速報レポート１１　石磨き見学と最後の石紙芝居

＜活動内容＞
本日、子どもたちには普段の活動場所であるそら庵にスペシャルゲストが来ることを予告してあります。
それは、、、石屋さん！

石屋さん登場

地元の石屋さんにそら庵庭石の表面を磨いて頂くことで、観察をしやすくしようと。

石磨き見学中

最初は粗い砥石。徐々に細かい目の砥石を。

砥石など

暑さとすごい粉塵、、大変なお仕事です。
いま、こういう細かい手作業・加工ができる石屋さんはどんどん少なくなっているそうです。
安い加工済みの外国産などが入ってくるので。
どんな業種もそうですが、外注が頼みとなりローカルな技術が失われていくのってさびしい気がいたします。
石屋さんから石材業のいまむかしなど、その他いろいろな石に関するお話を聞けました。

作業風景

「つるつる～！」　「磨いてないところとぜんぜんちがう！」
子どもたちも、保護者たちもびっくり。

磨き具合を体感中

こちら、小石「礫（れき）」が集まってできた「礫岩（れきがん）」という石。
どんな礫が集まっているのか、とてもよく見えるようになりました。
石が集まって石ができる楽しさ。
礫岩は各種の岩石の中でもとても観察しがいがあり、石の不思議について
子どもたちのハートをくすぐりやすいと考え、この石を磨いて頂きました。

直径30㎝程度だけ磨いて頂きまして、磨いてない周囲との比較から、
石って磨くとこんなに変わるんだ～ということも学べます。
普段お墓などで見るつるつるの石はこうやって研磨してあるのですね。

その他二つの石も磨いて頂きました。

磨き終わった礫岩

石屋さんがお帰りになったあと、
そらじい特製、たのし石活動の定番、石の紙芝居！
子どもたち、これまで庭にある４つの石を学んできまして、
最後となる（予定の）５つ目の石についての。
その石とは、、、「薮塚石（やぶつかいし）」！
薮塚とは太田市内の地区名で、薮塚石はそこでかつて採掘されていた石（火山灰でできた凝灰岩）です。
そらじい「薮塚石と（以前勉強した）金山石どっちが古いでしょう？ヒントはこの絵、、、」
子どもたち「金山石！だってさあ、、、、」

石の紙芝居上演中

ところでここで長年？蓄積してきた、そらじい流紙芝居作りのポイントを。
・紙はいらないカレンダー。
はがさずくっついたまま使います。これをぺらぺらめくりながら。
これならバラバラになって飛ばされたりなくしたりする心配なし。
別に裏に読む文章が書いてあるわけではないのでこれで十分。

・中身について、クイズ形式、なぞかけ式がいいですね～
同じことを伝えるのであっても、子どもたちにまず考えさせること。
アクティブラーニングの要素を入れて。
言い方を変えれば、伝えたいことをいかにクイズの答えとして設定するか。

・そして、何だろう何だろう、次をめくるのが楽しみ、、、はやくめくれ～
と思わせるような感じに。

紙芝居表紙「100ねんまえは大人気　太田のもうひとつのオリジナル石のなぞ」

その流れで薮塚石の星野家蔵を見学。
そらじい「さわってさわって～。この小石が噴火のときにボカンと地面をぶっ壊したときの名残ですよ。」

薮塚石の蔵

その後は、お隣のスイカ名人のおじちゃんちへ行きスイカをもらってきて食べたり、
先日片付け中のご近所から頂いた紫水晶（アメジスト）の岩塊に目を奪われてみたり。
子「そらじい、これちょうだい！」
そら「べ～」

紫水晶

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