速報レポート１９　【庄内未来研究所】｢浜名湖課｣の探究活動｢浜名湖をより良くするためには何をすればよいのだろう｣

＜活動内容＞
　庄内学園高等部の総合的な学習の時間【庄内未来研究所】の｢浜名湖課｣は、｢浜名湖をより良くするためには何をすればよいのだろう｣をテーマに探究活動をしています。
　一人一人が問題意識をもっていて、それを個人の探究課題に据えています。以下は、生徒の探究課題の一例です。
　・浜名湖のアサリが減った原因と言われているクロダイを僕たちが釣る。
　・釣ったクロダイをおいしくいただく調理法を研究する。
　・｢浜名湖はきれいか｣を地元住民の目線､漁業関係者の目線､旅行者の目線で比較する。
　・浜名湖に棲む生物をすべて目視する。
　・浜名湖の水質や生物について、定点観察し続けて、データから何かを導き出す。
　・浜名湖のアサリが減った原因と言われているクロダイを釣るために有効なルアーを作る。
　
　この日の学習では、これまで調べてきたことを課の中で発表し合いました。11月に他の課の生徒に自分が探究してきたことを説明する会を開くためです。説明が足りない箇所を指摘し合ったり、もっと詳しく知りたいところを質問したりなどしていました。｢浜名湖のアサリが減少した原因の一つとされているクロダイを、僕が作ったルアーで釣る｣というテーマを持っている生徒は、ルアーの試作品を示しながら説明をしていました。

＜子供たちの感想＞
・身近な浜名湖だけれど、僕は実際に船で湖上に行ったことがない。｢知っている｣とは言えない。まず、実際に行って、見て、水に触れて、魚を釣ることを通して、｢知って｣いきたい。調査は、現地に立つところから始まると思う。
・100円ショップの物で作ったルアーを見せてもらった。細かくてきれいだった。僕も次の授業から作ってみたい。
・僕らが調べたことや調べたことから考えたこと、伝えたいことがある。｢浜名湖課｣の人たちだけでなく、他の課の人や、学校の生徒以外の人たちに伝える機会を作りたい。

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