NO | 団体名 | 主な企画内容
|
13 |
一般社団法人Telacoya921 Telacoya旅する小学校(神奈川県) |
「葉山と沖縄をつなぐサバニプロジェクト」 沖縄の伝統的な舟であるサバニを漕ぎ、南城市新原(みーばる)ビーチから久高島(くだかじま)に渡る企画。活動拠点である神奈川県では、地元のサバニクラブから舟を借りて練習する。結果より旅にでる過程を大切にし、「自分で決める」など4つのねらいを掲げて活動する。 |
|
速報レポート21 ついに旅本番‼
活動日: 2024年10月22日(火), 10月23日(水)
活動場所: 沖縄県南城市新原ビーチ
参加人数: 小中学生 9人 / 大人 人 / 指導者 6人 / 合計 15人
<活動内容>
【10月22日】
ついに旅の日がやってきました。
10月22日 沖縄1日目。
午前中に飛行機で那覇空港に到着後、移動して新原ビーチへ。
新原ビーチで最後のサバニ練習をする予定でしたが、2日前に台風が発生してしまい、23日24日が久高島に行くフェリーが止まってしまうかもしれないことがわかり、急遽みんなでどうするか話し合いを行いました。
この旅の目的は『久高島にいる卒業生に会いに行く』『サバニで久高島に行く』だから、サバニで行くのは難しいかもしれないけど、フェリーで今から行けば会えるなら短い時間でもいいから会いに行きたい!
そして明日サバニが出れる海況なら挑戦したい!
となり、急遽予定を変更して日帰りフェリーで久高島の先輩に会いに行くことになりました。
フェリーで向かう途中も、明日サバニで渡れるかもしれないから、リーフの外の海がどんな海況なのか確認したりしながらフェリーに乗りました。
最終便のフェリーで戻らなければいけなかったので、久高島の滞在時間は1時間ちょっと。
それでも久しぶりの先輩に会えて、みんなすごくすごく嬉しそうでした!!
先輩の寮を紹介してもらったり、学校を紹介してもらったり、島の商店に連れて行ってくれたり、短い時間でしたが有意義な時間を過ごせました。
あっという間にお別れの時間。
港まで見送りにきてくれた先輩と出港ギリギリまで話をしたりして、最後は『バイバ〜イ!またくるね〜』と先輩が見えなくなるまで手を振り続けました。
寝る前にみんなで明日の天気を調べ、やはり明日は久高島にサバニでは行けない確率の方が高そうなことが分かったが、明日になってみないと分からないし、行けるときのために出れる準備をして寝よう!ということになりこの日は就寝しました。
子どもたちの感想:
・フェリーでもけっこうゆれた。先輩に久高島を案内してもらえてうれしかった!(6年生女子)
・先輩に念願の再会!学校の話もいっぱいきけて嬉しかった♪フェリーからコマカ島も見れたので嬉しかったです!(6年生女子)
【10月23日】
天気:晴れのちくもり
気温:29℃
風:北東9m
潮:中潮
今日はサバニで久高島に渡る挑戦の日。
台風の影響はさらに強くなり、朝から強い風が吹いていました。
今回の旅を応援しサポートできてくださった葉山サバニ倶楽部のメンバーも一緒に海をみながらみんなで今日どうするかを話し合いました。
予報では北東8mの風、しかし体感は10mを超えていたと思います。
けれど子どもたちは、"行けるところまで挑戦したい!"というおもいがあったので、行けるところまで挑戦することにしました!
あっという間に流されてしまいそうな向かい風の中、必死に漕ぎ続けました。
伴走船の上から、そして浜からも応援の声が聞こえます。
「限界まで漕いだら、戻ろう」と決めて漕ぎ続けること約40分。海の厳しさを感じつつも、子どもたちは必死で漕ぎ続けました。そして限界に達し、戻ろうしたらわずか1分半でスタートの地点に。
たった1分半で戻れる距離でしたが、その海上での40分間は計り知れない価値をもたらしたとおもいます。
サポートしてくださった皆さんのおかげでなかなかハードな海況の中海に出れた子どもたちの口から出た言葉は、「怖かったけど、今までのサバニの中で一番楽しかった!」という一言でした。
今回の旅で、残念ながらサバニで久高島へは渡ることができなかったものの、海の厳しさとともに、それ以上の達成感と成長を得た素晴らしい経験となったと思います。
そしてお昼、ハワイの伝統航海カヌー『ホクレア』のクルーのタミコさんもみんなの応援に駆けつけてくださり、みんなにお話会をしてくれました。
『どうしてキャプテンになったの?』『食料はどうしているの?』『船の大きさはどのくらい?』などなど、子どもたちからの質問にも丁寧に答えて下さり、とても貴重な時間となりました。
午後はみんなで糸満市にある『くくる糸満常設展示場』にいってきました。
糸満の海の文化を知るコーナーや実物のサバニを展示したホールもあり、そこではサバニを作ってる映像やクイズなどもありました!
そのほかにも糸満の歴史を学べるコーナーもあり、みんなすごく真剣にみていて面白い展示場でした!!
今回の旅でサバニで久高島に渡ることは出来なかったけど、それ以上にたくさんの経験をした子どもたち。子どもたちからは”まだ続けたい!”次こそはサバニで久高島に行く”と、みんなが言っていました。
みんなの挑戦はまだまだ続きます、、、!
<子どもたちの感想>
・はじめて一番前に乗ったのが楽しいと思った!うねりに合わせて漕ぐとちょっと楽だった。
次があるなら絶対に久高島に行きたい!そのためにいーっぱい練習して強い風でも海に出れるくらい強くなりたい!(6年生女子)
・やってみて大変だった。向かい風で途中までよかったのにルームランニング状態でなかなか進まなかった。そのかわり帰りは早くてびっくりした。久高島に渡りたい!そのために最低でも2時間漕げる練習をする(6年生女子)
・バランスを取るのが大変で途中ひっくり返りそうになった。次は久高島に行きたい!(6年生女子)
・今回はこわくてのるのをやめたけど、次は挑戦してみたい(2年生男子)
・サポートチームだったけど次は漕ぎ手になる!(4年生男子)
速報レポート1 サバニプロジェクトスタート!
速報レポート2 サバニ練習2回目!
速報レポート3 ポジションの役割を知ろう!
速報レポート4 チームで80点をとる!
速報レポート5 旅のメンバーが決定!
速報レポート6 沖縄キャンプの準備と計画
速報レポート7 本格的に練習開始!
速報レポート8 自分で決めるということ、みんなで決めるということ
速報レポート9 サバニの座学
速報レポート10 海に出ないという決断
速報レポート11 仲間としての時間の使い方
速報レポート12 はじめての沈練!
速報レポート13 夏休み最後の練習日!
速報レポート14 チームワークを高めよう!
速報レポート15 ドキドキのメンバー発表!長距離練習も開始!
速報レポート16 練習を積み重ねて、レベルアップを目指そう!
速報レポート17 本番をイメージして海に出る!
速報レポート18 海に出られない日も出来ることを考えよう!
速報レポート19 海に出れなくてもトレーニング
速報レポート20 最後の旅準備!
速報レポート21 ついに旅本番‼
プログラム検索に戻る