NO団体名主な企画内容
31 大津市立葛川小学校(滋賀県) 「「メイプルシロップで商品開発」 自然を活用したアントレプレナーシップ (起業家精神)」
学校林のカエデから樹液を採取し、メイプルシロップを作りクッキーを焼き、葛川粘土を用いた陶器を作り、木材加工でキーホルダーを作り販売する企画。地域資源や地域の人材を積極的に活用し、地域との協働体制を充実させ、子ども達のたくましく生きる力を育む企画。

速報レポート17 「葛川の地層を調べ陶器作り」

日 時 令和3年10月20日(水)
参加者 6年児童4名、教職員3名

 陶器作りで商品開発を行い、起業に挑戦している6年生の4名。今日は、葛川粘土が採れる町居という地域に地層を調べに出かけた。









 滋賀県の陶器といえば、「信楽焼」が全国的に有名であるが、なぜ信楽で陶器が産業として成立するのか、について疑問を持った6年生は、あれこれ調べることにした。陶器作りには、何より良質の「粘土」が採れることが1番大切なことであることを知った。古代より地質が隆起を繰り返す中で、ねばりのある良質な粘土が採取できる地域、それが陶器の産地となっている。では、葛川粘土はどうか。河原で採取する粘土には、草や石、瓦礫などの不純物が含まれていて、そのまま使用して陶器を作っても、焼くときに割れてしまうことが実体験で分かった。では、陶器の産地では、どのように不純物を取り除いているのかを調べた。
 まず、粘土を採取して、水洗いを繰り返し、小さい目の網でこしとる。水に浸し寝かせる。沈殿した土を掬いだし、約3年間熟成させるそうだ。やはり粘土1つをとってみても、簡単なことではない。6年生は、今後中学生になっても、陶器作りの夢をあきらめずに取り組むことを決意した。
 地層を調べ、葛川の古い記録と照らし合わせ、粘土質が採れる理由をこの目で確かめた。何層にも重なった地層を発見し、どの時代のどんな成分の地層であるかを今後調べ、葛川粘土の本質に迫りたい。



速報レポート1 「学校林活動、小6カエデの樹液採取」
速報レポート2 「小3、4 山の土、川の土」
速報レポート3 「やまのこ学習、小3、4 山と川のことを学ぶ」
速報レポート4 「メイプルシロップ作り」
速報レポート5 「葛川粘土で陶器作り」
速報レポート6 「陶器作り」
速報レポート7 「川調べ、稚魚放流」
速報レポート8 「久多、自然体験」
速報レポート9 「間伐材で商品開発」
速報レポート10 「間伐材で名札作り」
速報レポート11 「自作窯で陶器作り」
速報レポート12 「久多で秋を見つけよう」
速報レポート13 「メイプルシロップのためのウリハダカエデの樹木選定」
速報レポート14 「学校林で間伐材を調達」
速報レポート15 「名札作り、カンナがけ」
速報レポート16 「学校林で観察活動」
速報レポート17 「葛川の地層を調べ陶器作り」
速報レポート18 「名札作り、レーザー加工とニス塗り」

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