実施レポート [ 速報レポート１５　「第４回かぶとむし相撲　陸前高田場所～誕生！“２日間総合部門”～」＠鶴川二小おやじの会、陸高Ｋ２プロジェクト共催(15) ]

NO	団体名	主な企画内容
15	鶴川二小おやじの会（東京都）	「地域に広げる！かぶとむし園・ホタル池　拡充活動～学校ビオトープから里山復元に向けた子どもたちとの挑戦～」ビオトープ活動の一環として行っているカブトムシの産卵場所を地域にも拡大したり、学校で育てているヘイケボタルを冬水田んぼ（不耕起・冬期湛農法）にして、校外の田んぼに還すことに挑戦する。

速報レポート１５　「第４回かぶとむし相撲　陸前高田場所～誕生！“２日間総合部門”～」＠鶴川二小おやじの会、陸高Ｋ２プロジェクト共催

日時　　８／８（土）　１０～２２時　
　　　　　　９（日）　９　～１７時
場所　　陸前高田市立矢作小学校の体育館　生出地区の宿泊施設前広場　鈴木旅館　　
参加者　小学生２０人　指導者５人　　保護者１０人

概略

震災の年の５月から、鶴川二小おやじの会では、陸前高田への支援活動を行なっている。その縁から、２０１２年夏に、かぶとバトル陸前高田場所を開催。その後、毎年続き、今年が第４回となる。
鶴川二小おやじの会の篠田と、毎年、東京からボランティア参加してくれている数人、町田場所に参加した鶴川二小子どもの会のHくんとGさん、そして、そして、K兄弟とO兄妹の陸前高田の４人組が、運営の中心メンバーだ。
かねてから協力関係にある鈴木旅館のご厚意で、４人組も旅館に宿泊させてもらい、寝食共にしながらの交流となった。
そこから、バトルを進化させる新しい部門が誕生した。それが、「二日間総合部門」だ。バトルの前日、土俵中央におく“蜜”を、はちみつや黒砂糖、バナナや焼酎などをそれぞれが自分の好みの味に仕立てることにした。そして、夜は灯火採集に出かけた。現場に向かう道中、採取自体をバトルにしようという意見が出た。あらかじめ、虫ごとに得点を決め、その合計で、虫取り王を決めようというのだ。虫捕りが始まれば、虫を取り合ったり、網をぶつけあったりする一方で、互いに助け合う姿も見られた。バトル形式にすることにより、緊張感をもったイベントとなり、これもまた、一種、“交流”の機会になったと思っている。また、この場において、夕方の下見に来た際、６人の子どもたちが作った手作り蜜を入れ物に入れ、地面に置いておいた。夜の虫取りの時、子どもたちと共に、それを見、虫が寄ってきてれば、その蜜のポイントになるようにも考えた。（今回は、残念ながら、カブトやクワガタの姿はなく、蟻が寄っていただけだったが、それでも、たくさんいる蜜とそうでないものがあることは、同じく、子どもたちの闘争心をたかめることにつながった）
バトル当日。例年と同じ程度の２０人の子どもが参加。午前は個人戦、午後は団体戦を行なった。例年、行っている、個人戦、団体戦、プラカード賞（個人戦・団体戦）、体重部門（最大・最小）、早登りチャンピオン、作文賞など、それぞれに順位ポイントをつけ、さらに、夜の虫取り賞、手作り蜜部門という６人だけが行った部門もポイント化し、２日間の総合チャンピオンも決めた。このことにより、虫取りはもちろん、“カブトムシが好きな蜜”とは何か、という新たな分野についての子どもの挑戦意欲を掘り起こすきっかけとなったのが、成果だと思っている。