NO団体名主な企画内容
16 NPO法人 河北潟湖沼研究所(石川県) 「「河北潟流域レンジャー」プロジェクトII ~困っている生きものたちを守ろう~」
河北潟流域で自然体験活動を行いながら、生き物が困っている状況について解説する。子どもたちがレンジャーとなって、実際に困っている生き物について調査、助ける活動を行う。生態系や環境の問題に気づくことのできる豊かな感性を育む活動。

速報レポート7 ハッタミミズの田んぼづくりⅡ

活動日: 2023年7月2日
活動場所: 河北潟の南東側にある田んぼ(石川県金沢市岸川町)
参加人数: 小中学生  2人 / 大人 2人 / 指導者  2人 / 合計  6人
活動内容

 今日の参加者ははじめて河北潟の活動に参加しました。まずはじめは現在地の確認から。いつもの空中写真を使って「どこにいるでしょう?」。方角をあわせて、山や砂丘などを確認します。堤防むこうに河北潟の湖がひろがっていること、ひと昔前の河北潟のまわりの田んぼや水路の写真を紹介しながら、環境が変わってきたことを伝えます。つぎに皆越ようせいさんの絵本写真「ミミズのふしぎ」でミミズが食べているもの、ミミズの糞塊、いろんなミミズがいることについて関心が高まったところでハッタミミズの紹介。ハッタミミズにとっては畦がとても大事な環境ですが、最近はほ場が大きくなったり、コンクリートの畦もできたりして、畦が少なくなっています。また、乾いた堅い畦も多く、ハッタミミズにとってはすみにくくなっていることを伝えました。




 泥の中に入ると気持ちいい!ハッタミミズがすみやすくなるように、みんなで踏み歩いて、泥をやわらかくしました。前回の活動で泥をつみあげたところに、ハッタミミズのりっぱな糞塊が確認されました。掘り起こしてハッタミミズを観察したり、色々な生きものをつかまえたりして、泥んこ遊びになりました。泥遊びが楽しくなって全身泥だらけ!やわらかい泥の田んぼの良さ、おもしろさを全身で感じてもらえたみたいです。ドジョウや、おたまじゃくしからトノサマガエルになるカエルたちが見つかりました。
 さいごは、ハッタミミズクイズつきアンケート用紙に、感想と、クイズに挑戦してもらいました。












子どもたちの感想

ハッタミミズはもちろんかえるやたにしがたくさんいた。ぼくはハッタミミズがとても長くてびっくりした。一番うれしかったのはドジョウとオケラがつかまえられたことで、ドジョウは、はじめて見たのでとてもこうふんしました。オケラも本物は見たことがなかったからうれしかった。ハッタミミズはとてもかわいかったのでとてもうれしかったです。また「ハッタミミズの田んぼ」に来てたくさん生きものを見つけてまたドジョウにも会いたいです。
ハッタミミズさわれてたのしかった。ショウリョウバッタがたくさんトノサマガエルをつかまえてたのしかった。

大人たちの感想

ふだんなかなか出会えないたくさんの生きものに出会え、子どもたちもとても楽しく観察していました。豊かな生態系がどんどん失われていることを知り、守っていくために何ができるか考えて行動していかなければいけないなと思いました。こうしてたくさんの生きものに出会える場所が減っている今、とても良い体験をさせていただき、ありがとうございました。



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