速報レポート１８　【庄内未来研究所】花とみどり課｢私たち中学生が地域住民の“講師”に｣

＜活動内容＞
　高等部【庄内未来研究所】の｢花とみどり課｣の生徒が、8月24日(土)に庄内協働センターで行われた【庄内協働センター2024サマーフェスティバルin防災(庄内協働センター夏まつり)】に”講師”として参加しました。地域住民の方々を対象にした｢ハーバリウム講座｣と｢竹で担架を作ろう｣講座です。

　この件は、｢花とみどり課｣の生徒が地域住民の皆さんに、自分たちが学んでいる内容を伝えたいと考え、課長(課長も生徒)がこの行事を企画している団体に申し入れたことで実現に至りました。
　このために｢花とみどり課｣が行ったことは以下の通りです。

５月31日(金)　
　｢庄内未来研究所｣所長・課長会で、【庄内協働センター2024サマーフェスティバルin防災(庄内協働センター夏まつり)】の企画を知る。
　課の会議で、これに参加しようという希望がまとまる。
６月３日(月)
　課長が主催者の代表に申し入れをする。
６月18日(火)　
　課長が主催者と直接会って打ち合わせをする。以降、電話も含めて複数回打ち合わせを行う。

６月、７月、８月
＜ハーバリウム担当＞舘山寺サンビーチに行って、貝殻を拾い集める。スターチスの花を切る。小瓶やオイルなど必要物品の予算を立てる。
＜竹の担架担当＞放置竹林から竹を６本切り出す。枝や節を払って乾燥させる。

　８月24日(土)当日は、｢花とみどり課｣のブースに延べ150人程の地域住民の方々が来てくださり、ハーバリウムを作ったり、竹の担架を体験してくださったりしました。ハーバリウムについては用意した60個分、すべて無くなり足りないくらいの盛況ぶりでした。

＜子どもたちの感想＞
・私は｢花とみどり課｣の課長として、｢研究したり考えたりしたことを地域に発信したい｣｢行動に移したい｣｢多くの方々に知らせたい｣という思いで探究活動をしています。今回、地域の方に自分たちからその意志を伝えて行動したので達成感があります。ここに至るまでに多くの方々に助けていただきました。感謝の気持ちでいっぱいです。
・舘山寺サンビーチという庄内地区の自慢の場所に行って貝殻を拾って、ハーバリウムにすることができました。このハーバリウムは実は単なるハーバリウムではなくて、災害などで避難した時にこのハーバリウムの下に懐中電灯などを置いて照らすと、一層きれいで明るくなるという効果をねらったハーバリウムです。しかも、地元の舘山寺サンビーチの貝殻が輝けば、｢ああ、自慢の故郷の湖だなあ｣と、被災した苦しく悲しい気持ちも少し癒されるのではないかと願って作りました。
・竹林は、放置すれば｢問題の｣竹林だけれど、活用すれば｢有効な｣竹林になると思いました。人の発想や知識、知恵、アイデアこそが持続可能な社会を創ると思いました。

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