NO団体名主な企画内容
23 伊那市立長谷中学校(長野県) 「中学生にできる地域興し~伝統野菜でふるさと長谷をHOTに~」
過疎化が進む長谷地区で、地域おこしのために「内藤唐辛子」を栽培し、地域住民と共に育て、地域食材として宣伝することで地域活性化を目指す。ふるさとを大切にする思いや、将来この地で生活し地域を守る思いを育む活動。

速報レポート16 地域の目玉になぁれ

活動日:7月20日(木)
参加者:長谷中学校3学年10名
指導者:学校職員2名

【学級通信より】



 20日(木)、昨年度収穫分の実を使って、一味とラー油作りを行いました。これは2日後に南アルプス太鼓の演奏で参加する「山フェス」で販売をします。今回も現場監督に校長先生をお招きし、調理の仕方を教わりました。
 材料はオリーブオイル、ゴマ油、ニンニク、ネギ、内藤とうがらし。ラー油を100本作るためにたくさんの材料が机に並びました。まずはハサミで内藤とうがらしのヘタを取り、種を取り除きます。それをミキサーにかけ粉末状に。これで一味の完成です。ミキサーにかけている間、とうがらしの粉が調理室中に舞い上がり、みんな咽(むせ)ていました…。
 今年は学校の畑でニンニクがたくさん採れたため、急遽ガーリックオイルを作ることに。オリーブオイルとニンニクと内藤とうがらしで作れます。試作品のため10本ほど作りました。







 さて、今回メインとなるラー油作り。まずはオリーブオイルの鍋いっぱいに注ぎ、学校で採れたニンニクとネギを刻んで入れます。オリーブオイルの温度が上がっていくにつれて、中のニンニクが揚がっていい匂いが立ち込めます。まるでイタリア料理の厨房。お腹が鳴ったね。
 その間にミキサーにかけた内藤とうがらしとゴマ油少々をボウルに入れ、かき混ぜておきます。もうすでに真っ赤っ赤で辛そう。火にかけたオリーブオイルはニンニクが揚がって浮いてきたら準備OK!




 180℃ぐらいまで上がったオリーブオイルをゴマ油&内藤とうがらしのボウルに一気に流し込みます。ジュワーという音とともに湯気もモワモワ。ボウルの中はグツグツ。マスクは必須だったね。
 きっと生まれて初めてのラー油づくりだったと思います。ここまでは順調順調。冷めるまで畑の草むしりをして、プールで涼みましょう。







 草取りで火照(ほて)った体をプールで冷やし終えると、ちょうどラー油も冷めていました。次はラー油を濾(こ)していきます。もう見るからに辛そう。でもいい匂いもします。どんな味になっているのかな?味見はあとのお楽しみ。
 大きな容器に移し終わった後、今度は小瓶に移し替えていきます。いよいよ商品に近づいていきます。始めは「大体これぐらいだろ~」と個々に詰めていきましたが、「お店にある商品はみんな同じ量」という意見から、スポイトを使って一本一本均等に揃(そろ)えていきました。生産者、消費者の立場を考えるのもいい勉強になりました。








 ラベルもみんなで考えて作りました。クラスのロゴも入って良い感じ。クラスの愛称「おてんと3(さん)」にちなんで、ラー油の名前は「長谷の太陽」と命名しました。私たちが作ったこの内藤とうがらしのラー油が長谷の地域食材になって輝くことをみんなで願っています。
 金曜日は内藤とうがらしの苗を長谷の地域に配ります。前回遠くて行けなかった場所までワゴン車に乗って届けます。喜んでもらえるといいね。このラー油も試食していただいて、もっともっと内藤とうがらしの魅力を知ってもらおうね。



速報レポート1
速報レポート2 地域のために中学生ができること
速報レポート3 内藤とうがらし 無事移植終了
速報レポート4 マルチで植え替え準備
速報レポート5 長谷の縁側
速報レポート6 着々と 我らの思い 届きゆく~内藤とうがらしの俳句~
速報レポート7 期待に応えたい
速報レポート8 保護者の方々に感謝
速報レポート9 一歩前進 地域の方々に感謝
速報レポート10 雨は降らねど 草ボーボー
速報レポート11 伊那市のために 長谷のために
速報レポート12 摘心 摘葉 農業は奥が深い
速報レポート13 STEP BY STEP ~一歩一歩確実に~
速報レポート14 やりがい
速報レポート15 長谷を真っ赤に染めようっ!
速報レポート16 地域の目玉になぁれ
速報レポート17 長谷を真っ赤に 長谷をHOTに
速報レポート18 YAMA FES 2017
速報レポート19 実がなった!
レポート20 「あっという間にジャングル!」
速報レポート21 「新種!? 内藤ししとう!?」
速報レポート22 「劇的Before After」
速報レポート23 「赤は・・・やっぱり・・・」
速報レポート24 「赤の収穫~序章~」
速報レポート25 「赤い絨毯」
レポート26 「秋の『紅葉』ならぬ『紅実』」
レポート27 「摘んでも摘んでも 抜いても抜いても」
速報レポート28 「種抜き始めました!」
速報レポート29 「おてんと3の収穫祭」
レポート30 「中学生が地域を支える」

■別年度のレポート
2020年度 鍬を持て!中学生の開墾キャンプ ~ふるさとの自慢の畑と味を復活させよう~ 実施レポート
2018年度 鹿嶺の頂を極める! 〜激辛ジビエカレーで地域おこし〜 実施レポート

プログラム検索に戻る