速報レポート１４　竹筒バチゲットトラップ作り・キツネノカミソリペンダント作り・標本観察

＜活動内容＞
　ハチというと、アシナガバチやスズメバチ等を思い浮かべますが、ハチは昆虫の中でも、生活環や生活様式が多様で、いろいろな巣を作る事が知られています。竹筒バチもその一例であり、切られて置いてある竹やパイプなどの筒状のものを巣に利用します。こうしたハチは単独性でドロバチやハキリバチが竹筒によく巣を作ります。そこで、写真のような竹筒を用意して、軒下などに水平に置きどんなハチが来るかを調べることにしました。さて、どんなハチが来るでしょうか。楽しみにして待つことにしました。

　なかの学舎の庭にはたくさんの植物が繁茂しとても自然環境に恵まれています。将来的には、専門家の力も借りて植物目録を作成していこうかと考えています。特に写真のキツネノカミソリが至る所に咲いており、ある程度採集しても影響がないので、花の茎を使いペンダント作りにチャレンジしました。このような草花遊びは、女の子に人気があるようで、数人が直ぐに集まり作り始めました。首にかけて嬉しそうな顔をしている姿がとても印象的でした。

　あるボランティアさんのコレクションである昆虫標本をみました。ドイツ箱７つ程でしたが、美しい様々な色や紋様をもつチョウやガなどのチョウ目（鱗翅目）、昆虫の中で最も大きなグループであり固くて丈夫な前翅をもつ甲虫目（鞘翅目）、セミやアメンボなど人間との関わりのあるものも多く、非常に多様性に富んだカメムシ目（半翅目）、ハナバチ、狩りバチ、寄生バチなど様々なくらし方をしているハチ目（膜翅目）などを身近にじっくりと丁寧に観察することができました。子供はもちろん、保護者や先生達など大人の方々も、初めて見る様々な昆虫に目を見張り、昆虫についての興味・関心を深め、好奇心をもつことができたようです。

＜子どもたちの感想＞
・竹筒バチのトラップを初めて作ったが、本当にハチが巣をつくるのか楽しみになった。
・ノコギリには苦労したけど、トラップ作りの作業は、とても楽しかった。
・キツネノカミソリのペンダントは、とてもステキで、首にかけられてよかった。
・ヒガンバナでもできると言っていたので、また楽しみになりました。
・キツネノカミソリを押し花にした。どんな感じなるか楽しみです。
・たくさんの昆虫標本を見ておどろいた。そのうちいつか、標本を作ってみたい。
・世界にはいろいろなきれいなチョウがいるんだと思った。
・モルフォチョウというものを初めて見た。CDのうらが光るのと同じと言っていたけど、あまりよくわかなかったので、また教えてもらおうと思った。
・オオスズメバチの女王バチは、とても大きくすごい迫力があった。
・甲虫には、光るものが多いということがわかった。（タマムシ・コガネムシ・ハムシなど）

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