活動レポート５　ポニーを飼育する価値

(1)ポニーは性格が穏やかで、慣れると人によくなつきます（個体差もあります…）。そのため、子供たちがポニーとのかかわりの中で愛着や親しみをもちやすいです。
(2)ポニーはとても頭がよく、世話をしてくれる人やかわいがってくれる人、嫌なことをする人を覚えます。人の感情を理解し、人を癒すと言われています。
(3)大きさの違う２頭のポニーがいるため、小さいサイズのポニーとかかわって慣れたり、大きいサイズのポニーとのかかわりに挑戦したりするなど、子供自身が自分で自己選択・自己決定してかかわることができます。
(4)ポニーは大型動物であるため、複数の子供たちが全身を使ってかかわることができます。例えば、抱き着いて温かさを感じたり、背中に乗ったりするなどの活動の広がりが生まれます。
(5)ポニーは１回の食事で牧草を１ｋｇ程度食べます（個体の大きさや年齢にもよります）。また、ポニーのフンは、小型動物と比べると多いです。そのため、お世話を頑張った自分やできるようになった自分に気付く姿が期待できます。
(6)子供一人ではポニーの飼育はできません。エサやりや小屋掃除などは友達と協力して行う必要があります。友達とのかかわりが深まったり、友達の頑張りやよさに気付いたりする姿が期待できます。
(7)他の学年の児童や保護者、地域の方、保育園・幼稚園の園児、他の小学校の児童などにポニーの説明や乗馬体験などを行うことでつながりをもち、自分自身の世界を広げていく手助けとなります。

実際に飼育活動を始める前に、これらの価値を教師自身が捉えていることが大切だと考えています。

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