすむ生きものをしらべたいです。



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