速報レポート８　【庄内未来研究所】所長・課長会

＜活動内容＞
　本学園には全生徒が所属する【庄内未来研究所】があります。これには【防災】【福祉】【健康】【観光】【浜名湖】【テクノロジー】【歴史】【花とみどり】【グルメ】の九つの課があり、自然体験、地域貢献、史跡 調査、地域住民との合同学習等の探究活動を行っています。
　所長や課長は生徒が担っていて、定期的にあるいは随時｢所長・課長会｣を行っています。
　最も大事なことは、子供たちが｢主体的｣に考えること、行動することです。それを全職員が共有しています。本学園の教育目標は｢主体的に学び協働しながら未来を創造できる市民の育成｣の具現を目指しているからです。

　｢庄内未来研究所｣には地域住民の方々からオファーがあったり、こちらから地域のイベント等に企画を持ち込んだりします。
　その地域住民との打ち合わせや協議等も課長が対応します。所長が同席することも多くあります。所長も課長もビジネスマナーの本を読んだり、調べたりなどして接遇のスキルも身に付け、実体験を重ねています。名刺も自分たちでデザインしていて、もうじきできるようです。
　この日の打ち合わせでは、商工会の倉庫のシャッターに｢庄内未来研究所｣で絵を描いてもらえないか、というオファーに｢福祉課｣の課長が対応していました。また、庄内協働センターで行われるサマーフェスティバルで｢ハーバリウム講座｣をしたいという意向を、｢花とみどり課｣の課長が主催者に伝えていました。

｢庄内未来研究所｣の所長の思い
・私たちはいずれ親から自立して、社会の中で生きていくことになります。この｢庄内未来研究所｣では、私は所長として地域社会の方々と直接お会いする場面がたくさんありますが、自分で考えて自分で発信する勉強ができると思っています。何を伝えるか、どう伝えるか、どの言葉が適切か、何を準備すると良いか等を考えることができています。
・｢所長・課長会｣では、現状や進捗状況などを話します。うまくいっていないことがあっても、課長たちはそのことを正直に伝えられるし、その問題点についてみんなで助言をすることができていて、前向きで具体的な話し合いができる関係が築けていると感じています。
・何をおいても、先生方が私たちを信頼して任せてくださっていることがありがたいです。自分たちの地域を自分たちで活性化できているという感覚が、｢とても楽しい｣につながっていると感じます。

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