速報レポート３７　アルゼンチンアリの巣の撃退と校内モニタリング

　７月２４日（日）に急きょ府立大学の学生が、粘着トラップの回収をしたいということで、顧問が対応した。部員は呼ばなかった。上田先生と学生と顧問で中学校内を回ったところ、上田先生がアルゼンチンアリの巣を２か所発見された。
　２５日（月）に上田先生が発見されたアルゼンチンアリの巣２か所を駆除するために、部員で薬剤をまくことにした。２８日の東京での発表でアルゼンチンアリの標本を配布する計画だったので、まず巣で吸虫管を使用してアルゼンチンアリを１００匹採取した。そののち、エサタイプの駆除剤と液体状の駆除剤の両方を使って、アルゼンチンアリの巣にいるアルゼンチンアリ（女王を含む）の駆除を行った。そののち、平林地区のアリのモニタリング調査をして活動を終えた。
　８月１８日（木）に校内でアリのモニタリングを行い、１９日（金）にアリの同定を行った。アルゼンチンアリの巣２か所を撃退したので、アルゼンチンアリがいなくなっていることを期待したが、１か所からアルゼンチンアリが見つかった。繁殖力の強いアリなので、なかなか根絶は難しいと感じた。３年前は学校中がアルゼンチンアリでほかのアリが見つからなかったことを考えると前進しているので、残りの箇所のアルゼンチンアリを根絶できるようにしたいと感じた。

7/24　大阪府立大学の上田先生が見つけたアルゼンチンアリの巣（内部を調べるために切り株をかなりそいでいる）

7/25　エサタイプの駆除剤と液体の駆除剤両方を使用してアルゼンチンアリの駆除をしている。（別の巣）

7/25　平林地区のモニタリング（吸虫管で吸ったアリを保存容器に）

7/25　平林地区で吸虫管を使っているところ

7/25　採取したアルゼンチンアリをエタノールで殺処分して袋に詰めているところ。

8/18　アリを集める砂糖水を湿らせたベイトトラップ

8/18　エサタイプの駆除剤とまきながら、ベイトトラップを回収している。

8/18　ベイトトラップを回収しているところ

8/18　体育館の裏側も調査する。

8/18　調査が終了して第２理科室に戻ってきたところ。

8/19　電子ルーペでアリの同定作業をしている。

8/19　普通のルーペを使ってアリの同定作業をしている。

8/19　GPS機能付きカメラにある顕微鏡モードを使って同定作業と撮影をしている。

大阪府立大学の上田先生にアリを送るときに使っているスクリューキャップチューブ（エタノール水溶液入り）

学校でアリを保管するのに使っているビニール袋

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