速報レポート２２　【庄内未来研究所】｢浜名湖課｣、｢浜名湖のアサリを保護する仕組みをクロダイから考える｣

＜活動内容＞
　庄内学園では総合的な学習の時間【庄内未来研究所】を毎週金曜日の午後に行っています。
　九つの課の内、｢浜名湖課｣では｢私たちの地域の宝である浜名湖を２０年後も豊かな湖として守るために、私たちができることを考えて行動しよう｣と探究してきています。

　一人一人の興味関心によって、また問題意識によって個別の探究課題をもって学習していますが、ある生徒が｢浜名湖のアサリを守っていきたい｣という課題をもって調べたら｢クロダイによるアサリの食害｣という内容を知りました。｢それならば、クロダイの生態を調べたり、このクロダイを釣ってよりおいしく食べたりするというのはどうだろうか｣という生徒の提案に、学区にある｢遠鉄ホテル＆リゾート｣の総料理長の大野公司さんが応えて、クロダイの調理法を教えに来てくださいました。

　生徒はクロダイの三枚おろしに挑戦、照り焼きにも挑戦しました。

　豊かな浜名湖に棲むクロダイ、アサリ、生物のバランス、命の関係性、そして、ここに人間が介入することの是非等、生徒たちの会話から聞こえてきました。

　身近にある自然や地域の人たち等によって、生徒の学びはより深くなっていくことを感じました。

＜子供たちの感想＞
・今日の授業では、遠鉄ホテル＆リゾートの大野公司さんにクロダイの三枚おろしの方法や照り焼きにする方法を教えていただきました。大野さんを含めて４人の料理人の方々が来てくださいました。僕たちの思いのために4人ものプロの方が来てくれるなんて、地域の方々は本当に温かいと思いました。
・今日、僕たちが食べたクロダイは30匹。これでほんの少し、浜名湖のアサリが守られたと思います。｢たかが30匹、されど30匹｣。これを、どうやって地域に広めていくのかを考えていますが、その一つの方法として、11月30日(土)に行われる地域のマルシェで、この取り組みをポスターにして紹介しようと企画を始めています。

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