NO団体名主な企画内容
16 NPO法人 河北潟湖沼研究所(石川県) 「「河北潟流域レンジャー」プロジェクトII ~困っている生きものたちを守ろう~」
河北潟流域で自然体験活動を行いながら、生き物が困っている状況について解説する。子どもたちがレンジャーとなって、実際に困っている生き物について調査、助ける活動を行う。生態系や環境の問題に気づくことのできる豊かな感性を育む活動。

速報レポート6 田んぼの生きもの調査

活動日: 2023年6月18日
活動場所: 河北潟の南側と西側にある「生きもの元気米」の田んぼ(石川県金沢市才田町、河北郡内灘町)
参加人数: 小中学生  0人 / 大人 4人 / 指導者  4人 / 合計  8人
活動内容

 農薬を減らし、生きものが元気な田んぼを増やしていくために、農家さんと協力してつくっている「生きもの元気米」、今回もまた別の田んぼ3枚で、生きもの調査を実施しました。午前は減農薬の田んぼ、午後は農薬不使用で栽培されている田んぼです。今回も営農者の方にも参加いただきました。子どもたちが参加できると良かったのですが、体調不良などでキャンセルが入り、親子参加がゼロ人となり残念でした。





 生きもの調査活動の目的と、これまで2日間の調査結果をおおまかに伝え、調査方法を紹介して調査に入りました。陸生動物10分、水生動物20分、植物10分とし、グループ分けして、畦4辺に分かれて採集しました。





 午前中は、農事組合法人Oneさんがつくっている2枚の田んぼでおこないました。広いほ場のOSa278は、コミズムシ類、ゴマフガムシ類、アメンボ類、アマガエルが多く見られ、これまでの田んぼと違う点はイトミミズ類が全体に確認されたことでした。OSa2792の田んぼは、品種ゆめみづほが作られている小さ目のほ場ですが、こちらでもゴマフガムシ類、アメンボ類、イトミミズ類が多く見られ、ヒメタニシも全体に確認されました。これまでの田んぼに比べるとヒルの仲間が多く確認されました。
 午後からは内灘砂丘にある藤木さんの田んぼ(FMi189)に行きました。畦の片側が林に面しており、人工物で遮られていないことから、カエルなどが田んぼから林の中へ楽に行き来できる環境で、植物の種類も多く、おもしろい田んぼとなっています。ほかの田んぼと同じく、アマガエルやコミズムシ類、ゴマフガムシ類が多く見られましたが、トノサマガエルやモリアオガエルのおたまじゃくしがたくさんみられました。ここもヒル類も目立ち、ほかの田んぼではみられなかったヒラマキガイの類がコナギに多数ついていました。

大人たちの感想

 雑草や虫も奥が深く、自分の無知さを知りました。これから収穫まで少しでもお手伝いして勉強していきたい。とてもきれいなクモを見つけて、あまり好きではなかったけど、好きになってきました。雑草の名前色々聞いて、もっと知りたいと思いました。
 知らなかった生きものをたくさん見れて良かったです。田んぼによって生態がちがう点も面白かったです。また季節を追って、成長や捕食の関係、卵の様子等も見れたら嬉しいなと思います。



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