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速報レポート5 ハッタミミズの田んぼづくり活動日: 2023年6月10日
活動内容
活動場所: 河北潟の南東側にある田んぼ(石川県金沢市岸川町) 参加人数: 小中学生 1人 / 大人 2人 / 指導者 3人 / 合計 6人 河北潟のまわりの田んぼには、ハッタミミズという日本一長い種類のミミズが生息しています。田んぼの泥の中にすんでいる珍しいミミズです。ほ場整備や宅地開発などにより、ハッタミミズも数を減らしており、石川県の絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。このハッタミミズを守るために、昨年より田んぼをお借りして、ハッタミミズがすみやすい田んぼを守るための活動をしています。ハッタミミズとは?ハッタミミズがすみやすい田んぼとは?ひと昔前の河北潟のまわりの田んぼの様子等、活動のなかで学んだり観察したりしながら、どうしたらハッタミミズが元気に命をつないでいけるか、参加したみんなで考えながら活動します。 ![]() ![]() ![]() まずはじめは現在地の確認から。いつもの空中写真を使って「どこにいるでしょう?」、何度か参加していると、まわりをみて海と湖と山と田んぼの位置関係がわかるようになってきます。ひと昔前の河北潟のまわりの田んぼや水路の写真を紹介しながら、環境が変わってきたことを伝えます。つぎに皆越ようせいさんの絵本写真「ミミズのふしぎ」でミミズが食べているもの、ミミズの糞塊、いろんなミミズがいることについて関心が高まったところでハッタミミズの紹介。「ハッタミミズが見たい!」、でも「カエルつかまえたい!」、田んぼに入るとカイエビやおたまじゃくしがたくさんみられ、田んぼに入って最初はハッタミミズが生息する田んぼの生きものさがしを楽しみました。 ![]() ![]() ![]() つぎにハッタミミズの糞塊の観察。糞塊は畦の際にばかりにあります。畦の際は草がたくさんしげっていて見にくい状態でした。むかしは、やわらかい畦に手をつっこむと、何匹もハッタミミズがとれたそう。いまの畦は堅くなっているせいか、畦の下の方に一列に並ぶようにあります。泥で埋まってきた土水路の泥揚げをして、その泥で田んぼの中に畝をつくり、ハッタミミズが好きそうな場所を作ることとなりました。 ![]() ![]() ![]() 泥を掘って泥を運んで泥を積む作業を、手分けしていると、泥の中から長いハッタミミズが見つかりました。計測してみると、74cm! 河北潟の近年の最長記録まであと一歩でした。 長いハッタミミズがつかまえられて嬉しかった。いろんな生きものがいておもしろかった。尾のあるカエルがいておどろいた。 速報レポート1 河北潟ごみ拾い・調査 速報レポート2 昔ながらの米づくり・田植え 速報レポート3 田んぼの生きもの調査 速報レポート4 田んぼの生きもの調査・農薬不使用の田んぼ ![]() 速報レポート6 田んぼの生きもの調査 速報レポート7 ハッタミミズの田んぼづくりⅡ 速報レポート8 ごみを拾って湖であそぼう 速報レポート9 田んぼの生きもの調査 速報レポート10 川に入って生きものしらべ 速報レポート11 田んぼの虫を顕微鏡をつかってしらべよう 速報レポート12 田んぼの生きもの調査 速報レポート13 河北潟カヌー体験・カヌーでごみ拾い 速報レポート14 里山探検 速報レポート15 昔ながらの米づくり・稲刈り 速報レポート16 河北潟一日まるごと体験 ![]() |