NO団体名主な企画内容
17 南アルプス市立芦安小学校(山梨県) 「「やまぶき祭り」っていうのに、ヤマブキがないのは、どうして?~食害と動物との共存を考える~」
地域の子どもたちが毎年参加している「やまぶき祭り」。しかし、会場どころか周辺にもヤマブキは見当たらない。地域の老人に聞いてみると、鹿が食べてしまったという。動物の食害に対して自分たちのできることは何かを学ばせたい。

速報レポート9 学校園がサルの被害に:でもエゴマは無傷だった

日 時:  2020年7月27日(月)  
場 所:南アルプス市芦安小学校学校園
参加者:  児童22名 教職員11名   
活動のねらい

 学校園は全体を20cmの網で四方を覆われています。昨年は大豆が収穫間際に、ネズミに大半を食べられたことはありましたが、サルやイノシシ・シカの被害はありませんでした。ところが、今年は南アルプス山系の北岳の山小屋が休業になり、登山口になっている広河原までのバスも通行しなくなり、登山者の入山が禁止されています。人が山に入らなくなったことから、獣たちが人のことを気にせず動き回り、人里に降りてくるようになってきました。小学校の近くでも、熊の目撃情報も耳にするようになって、子どもたちにも注意をしているところでした。 そんなおり、秋には地域のお年寄りを学校に招待して、グランドゴルフを一緒にした後に食べる焼き芋を食べる集会のために、小中学生が春に植え付けたサツマイモが、残念なことにサルに食べ荒らされてしまいました。子どもたちもショックを隠せずに、ただ茫然としていました。しかし、前を向いて前進しよう。オリとネットを修復して、再度サツマイモの苗を植えなおしました。一方、同じエリアに栽培してあったエゴマにはさすがのサルも一切手を付けませんでした。地域の方から聞いた鳥獣害動物に強い「エゴマ」の神髄をここに見た感じがしました。これからも栽培・観察を続け、鳥獣動物の食害に合わない工夫を考えていこう。

活動内容

○学校園がサルの被害





 ああー、こんなになってしまった。せっかく水やりや草取りをしていたのに。サルが忍び込み、大きくなり始めていたサツマイモが見るも無残な姿に。サツマイモの皮がきれいにむしられて、畑に散らばっていました。



一方、こちらはエゴマ。獣も手を付けないといわれているのは、本当だった。

○エゴマを持ち帰り、レシピを参考に家で料理をしよう。





 エゴマの葉は、初夏が一番おいしいとき。本当は、学校で調理をしたかったのですが、コロナウイルスのために調理は禁止です。子どもたちと一緒に作ったレシピとエゴマの葉を家庭に持たせて、料理をしてもらうことにしました。



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