速報レポート８　植物の特性を生かした「草花遊びや植物マジック」を楽しもう！その３

＜活動内容＞
　今回もボランティアの方がたくさんの植物を持ち込んでくださり実施しました。ボランティアさんも子供達との出会いをとても楽しみにしているご様子で、いつも張り切って指導してくれています。今回はいろいろな葉で音を出す遊びを行いました。
　まず、いろいろな葉を使った草笛教室。ボランティアさんが言うには、初級・中級・上級とあるそうです。初級はニセアカシアの葉を口に当て息を出すだけで音が出るので、皆が音出しに成功していました。中級はシラカシの葉を丸めて口に入れ吹くのですが、なかなか苦戦のようでしたが、音が出るととても嬉しく誇らしげの様子。上級はイネ科の葉を細く切ったものを両手に挟み、楽器のリードのようにして吹くものです。さすがに上級でとてもむずかしいようでしたが、それでも音出しに成功した子供もいて、みんなから拍手してもらっていて、とてもうれしそうでした。

　次に、クズの葉の鉄砲遊びにチャレンジしました。軽く結んだグーの上に葉っぱを乗せ、上からたたいて音を楽しむ遊びです。なかなか音が出ないで苦労していましたが、見事な「パンッ！」という音を出してニッコリ微笑む姿もあちこちに。また、クズの他にカラムシという葉でも行いました。薄い葉ならどんなものでもOKのようであることも発見できたようで、その後、庭に出ていろいろな葉っぱでチャレンジしている子供もいたそうです。なお、カラムシの葉は、そのままワッペンのように服に張り付くので、その遊びもかなり子供達が楽しんでくれました。

　最後は、アカガネサルハムシというハムシの仲間の観察。とても小さな虫ですが、その七色に光輝く姿にはどの子も驚き感動しているようでした。子供達は、手の上に乗せて歩かせてみたり、ルーペを使い、その美しい様子を観察したり、大喜びの顔を見せてくれました。

＜子どもたちの感想＞
◎ニセアカシアの葉っぱの笛はかんたんに音が出て、とてもうれしかった。
◎シラカシをまるめて吹く笛は、なかなか音が出なくてくやしかった。
◎シラカシの笛は何度もチャレンジしました。小さいけど、ちょっと音が出た時には、飛びあがりたいくらいに、ヤッターと思った。
◎イネ科の葉を細く切って吹く笛は、さすがに上級だけあってむずかしかったです。練習して音がでるようになりたいです。
◎クズの葉でポンというのは、なかなか音がでません。でも、友達で音が出せた子がいて、すごいなあと思った。
◎クズの葉の鉄砲あそびは、手がとてもいたくなった。クズの葉ポンはもうやりたくない。
◎カラムシのワッペンはとても楽しかった。葉を切り抜いて顔にする人がいて、すごいと思った。
◎アカガネサルハムシという虫は７ｍｍくらいでとても小さい虫で、とてもきれいで気に入った。
◎アカガネサルハムシは、キラキラと七色のにじのように光っていて、すごい虫もいるなと思った。

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