NO団体名主な企画内容
42 和歌山大学教育学部附属小学校(和歌山県) 「1人ひとりの探究が創る未来 ~人も自然も栄える未来をつくる~」
小学5・6年生が、魚の飼育と水耕栽培を組み合わせた「アクアポニックス」に挑戦し、栽培した野菜を使った和歌山ラーメン・和菓子づくりを目指す。校内ビオトープの環境整備、飼育・栽培から、生育した野菜の活用に取り組む活動を通して、未来を創る子どもたちの探究心を育む。

速報レポート35 和菓子職人からわらび餅作りの極意を教えてもらおう

活動日: 2024年10月 10日(木)
活動場所: 和歌山大学教育学部附属小学校5・6F教室
参加人数: 小中学生  13人 / 大人  0人 / 指導者  2人 / 合計 15人

<活動内容>
 体調不良等で3名の欠席で13人が和菓子職人にわらび餅作りを教えてもらった。わらび餅作りチームの課題として、美味しいわらび餅を作ることができてきたが、今の作り方では多くの人に食べてらうことが難しいと考えていた。そこで、和菓子職人はどのように短時間で美味しいわらび餅を大量に作っているのかを知りたいと考えていた。そこで、わらび餅作りにこだわりをもっている和菓子職に来てもらい、職人技を伝授してもらうことになった。子どもたちが本気でわらび餅作りをしている姿を見て、普段なかなか教えないわらび餅作りの極意まで教えてもらえた。最初に全体の流れを教えてもらい、あとは作業をしながら教えてもらった。また、作業を効率的にすることで無駄な時間を省くことで節約になったり、利益が上がること、それがモノづくりのプロとして大切だと教えてもらった。これは、職種は違うが二日前に来てくれたモノづくりのプロと同じことを伝えてくれていた。
 今回は、果汁100%オレンジわらび餅・果汁100%グレープわらび餅・沖縄サトウキビ使用の黒糖わらび餅の3種類を作った。自分たちがこれまでしていた作業工程とは異なる職人ならではの作業工程を教えてもらい、実演すると今までよりもずっと早くたくさんのわらび餅を大量につくることはできた。できたわらび餅を切るまでに冷ましていた。その時間に職人が事前に準備してくれていた3種類のわらび餅を食べさせてもらった。私は黒糖わらび餅を美味しいと感じたが、子ども達の人気はオレンジわらび餅・グレープわらび餅に二分していた。職人からオレンジわらび餅・グレープわらび餅を考案した理由は、きな粉が苦手な人にもわらび餅を食べてほしいという願いから始まったと聞いた。また、食べる人の健康にも配慮し、できるだけ安全で自然に近い原料をしようしていることも聞いた。子どもたちも、改めて多くの人に安心して食べてほしいと考えるようになった。
 わらび餅を作るまでは、順調だったが、思ったよりもできたわらび餅を切って1人分ずつに分ける作業に時間ガかかった。たくさんの人に食べてもらうためには、これも新しい課題となった。できたわらび餅はどれも今まで食べた中で最も美味しいと感じていた。その中で、オレンジわらび餅・グレープわらび餅以外にも何かみんなが喜ぶ味がないのかを探っている子がいた。この日は、午後から授業参観だったため、子どもたちが作ったわらび餅の一部を冷蔵庫で保管し、学級懇談の時に保護者に食べてもらった。保護者の方々もあまりの美味しさに感動していた。


わらび餅作りの流れを聞いている様子

職人さんから教えてもらってわらび粉をこねている様子

出来上がったオレンジわらび餅を無駄なく取っている様子


まんべんなく黒糖わらび餅を混ぜている様子

出来上がったグループ左からオレンジわらび餅・黒糖わらび餅・グレープわらび餅

職人さんが準備してくれた黒糖わらび餅


職人さんの準備してくれたわらび餅を食べている様子

冷ましたわらび餅を切り分ける作業方法を学んでいる様子

職人さんに教えてもらった方法でわらび餅を切っている様子


授業参観に来てくれた保護者の方々に食べてもらっている様子

<子どもたちの感想>
 和菓子職人さんの作業の手際よさに驚いた。また、むだなく作業することの大切さも知れて良かった。モノづくりのプロはやはり無駄なく作業することを意識していることを感じた。そして、多くの食べる人のことを考えて、使う材料もこだわっていた。自分たちも食べる人のことを考えて使う材料を考えたい。教えてもらうことができたので、たくさん美味しいわらび餅をつくることができて嬉しかった。もっと練習して、もっと早く美味しく安全なわらび餅を作りたいです。



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