速報レポート2 はじめの一歩 ~自分の目で 足で 感じて~(1)活動日:7月22日(水)
学級通信(おてんと3)より
参加者:長谷中学校3学年15名 指導者:学校職員2名 地域の方1名 ☆はじめの一歩 ~自分の目で 足で 感じて~①☆ 今から50年以上昔、伊那市長谷(旧長谷村)では農業が盛んで、市野瀬地区でもさまざまな野菜が作られていたそうです。そのなかでも「市野瀬で作られるダイコンは絶品」と謳(うた)われるほど真っ白で艶(つや)の良い、おいしいダイコンができていたとか。 で も月日が流れるにつれ、長谷村は過疎化の波にのまれ、この市野瀬地区の人口も減少。高齢化が進み、畑を作る人たちがどんどんいなくなっていきました。土に恵まれ、肥沃(ひよく)な土地もそのままに、年月と共に耕作放棄地になってしまっています。 当時の長谷、市野瀬の人たちは、便利な器具や機材もなく、どのようにして土地を切り拓(ひら)いたのか。どんな思いでこの土地を切り拓き、守ってきたのか。この開墾キャンプで見聞きすること、経験することは自分たちが住むこのふるさとのことを知る、大切な学習だと思います。 先週は、みんなで市野瀬の山まで上がり、実際に市野瀬の畑を見てきました。 畑?どこ?まず地面が見えないよ・・・ 自分たちの背丈と同じ?いやもっと大きい草、草、草・・・草が広がっている・・・ まず畑に着いて、みんなの第一声は「畑?どこが?」でした。そう、そこは昔は畑だったのですが、今はほぼ跡形もなく・・・草むら・・・というよりは山・・・。 途方(とほう)に暮(く)れていると市野瀬に住んでいる宮下勇(いさむ)さんがいらして、みんなにお話をしてくださいました。この宮下勇さんは、今回私たちにこの土地を貸してくださった方です。早速、勇さんがお話をしてくださいました。 宮下勇さんのお話 で、今日お願いしたいことは、ここに来てくれた15人に畑を作る作業を経験してもらうんだけど、学校の中で勉強をするのに比べると「なんでこんなに大変な事をやるんだろう」って思うこともあるかと思います。でもここに15人いるので、15人の30の瞳で、この耕作放棄地になってしまった市野瀬の現状を見てください。そして15の人の気持ち(心)でいろいろなことを考えてもらって、そしてそれぞれ15の目標や目的を探ってください。「ここでキャンプをやるんだという目標」でもいいし、「この耕作放棄地を開墾するんだ」でもいい、「当時どんなに大変だったかを体験したい」でもいい。自分なり気(き)の目的をぜひ見つけていってください。 最後に、修学旅行(に行けずに)は残念だったね。でもこの悔しかった経験というのは誰もができることだったわけではなく、みんなの時代だったからこそできる経験です。これから生活する上で、ずっと頭の中に入れておいて、勉強する上でも、スポーツする上でも、遊ぶ上でもその悔しさを一つの糧(かて)にしてやっていってください。とにかく、この学習を楽しんでください。一緒に頑張りましょう。 勇さんはニコニコしながら、当時のこの畑の様子を懐かしみながらお話しくださいました。同時に、この市野瀬地区に中学生のような若い世代が来てくれたことをとっても喜んでくださってもいました。 修学旅行に急遽行けなくなってしまった私たちに、この学習で楽しんでほしという言葉もいただきました。 速報レポート1 中学生にできる地域おこし 速報レポート2 はじめの一歩 ~自分の目で 足で 感じて~(1) 速報レポート3 はじめの一歩 ~自分の目で 足で 感じて~(2) 速報レポート4 15の心 30の瞳 速報レポート5 少しでも役立ちたい レポート6 ☆開墾キャンプ① ~根っことの格闘~ 速報レポート7 ☆開墾キャンプ② ~蘇れ!ダイコン畑~ 速報レポート8 ☆開墾キャンプ③ ~今日だけは叱られないね~ 速報レポート9 ☆開墾キャンプ④ ~50年前の光景を~ 速報レポート10 中学生の力でできること①~長谷の縁日~ 速報レポート11 芽が出た!でも謎の足跡・・・ ダイコンは大丈夫? 速報レポート12 中学生の力でできること②~長谷に元気を届けたい~ 速報レポート13 中学生の力でできること③~長谷中万博~ 速報レポート14 ☆ダイコン調査隊☆ 速報レポート15 ☆これが『中学生の力』です!☆ 速報レポート16 ☆喜んでくれるといいな☆ 速報レポート17 ☆ダイコンパーティーだぁぁぁ!☆ 速報レポート18 ☆開墾キャンプが長谷を動かしたね☆ ■別年度のレポート 2018年度 鹿嶺の頂を極める! 〜激辛ジビエカレーで地域おこし〜 実施レポート 2017年度 中学生にできる地域興し~伝統野菜でふるさと長谷をHOTに~ 実施レポート プログラム検索に戻る |