速報レポート１　中学生にできる地域おこし

☆中学生にできる地域おこし☆
　私たち３年生は、今まで総合的な学習の時間に、「中学生にできる地域おこし」をテーマに、鳥獣食害問題、長谷の宝、鹿嶺高原ＰＲカレーフェス開催、唐辛子の活動など、さまざまなことに取り組んできました。そして今年は「中学生にできる地域おこし」最終章。今年はこんな学習をしたいと思います。

『鍬(くわ)を持て！中学生の開墾(かいこん)キャンプ』
　　～ふるさとの自慢の畑と味を復活させよう～

活動目的
長野県伊那市長谷は過疎化の波が止まらず、年々人口が減少している。それに伴い、かつて農業で栄えていたがそれを引き継ぐ人がいなくなり、耕作放棄地が点在している。土地の衰退、また土地の衰退(すいたい)を憂(うれ)いている地域の人々の気持ちを、地元の中学生にできること、中学生の元気で地域おこしをしていく。

概要
伊那市長谷の市野瀬地区では５０年以上前はダイコン栽培が盛んだったが、過疎化に伴い、耕作放棄地が増えている。山に戻りつつあるその耕作放棄地にテントを張り、地域の方々も招きながらキャンプをし、中学生が畑を開墾する。

活動の内容
①長野県伊那市長谷は過疎化の波が止まらず、年々人口が減少している。それに伴い、かつて農業で栄えていたがそれを引き継ぐ人がいなくなり、耕作放棄地が点在している。昭和４０年代頃には、長谷の市野瀬地区ではダイコン栽培が盛んで、「市野瀬のダイコンは最高に美味しい」と評判だったと、地域の高齢者から話を聞いた。しかし今ではその畑も荒れ地になり、もう数年で山に返ろうとしている。そこで地元の中学生が鍬を持ち、その地を開墾し直し、もう一度ダイコン畑を復活させ、市野瀬のダイコンを地域の方々に振る舞う。
②開墾のためのキャンプには、地域の方々にも声をかけ協力していただき、共に作業をしたりふれあったりすることで、ふるさとの歴史や魅力をお互いに再確認する。
③さらに、このダイコンが美味しく育ち、地域の方々が喜んで再び栽培し始めてくれたり、地域の若者や移住者がここでダイコンを育てたい、この地を大切にしたいと思い始めてくれたりすれば、耕作放棄地の復活にも繋がると考えた。
④おいしさの秘訣は「品種」か「土」かの検証。かつてのダイコンの種がまだ残っているか、地域をたずねて歩く。また種がなかった場合は、この土地の「土」が良いのかどうかの検証をし、収穫後に味比べをしてみる。

この学習活動のポイントと願い
かつて地域の人たちに愛され、育てられていた市野瀬地区のダイコンに着目したこと、耕作放棄地の再利、そして何より、中学生が山に入り、鍬をもって開墾をし、畑を復活させるという自然体験。荒れ地を人の力で耕すということは容易なことではないですが、当時、土地を開拓した人たちの想いや苦労を体験してほしいと思っています。自分たちの住む地域を自分たちの足で歩き、もう一度見直したい、地域の人たちを元気にしたいという願いがあります。
　キャッチフレーズは「鍬を持て！」です。

　いよいよ最終章。上記の太文字が願いです。私自身もこの苦労を知りません。だからみんなと一緒に当時、長谷村を開拓し、長谷村を大切にしてきた人たちの想いに触れたいです。大変ですよ。大変だからこそやりがいがあるし、楽しくなります。やるぞっ！　ＨＹＰＥＲ　ＯＴＥＮＴＯ ３！

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