速報レポート１５　☆これが『中学生の力』です！☆

学級通信（おてんと３）より

☆これが『中学生の力』です！☆
　１０月１２日（月）、いよいよ「鍬を持てっ！中学生の開墾キャンプ」の終盤戦。みんなで市野瀬の畑にダイコンの収穫に行きました。この夏は雨がほとんど降らず、日照りが続きました。成長が心配で何度か様子を見に行きました。発芽がまばらでドキドキしていました。途中、勇さんが水を汲んで山に登って水やりをしてくださいました。そうしてあれから２ヵ月。やっとこの日が来ました。

　バスを降り、畑に着くとまずは「うおぉ～！ダイコンじゃ～！」という大歓声！立派なダイコンの頭が土から頭を覗かせています。昨日は髙木の親方、宮下勇さんをはじめ、地域おこし協力隊の方々も応援にかけつけてくださいました。

　勇さんは「みんなが夏の間に汗を流して頑張った成果がここに現れています。汗を流した分は必ず形となります。これから生きていく中でも、しっかり汗をかいて頑張ってみてください。」また「みんなのおかげでこの市野瀬の畑が復活したよ。本当にありがとう。」と喜んでいました。

　いよいよ収穫祭。この畑には２種類のダイコンの種を蒔きました。「ビタミンダイコン」は青みがかった小さめのダイコン。これはサラダ用に。一方「総太りダイコン」は直径１５cmを越える立派なダイコンに。私たちの育てたこんなにも立派なダイコンは、お店でもなかなかお目にかからない逸品です！

太くて抜けない～！

これ、何本あるの？

　髙木の親方が「普通、これだけ大きく立派に育つと『ス』が入ってしまって割れてしまうんだけど、このダイコンは割れることなく、本当にすごい！」と言い、一本『ボキッ』と折ってみました。中は真っ白でみずみずしく、きめ細やか。栽培は大成功でした。
　この日は土から頭がたくさんで出ている、大きめのダイコンだけを抜きました。それだけでも１２０～１３０本はありました。残りは冬かな？「雪の下ダイコン」もいいね！

葉っぱが違うけどこれもダイコン？

Dちゃん、それは山ゴボウだよ！

重たくて持ち上げられない～

中くらいの方が美味しいらしいぜ～

私の顔より大きいっ！

動物たちに食べられなくて良かった～！

折ってダイコンの中を見てみよう！

景色もダイコンも、５０年前の当時と一緒だよ。

　今回のこの収穫祭でのダイコンはざっと１４０kgほど。並べてみると圧巻でした。重たすぎて２本持ち上げることもできないぐらいの大物もありました。
　この夏の開墾キャンプでふわっふわに耕した土のおかげで、まっすぐに伸びた大きなダイコンができました。そしてなにより、この市野瀬の畑の土が素晴らしかったので、きめの細かいすべすべの、真っ白い肌のダイコンになりました。勇さんは「私が１０代の頃、母と一緒に作っていたダイコンにそっくりだ」とおっしゃっていました。　　　

　５０年前の美しく整備された市野瀬の畑の光景、そして５０年前の真っ白で美味しいダイコンを、私たち中学生の力で復活させることができました。地域おこし協力隊の方々も「中学生がこんなに頑張っているんだから、私たちもこの地をもっと大切に、元気にしていきたい」とおっしゃっていました。

　私は今回、なにより嬉しかったのは勇さんの笑顔です。今までこの長谷の地を創り、守り、大切にしてきてくださった地域の方々を笑顔にしてあげられたことです。こんなことができるのが「中学生の力」なのだと思います。みんなは本当に素敵な活動をしたのですよ。

　さあ、１５日（木）は市野瀬のおじいちゃんおばあちゃんたちを招いて、ダイコンパーティーを行います。きっともっとたくさんの笑顔に出逢えるはずです。よ～し、みんなでレシピを考えようっ！

ダイコンとったどぉぉぉぉぉっ！

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