NO団体名主な企画内容
31 大津市立葛川小学校(滋賀県) 「「メイプルシロップで商品開発」 自然を活用したアントレプレナーシップ (起業家精神)」
学校林のカエデから樹液を採取し、メイプルシロップを作りクッキーを焼き、葛川粘土を用いた陶器を作り、木材加工でキーホルダーを作り販売する企画。地域資源や地域の人材を積極的に活用し、地域との協働体制を充実させ、子ども達のたくましく生きる力を育む企画。

速報レポート6 「陶器作り」

日 時 令和3年7月14日(水)
参加者 6年児童4名、教職員3名、指導者1名

 先日、「樂焼」十五代、樂吉左衛門さんに教えてもらって制作した陶器を乾燥させていたが、今度は自分たちの手で焼こうと、7月14日(水)、近くにある葛川少年自然の家の屋根付き広場をお借りして、レンガで組み立てた焼き窯で、陶器を焼いた。









 重いレンガを運び、指導者に教えてもらって、各自1個ずつの焼き窯を作った。風を送り込む口を設け、周囲をレンガで囲い、窯が完成した。
 次に火起こしである。地元の方の協力を得て、薪の束を数個いただくことができ、その薪を用いて火を熾した。丁寧に陶器の作品を入れ、うちわで扇ぎながら、火力を強めた。前回、樂吉左衛門さんに教えてもらったことによると、陶器を焼く温度は800℃から1200℃の火力がいるらしい。どんどん薪を入れ、うちわで扇いで、約2時間、作品を焼き続けた。
 途中、何度か「ボン」といって爆発音がした。作品に空気が入っていると膨張して作品が壊れるようである。心配ではあったが、火を消すわけにもいかず、そのまま焼き続けた。また、乾燥が十分でない場合も壊れることがあるそうだ。
 その後、すこしずつ温度を下げる意味で、一旦学校に戻り、放課後にもう一度来ることにした。いよいよ窯出しである。期待に胸をふくらませ、窯の中を確認すると、4人ともほぼ全部、割れていた。一部原型を留めた作品もあったが、結果はさんざんである。「陶器作りは、簡単なことではない」4人は、今回の失敗をバネに、新たな課題に向き合うことになった。でも、けっしてあきらめることはしない。



速報レポート1 「学校林活動、小6カエデの樹液採取」
速報レポート2 「小3、4 山の土、川の土」
速報レポート3 「やまのこ学習、小3、4 山と川のことを学ぶ」
速報レポート4 「メイプルシロップ作り」
速報レポート5 「葛川粘土で陶器作り」
速報レポート6 「陶器作り」
速報レポート7 「川調べ、稚魚放流」
速報レポート8 「久多、自然体験」
速報レポート9 「間伐材で商品開発」
速報レポート10 「間伐材で名札作り」
速報レポート11 「自作窯で陶器作り」
速報レポート12 「久多で秋を見つけよう」
速報レポート13 「メイプルシロップのためのウリハダカエデの樹木選定」
速報レポート14 「学校林で間伐材を調達」
速報レポート15 「名札作り、カンナがけ」
速報レポート16 「学校林で観察活動」
速報レポート17 「葛川の地層を調べ陶器作り」
速報レポート18 「名札作り、レーザー加工とニス塗り」

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