NO団体名主な企画内容
18 NPO法人暮らし・つながる森里川海(神奈川県) 「馬入水辺の楽校の会 水ガキ養成講座」
「主体的に参加する」、「自然観察の面白さを体感する」、「達成感を味わう」をテーマに活動を展開。火起こし&魚焼き体験、海のプログラムや生き物観察等を実施。また相模川の上下流交流会では、山梨の子どもたちともふれあう。

速報レポート3 「ひらつかナチュラリスト養成講座」

期日:2017年7月9日(日)晴れ
所:平塚市「土屋里山体験フィールド」

 動物観察で一番むずかしいのが哺乳類の観察です。夜行性であることや警戒心が強いので、なかなか出合えません。アライグマやハクビシンなどが話題になりますが、実物を見たことのある人は多くないと思います。私たちの住む平塚市にはどんな哺乳類が息づいているのでしょうか。多いのか少ないのか、保護が必要なのか等、ちゃんと調べられていないので、実態がわかりません。そこで、センサーカメラを使った生き物調査を実施することにしました。
 主役は子供たちです。ムササビ観察やナイトハイク、モグラのトンネルの型取りや足跡取り、フィールドノートの付け方など、楽しい手法で、ちびっこナチュラリストを育てます。

●モグラ学事始め
 この日は里山に集まり、モグラのことを学びました。身近に普通にいる生き物ですが、本物にはなかなか出会えません。まずは、自分のイメージするモグラ像をスケッチしました。形はもとより、眼や手足の形、位置、尻尾があったかどうか等、ハテと悩みます。スケッチの後、剥製を見て納得。写真で見て、説明されるより、数段、生き物のことがわかります。
 とっておきは、モグラのトンネルの型取り。ウレタンフォーム(発泡プラスチック)をモグラの穴の中に注入し、1時間ぐらい経つとトンネルが型どれます。
 土から掘り出すと、長いトンネルが出てきます。ちびっ子たち大感激。「ここでモグラがUターンしたのではないか」「ここはトイレか」などと、想像が膨らみます。
 そうそう、ウレタンフォームを使用する際は、固まると取れにくくなりますので、手につかないよう、手袋を使用してください。
●センサーカメラによる哺乳類調査
 獣道を見つけるところから始まります。最初は良くわかりませんが、眼の高さや見る位置など変えると森の中の動物の道が浮かんできます。アニマルトラッキングと言い、足跡や食痕、糞などを見つけ、その生物の存在を知ります。カメラ設置する場所は獣道沿いです。いたずらされない場所、やや暗い場所、高さは1メートルぐらいの場所に設置します。
 動画と写真の両方が選べますが、動画の方が面白いです。設置期間は3週間程度。撮影された生き物を調べます。何が映るか、次回が楽しみです。たくさんの子供たちに参加してもらえるよう、PRに力を入れます。


自分のイメージするモグラ像を描きます。尻尾あったっけ? 手の形はなど、悩みます

剥製を見てお勉強。自分のスケッチと比較できるので、特徴がよくわかります。

ウレタンフォームをトンネルに注入。1時間すると固まります。みんなで慎重にトンネルを掘りあげます。


見事なトンネルが出てきました。長くてみんなびっくり。何でこんなに曲がっているの。モグラの気持ちになって想像します。

里山にセンサーカメラを仕掛けました。何が映るのか3週間後が楽しみです。



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