NO団体名主な企画内容
17 南アルプス市立芦安小学校(山梨県) 「「やまぶき祭り」っていうのに、ヤマブキがないのは、どうして?~食害と動物との共存を考える~」
地域の子どもたちが毎年参加している「やまぶき祭り」。しかし、会場どころか周辺にもヤマブキは見当たらない。地域の老人に聞いてみると、鹿が食べてしまったという。動物の食害に対して自分たちのできることは何かを学ばせたい。

速報レポート16 芦安地域の伝統食「キビ団子」「アワ団子づくり  

日 時:2020年10月15日(木)
場 所:南アルプス市芦安小学校
参加者:児童3人( 3年生2人 4年生1人 )  
教師3人  指導者2人  (地域協力隊1人 集落支援員1人) 芦安地区おばちゃん2人
活動のねらい

 ・芦安地域の伝統食にキビ団子・アワ団子があることを知ることができる。
 ・キビ・アワ団子を芦安地区の人たちと一緒に協力して、楽しく作ることができる。

 芦安地域は標高が高く気温が低く、最近の温暖化が問題になる前の冬は「ペンギン村」と言われたくらいの場所でした。また、谷あいにあり、閉扉が少ないために、雑穀を生産して食糧源としていました。今では、鳥獣害の食害や高齢化のために、田畑は少なくなり、キビなどの雑穀を生産する家庭はなくなりました。
 芦安地区にはかつては、「キビ団子」「アワ団子」を郷土食として食べられていた文化があります。先人たちがいかにして食料を手にしていたのか、体験することにしました。春に学校園(フェンスで囲い鳥獣の食害を避ける)にキビの種をまいて育ててきました。秋になり、頭(こうべ)を垂れてきたので収穫して干しました。そのキビを使って団子作りです。
 集落支援員の加賀美さんのお宅では、今でもキビを餅に入れて食べていることを聞いて、早速指導をしていただくことにしました。また、加賀美さんの計らいで、芦安地区から調理の指導を兼ねて、2名のおばちゃんも参加してくれました。餅をついてキビを入れれば本当はいいのでしょうが、今回は、ゴマすりの鉢で擂ったキビを白玉団子に振りかけつくりました。コロナウイルスの関係で、子どもたちは自分の分だけ調理して、家庭にお土産として持ち帰りました。キビが食べられること、こんなにおいしいこと、昔の人は食べるものを手に入れるのにいろいろ工夫をしていたことに気づかされました。

活動内容

○キビ団子を作ろう。地域の人たちとの楽しいひととき。













地域のおばちゃんたちは、とっても優しく作り方を教えてくれました。コロナウイルスのために、学校で食べることができませんでしたが、お土産として持ち帰りました。おばちゃんたちと一緒に作って、とっても楽しかったです。



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